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クラシックを生み出す天才時計デザイナー「ジェラルド・ジェンタ」とは?
女性でもカルティエの腕時計「パシャ」シリーズは知っているでしょう。
そのデザインを起こしたのが天才時計デザイナーのチャールズ・ジェラルド・ジェンタ氏です。
ジェンタ氏自身の名を冠した時計メーカー「ジェラルド・ジェンタ」はディズニーキャラクター(ミッキーマウスなど)の時計で有名ですが、有名高級時計メーカーへもデザイン提供をしております。
※画像にはヴァシュロンのコレクション222も写っていますが、こちらはジェンタデザインからインスパイアされたヨルグ・イゼック氏のデザインと言われています。
1. ジェラルド・ジェンタ氏の軌跡
ジュエリーデザイナーを目指していたが、スイスには時計産業でしか仕事が無かったためウォッチデザイナ
―として生きていくことになったそうです。
その頃のデザインにオメガのコンステレーション(Cライン)があります。
このCライン(美しいカーブ)は後の時計デザインに大きな影響を与えていますね。
1968年ジュネーヴのウォッチデザイン賞を受賞し、その後1969年時計のデザイン会社を設立。
1972年高級時計メーカー・オーデマピゲの依頼で、あの伝説の腕時計「ロイヤルオーク」のデザインが生まれます。
デッサン完成はたったの1日だったと言います。
70年初頭には既にイメージが固まっていたのでしょう。
1972年高級時計メーカー・オーデマピゲの依頼で、あの伝説の腕時計「ロイヤルオーク」のデザインが生まれます。
デッサン完成はたったの1日だったと言います。
70年初頭には既にイメージが固まっていたのでしょう。
その4年後の1976年、画像にもある通り高級時計メーカー・パテックフィリップ「ノーチラス」のデザインの誕生です。
1975年 ジラールペルゴのロレアートをデザイン。

1976年IWCのアイコン「インヂュニア」のデザイン変更させ、ジェンタ色を出した「インヂュニアSL」が発表される。

via media1.iwc.com
1960年代後半にはヨットクラブのデザインもジェンタ氏が行っております。

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1977年、ブルガリの永遠のアイコン、名作「ブルガリブルガリ」が誕生。
ブルガリ・ローマと刻印されていたんですね。
ブルガリ・ローマと刻印されていたんですね。

via www.bulgari.com
1977年、時計好きの中では鉄板アイテム、ロレックス「オイスタークオーツ」

※こちらはジェンタ氏デザインと言われている説ですすめていきます
1978年自身も時計メーカーとしてウォッチブランド「ジェラルド・ジェンタ」を立ち上げます。
1979年にはセイコーの高級時計シリーズ「クレドール」のファーストモデルのデザインを受けます。
1985年カルティエの防水ウォッチ「パシャ」をデザイン。
1994年アワーグラスの傘下に「ジェラルド・ジェンタ」が加入。
1997年ジェラルド・ジェンタ「オクト」発表。
1999年ジェンタ氏が時計ブランド「ジェラルド・ジェンタ」を退社
2000年ブルガリの傘下に「ジェラルド・ジェンタ」が加入。
2002年ジェンタ氏は再び時計ブランド「ジェラルド・チャールズ(GERALD CHARLES)」を設立
1997年ジェラルド・ジェンタ「オクト」発表。
1999年ジェンタ氏が時計ブランド「ジェラルド・ジェンタ」を退社
2000年ブルガリの傘下に「ジェラルド・ジェンタ」が加入。
2002年ジェンタ氏は再び時計ブランド「ジェラルド・チャールズ(GERALD CHARLES)」を設立
2011年 永眠 享年80歳でした。
まとめ
晩年まで時計のデザインをしていたと言われているジェンタ氏。その数なんと数万作。
時計師ではない氏が、時計界に与えた影響は本当に大きいと思います。
クオーツショックなどで厳しい環境だった70年代のスイス時計メーカーを「デザイン」の力で救ってきたと言えるでしょう。
氏のデザインは、元々ジュエリーデザインを基本としていて、手首にフィットする「ブレスレット」としての装着感に焦点が当てられています。時計ケースとブレスレットが一体化しているデザインが多く、アクセントとして間延びしないようビスを打ったデザインになっています。
当時ステンレスは高級時計に不向きでしたが、オーデマ・ピゲのコンセプトとジェンタ氏のデザインによって防水性・耐久性に富んだ万能時計として生まれ変わりました。各メーカーが今でもブランドアイコンとして起用しているモデルが本当に多いですね。
みなさんも巨星「ジェラルド・ジェンタ」デザインの時計をコレクションしてみては、いかがでしょうか?
時計師ではない氏が、時計界に与えた影響は本当に大きいと思います。
クオーツショックなどで厳しい環境だった70年代のスイス時計メーカーを「デザイン」の力で救ってきたと言えるでしょう。
氏のデザインは、元々ジュエリーデザインを基本としていて、手首にフィットする「ブレスレット」としての装着感に焦点が当てられています。時計ケースとブレスレットが一体化しているデザインが多く、アクセントとして間延びしないようビスを打ったデザインになっています。
当時ステンレスは高級時計に不向きでしたが、オーデマ・ピゲのコンセプトとジェンタ氏のデザインによって防水性・耐久性に富んだ万能時計として生まれ変わりました。各メーカーが今でもブランドアイコンとして起用しているモデルが本当に多いですね。
みなさんも巨星「ジェラルド・ジェンタ」デザインの時計をコレクションしてみては、いかがでしょうか?
<元記事>
https://watch-monster.com/articles/OZJpO
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