【エピソード17】久々に購入した腕時計 オメガ スピードマスター CK2998

OMEGA
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Omega 311.32.40.30.02.001 Speedmaster CK2998 Pulsometer. Limited to 2998 pieces

2018年、最後に腕時計を買ってから8年が経っていた。ルミノールマリーナ PAM00115を2010年に購入してから次の時計を買うまでかなりの年数が必要になった。私の時計趣味の空白期間だ。突然興味が薄れる。長いこと趣味を続けているとそんなタイミングがしばしば誰にでも起こるだろう。他に夢中になるものに出会ったり仕事や家庭が多忙となり時間が取れなくなったりすることも要因の一つになるかも知れない。もう一つは資金的な問題だ。腕時計はおいそれと買えるものではない。とは言え、他の趣味もあったしパネライで満足していたので特に悲しい思いをすることも無かった。インスタグラムが世に出てくるまでは。

2016年から時計の記事を書くことになり、このブログも2017年から始めたのは、世界的に腕時計のブームが始まったからだ。そしてSNSの流行だ。なんとなくその波に乗りたかったんだと思うが、新しい時計が欲しかったという事ではない。欲しかったという事では無いのだが、SNSで見る他人の着けている腕時計がキラキラして見えた。

リーマンショックの影響で2010年くらいまではしばらく時計の相場・人気は低いもので、現在注目されているメーカーたちはそれでも必死に新作を作り続け中国の爆買い対象となり再び輝きを取り戻すことになる。一部リーマンショック前に人気があったブランドが立ち直れてないものの、全体的には腕時計人気は盛り上がっていると言えるだろう。

芸能人がテレビの企画で腕時計を買ったり、今まで一般的ではなかったビッグ3が「憧れの腕時計」になったりと、明らかにリーマンショック前と後では支持されるモデルが変わったり腕時計に対する認知度が変わってきたと思う。所謂おじさんの趣味だった1990年代、ファッションとして取り扱われ出した2000年代、「お金持ちの装備品」としての爆買い、共通の趣味を分かち合えるSNS環境、そして資産価値としての運用が2010年代に始まる。一部の複雑時計でなければ2000年代はパテックのスポーツモデルでさえ定価以下だったのだから、この変わり様は本当に衝撃的だ。ちまちま趣味で買っていた「おじさん」は今では「遊び」じゃ買うのも馬鹿馬鹿しいと思うだろう。

8年ぶりに時計を買うことになったのは、やはりブログを書いていたのがきっかけだ。新しい情報に触れたりすれば、増やす必要など無いのにどうしても気になり欲しくなるもの。空前のオメガブームだったことも背中を押した。ちょうど最後のパネライも手放し資金的に問題が無くなったのもある。知人の行きつけのタカシマヤウォッチメゾンで購入したのはパンダフェイスとパルスメーターがいかしている311.32.40.30.02.001。

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購入当時は現在の状況など知る由もなく、オリンピック公式タイムキーパーのオメガは東京五輪モデルを猛アピールしていた。海外の五輪ファン・オメガファンが日本にやって来てこの日本限定販売のモデル達を買うはずだったのに、その算段だったのに、まさかパンデミックが起こるなんて。未だに完売していないモデルがあるくらいだ。とは言え私もこの時にオリンピックモデルを買っておけば良かったな~なんて思うが今更である。五輪パンダフェイスと少し悩んだのだが、パンダ文字盤だけ予約販売だったのでCK2998に気持ちが傾いた。まぁCK2998も予約制だったが納品時期が異なる。

2本目の手巻きのスピードマスターである。デザインベースはプロフェッショナルではなくセカンドモデルだ。ファーストインスペースで有名で、オシャレなアレンジがなされている。赤い針はスポーティで格好良いし、サイズもアンダー40mmで細腕の私にもフィットする。

私が腕時計を買わなくなってから流行ったのが「ストラップ交換」だ。私が愛したパネライはレザーストラップを交換して楽しむのが当たり前だったが、いつの間にがスティールブレスレット仕様の腕時計を様々なストラップに換装して楽しむのが時計ファンの中で人気になっていた。NATOストラップ、ラバーストラップ、などが一般的になっていて、ラバーBなどブランドとして立ち上がるものまで誕生した。最近ではメーカーがストラップをたくさん用意するまでになっている。

このCK2998はすぐに手放した。次のスピードマスターが私の元に届いたからだ。流石にスピードマスターは2本も必要ないので鮮度の高いうちに手放した。国内定価669,600円で2⁠,998本の限定生産だったが55万円にしかならなかった。わずか2,3ヶ月で2割減なのは普通のリサイクルなら当たり前のことだろう。いや買った瞬間に値が落ちるものだ。ただロレックスや一部の人気モデルばかり見ているとその感覚が麻痺する。

8年ぶりに購入したオメガはあまり記憶にない。正直なところパンダ文字盤は少し飽きるのだ。買った時がピークだったと思う。次のスピードマスターは3年間着けているが、黒ベースで未だに愛用している。スピードマスターはノーマルのスピードマスタープロフェッショナルが一番良い時計であることはスピーディファンの共通の認識だとは思うが、限定モデルの魅力に一時的にヤラれてしまうのが面白い。

 

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