【エピソード14】「デカ厚」に憑りつかれて購入した2本目のパネライ PAM00090

PANERAI
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Panerai Luminor Power Reserve PAM00090

熱は冷めない。心は「デカ厚」で満たされており、40mmのパネライでさえ小さく感じるほどに感覚が麻痺されていた。デカ厚は麻薬だった。手元の腕時計をほとんど手放していたこともあり次買う時計もパネライになることは偶然ではなかった。

2007年、仕事帰りに有楽町駅隣にあったコメ兵でソレに出会った。時計趣味の日課の如く時間があれば時計を販売しているショップを覗いてしまう習慣のせいで、以前から気になっていたルミノールパワーリザーブPAM00090を買う羽目になる。購入価格は548,000円は(クレジットカード払いだと異なる)「現金価格」だったため銀行の引き出し上限50万円をデビットカードで支払い、残りの48000円を現金で払った。会計時に50万円までとは知らずに恥ずかしい思いをしたのを覚えている。

当時パネライは人気ブランドで、パワーリザーブモデルをおよそ55万円で購入できたのは、比較的お買い得だったと思う。Dバックルではなく尾錠タイプだったのもあるだろう。このルミノールパワーリザーブPAM90の文字盤バランスは、他のパワーリザーブ(インジケーターを配した)モデルに比べてもかなりバランスが良いと私は思っている。40時間ほどしかないパワーリザーブのインジケーターが可愛らしいがどうだろうか?44mmのラージケースに自動巻きムーブメントOP IX(バルジュー7750ベース)を搭載した防水300mの超格好良いパネライウォッチで、パネライ好きなら1度は憧れたはずだ。

私の画像フォルダにはこの時計の写真が結構残っていた。それだけ好きだったんだなと気付く。BEST系ISHIDA表参道店でストラップを買ったりもした。パネライはストラップで楽しむのも文化なのだ。

いよいよミディアムサイズのアクアノートは着けなくなった。少し話がズレるが、当時の彼女さんである現在の奥様がアクアノートを普段使いに丁度良いと着けていたのだが、私サイズのストラップは緩くなかったのだろうか?と思う。奥様も以前は時計が好きでカルティエのサントスガルベ(もちろん自動巻)、フランクミュラーのロングアイランド(コレはクォーツ)、ロレックス チェリーニ、デイトジャストなどを愛用していたが、出産を機にデイトジャストだけ残して処分してしまった。ソレもあまり着けておらず(育児中に着けるタイミングが無いとのこと)、最近はもっぱらアップルウォッチだ。

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私のパネライ愛は長く続いた。しばらくパネライばかり着けるようになっていた私はデカ厚の雰囲気に酔っていたのだ。このルミノールパワーリザーブはかなりのお気に入りで愛用していたが、ある日ルミノールベースを着けていた年下の彼に言われたことが私のパネライ愛に引っかかりを生みだした。パネライへの本当のリスペクトはルミノールベースなどのユニタスムーブメントを使用した手巻きモデルを愛用すべきなのではないか?と言う台詞だ。ちょっとしたささくれの様なものだが、心のどこかでチクリとした。

コレを読んでくれている皆さんはどう思うだろうか?パネライは手巻きモデルを知らずに終わってはいけないと感じるだろうか?

私がパネライに興味を持ったのはルミノール1950やサブマーシブルなどで、所謂ベーシックモデルでは無かった。当時はPAM104やPAM72などの自動巻きモデルが人気だったし、ダイヤコレクションやラトラパンテなんかはお金持ちがこぞって買っていたので、手巻きは安いパネライの部類だったと思う。いや、待て。お前はシンプルで武骨な時計が好きだったのだろう?最初を思い出せ。エアキングだったのではないか?いつからデカくて派手なものが好きになったんだ?私は自問自答し、本来の時計愛、道具愛、パネライ愛を確かめようと思うのだった。3本目のパネライはしばらく経ってから買うのだが手巻きモデルを選ぶことになる。

 

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