【エピソード13】販売価格で衝動買いした腕時計 タグホイヤー カレラ クロノグラフ

CARRERA
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TAG HEUER CARRERA AUTOMATIC CALIBRE 16 CHRONO CV2013.BA0794

値段を見て腕時計を買うのはオススメしない。欲しいなと心のどこかで思っていたのであれば百歩譲って良しとしても、候補リストにも載って無いようなモデルにたまたま出会って購入した理由が値段だとしたら、それは正解ではないと思う。

2007年、手元の腕時計が増えてきたことや、パネライ購入でミディアムサイズの時計たちへの興味が薄れてしまい不要に感じてきたことで、腕時計の整理を始めることにした。そのほとんどを中野のジャックロードで買い取ってもらい、買取金額に対して更にフジヤグループのポイントも貰えて、帰りにフジヤカメラで新作のサイバーショットに交換してもらった。しかしまぁ、この時に戻れるならサイバーショットを諦め、売却を止めておけば良かったと思う。さらに言えばパネライに手を出さなければ違った現在があっただろう。パネライを買った現在と買わなかったらの「もしもの現在」、私にとってどちらが良かったのだろうか。

ルーティン化していた時計ショップ巡りの中でソレに出会った。新宿の中古ブランドショップ バースデー(現在はもう無い?)で128,000円で販売されていたと思う。手元に腕時計が無くなったこと、軍資金にゆとりが出来たことで、「価格」だけ見て買ってしまったソレはタグホイヤー カレラ・クロノグラフという新作で、当時ブラッドピットが広告に起用されていて若い社会人にじわりヒットしていた。仙台時代に地下鉄で背の高いサラリーマンが着けていたのを見掛けたが格好良かったな。ただしブラッドピットと同カラーのブラックだったが、私が購入したのはブラウンカラーで時計に使うカラーとしては珍しい方だと思う。

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時計には着けてわかることがある。むしろ買う前より買った後に分かることの方が多いだろう(当たり前だ)。このカレラクロノグラフはブ厚く着けづらかった。ブレスレットは薄くケースは重くアンバランスだと感じたし時計が手首で動くのは気になる。良いポイントは41mmのマズマズなサイズ感と、顔のバランスはバルジュー7750のままなのでイケメンな事だ。年下の同僚はブルーを買っていたし、値段と見た目の良さは20代30代に大きく訴求した。このカレラクロノグラフはタグホイヤーに活気をもたらしたと思う。

1999年にLVMHグループ傘下になるが、90年代のタグホイヤーと、

2000年代のタグホイヤーではデザインや雰囲気がガラっと変わった。どちらが好みかは人それぞれで構わないが、確かに2000年代のデザインの方が若者には受けるだろう。因みにブラウンカラーのカレラクロノグラフは2ヶ月で私の元を去っていった。と言うより購入したバースデーへ戻って行った。115,000円で引き取ってくれたので13,000円で2ヶ月レンタルしたようなものだ。使ってみるまでわからないことがある。私には合わなかったのだが、ストラップ交換が今の様に一般的だったらもしかしたら楽しみ方を変えて半年ほどは着けていたかも知れない。それとブラックだったらまだ持っていたのかも知れない。ともかく、時計は値段だけで買うのはオススメしないという事だ。

 

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