【エピソード11】3本目のロレックスはサブマリーナーデイト 1984年印の16800

ROLEX
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2007年、私の時計人生の転機の年だ。この時の「気持ち」が無ければ、このブログももっとオシャレだったのかも知れない。それについては次回に書こうと思う。

私は転勤生活から東京に戻ってきていた。そろそろ結婚かな?などと考える時期だったので、独身のうちでしか時計趣味など続けられないな、とも思うようになっていた。実際に結婚するのは翌年なのだが、それ以降十数年間自分の銀行口座に触れていない。所謂「お小遣い制」というやつだ。ご存知の方も多いと思うが、お小遣い制だと高級な腕時計なぞ買えるわけがなく、独身時代にヘソクる他ないが結婚式やら新生活にも当てがわれることで懐事情はお寒い限り・・・。手巻きのデイトナでも買って寝かせてれば良かったと思う。

新橋の土橋口近くにあったドン・キホーテのブランド品中古売り場で出会ったのはロレックス サブマリーナーデイト 16800。まったく腕時計など買うつもりは無かったが、198,000円の値札が付いたロレックスに興味が無い訳がない。しかしこの中途半端な時代の中古時計は人気が無かった。フチなしならプラ風防、フチありなら現行機じゃないと誰も見向きもしなかった。だから20万円以下でも売れ残っていたのだろう。香港で販売されたスタンプのある保証書だけが付属品だったが、日本ロレックスでオーバーホールをされたばかりでプラスポイントだろう。その代わりに針がルミノバ夜光に変わってしまっていて、コレは大きなマイナスポイントだった。だが買って使っていれば気に入るかも知れない。そう思い連れて帰った。手元にロレックスが無かったのも理由の一つだった。

2000年代では1980年のモデルは不人気だった、時計としても中途半端な時期だ(ムーブメントも過渡期だと言える)。デイトナやエクスプローラーは別だが、シードゥエラー16660、フチあり5513、エクスプローラーIIの16550(レイルやアイボリー以外)、GMTマスター16750、GMTマスターII 16760、そしてこの16800。今では出回りが少ない分、評価が高くなっているが、誰も着けていなかった。そしてトリチウムの枯れる時期でもあった。日本ロレックスでオーバーホールをする場合、光らなくなった針は問答無用で新しいものへと交換される。そして夜光の種類が変わってしまうのだ。

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交換されてなければ、こんな表情だ。とても良い雰囲気だと思う。これで20万円なら文句は無かったのだが、オメガのスピードマスターの時もそうだが「気に入らないポイントが出てくると、手元に残したくなくなる」のだ。今の知識があれば、針をebayで購入し入れ替えたりすることもできたと思うが当時は思いつくことはなかった。

手元に最大数の時計があった。アクアノート、オーヴァーシーズ、クォーツのロイヤルオーク、そして色白な針のサブマリーナーデイト、イカサブ、ナビタイマー、そして着けずに見ているだけのスピードマスターだ。今思うのはここでストップして維持、結婚して時計の事なんか考えずにローテーションしていればどんなに良かったか。この次に出会う時計が、私の糧にもなったがやや後悔しているモデルだ。

1998年から始まった時計趣味も10年が経とうとしていたが、年を重ねるごとに時計を購入した時の記憶が薄まっている。思い入れが少なくなっていたんだろう。その時その時、リアルタイムで記録を残しておけば良かったと思うことが少し残念だ。しかしこのタイミングで書けただけでも良しとしよう。

 

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