IWC Pilot’s Watch Mark XV IW3253-01 IW325301
2000年当時ロレックスのエクスプローラー人気に対抗した唯一のモデルであり、不偏のパイトッロウォッチであるIWC Mark XV 3253-001。
1999年から2006年の後継機マーク16誕生までの6年間製造された人気モデルです。
今回は絶妙な大きさが今後のトレンドにマッチすると思われますので、気になる方はチェックしてみてください。
IWC Pilot’s Watch Mark XV IW3253-01 IW325301
38mmのケース径、Cal.37524(ETA2892)、60m防水、インナーケースによる耐磁性、デイト表示付自動巻きモデルです。創業125周年の1993年にマーク12が誕生し98年に生産終了。
マーク15は1999-2005年の6年間、製造されました。当時は異常なロレックス エクスプローラーⅠ人気の最中、「対抗馬」としてメディアに多く取り扱われます。
・見た目が似ている
・プライスゾーンが近かった(マーク15の方が安い)
・エクスプローラーの在庫が無かった
・デイト表示付で便利
・耐磁性能が電子機器の多い現代向き
など「無理やり」なコジつけでマーク15を盛り上げていた印象です。
あまりのRef.14270 Ref.114270の白熱ぶりに便乗したかったのですね。おかげで、すっかり有名になったIWC。
フリーガークロノやドッペルクロノ(TOKIOの国分太一さんやジュビロのゴン中山さんなども愛用)なども人気が出ました。
マーク15 ファミリー
6年の間でマーク15はバリエーションを増やします。
ジュビリータイプのブレスレットは初期の仕様ですね。
文字盤にもトリチウムを使っているのが特徴です。
雰囲気は革ベルトモデル同様にマーク12に1番近いクラシカルで
セミ・ビンテージとも言えるモデルではないでしょうか?
夜光もルミノバに。
白文字盤の生産数は黒に比べ少なく、やや希少性を含んでいます。
もしかしたらエクスプローラーⅡ人気にあやかったのかも知れません。
2004年にはスピットファイヤーと称しメタルインデックス+リーフ針の高級感あるフェイスが誕生します。
基本スペックはノーマルと同じですがリシュモンの意向かゴージャス路線に切り替わりつつありますね。
シルバーダイヤル。
バリエーションが増えてきました。
だいぶパイロットウォッチ感が無くなってきました・・・。
こちらは2002年に1000本限定で発売されたスピットファイアIW325305。
スペードハンドが超格好良いですね!
デイト表示が無いクラシカルなモデルです。
英国空軍と独空軍が第2次世界大戦中に交戦した「バトル・オブ・ブリテン」60周年の記念モデルですね。
英国軍の戦闘機スピットファイアが活躍したこと讃えているのでしょう。
当時こんなスペードハンドのモデルがあったのかは不明でしたが、あらためてHPを見ると1930年代のRef.436が似ていました。
An iconic Battle of Britain photo, Spitfires from, 610 Squadron, based at Biggin Hill, Kent, fly over South East England.
BIG PILOT’S WATCH – 1940 REF.431
NAVIGATORS WRIST WATCH MARK XI – 1948 REF.6B/346
IW325301 レビュー
では、あらためてIWC マーク15をじっくり見てみましょう。
いやぁ格好良い。ホレボレしますね。
バトンとペンシルの組み合わせがなんともクールです。
太さが異なるため、見間違うことなく ひと目で時間を確認できます。
スピットファイアは好みが分かれますが、わたしは確実にノーマルをおすすめしたい。
その後もリーフ針を視認性の為なのか使い続けますが、こちらに戻してほしいなぁ・・・
この12時位置の大三角形がそそり立つ御山の如く力強い印象です。
アラビア・インデックスのバランスもパテックフィリップのアクアノートの様に美しく
視認性こそが本分と言わんばかりに「学校の時計」「駅の時計」の様にシンプルで機能的。
続きはこちらから
https://watch-monster.com/articles/d6eqb
https://zenmai-tokyo.com/2016/09/20/ceramic-pilot-iw3705/
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