シチズンのブランド「カンパノラ」。
2000年に誕生しました。
シチズンの名の通り「市民」向けの低価格帯モデルを普及させているメーカーですが、1つ1つ丁寧に時間をかけ作りこんだ「職人の時計」も作っているのです。
あまり一般的ではありませんが催事などではきれいに並べられ、文字盤の装飾などを楽しめる展示などカンパノラ・シリーズはスイスの時計に見劣りしない素晴らしい腕時計として人気を博しています。
シチズン カンパノラ「宙空の美」
「ステータスを遊ぶ、時を愉しむ、日常を愉しむ、個性を愉しむ」というコンセプトの元
2000年にパーペチュアルカレンダー、2001年にコスモサインが発表されました。
2008年にはエコドライブ・クロノグラフを発表、新たなラインが生まれます。
2012年にはスイスのムーブメントメーカー・ラ・ジュー・ペレを買収したことで、2015年カンパノラにも機械式のラインアップが加わりました。
※シチズンでも自動巻きのムーブメントを製造していますが「ブランド」としてラ・ジュー・ペレを使用したかったのかも知れません。
「宙空の美」(中空の美)と表現された少し厚めのケースの中で織成す、幾重にもなったダイヤルパーツは機械式であれば何百万、何千万円もする機能をクォーツで興した「芸術品」です。
また職人が1つ1つ丁寧に作業した、ダイヤル、ケース加工は本当にキレイですね。
時計展などではイベントとして漆塗りを実際に披露したりと、その技術を、その美しさをPRしています。
カンパノラ コスモサイン
2001 カンパノラ コスモサイン
発売年月2001年(平成13年)7月
発売時の価格170,000〜180,000円
秒針停止機能
北緯35°星座全天表示型
実視等級4.0等以上の明るさの恒星452個表示
2009 カンパノラ コスモサイン
発売: 2009年 7月
予価: 241,500円(税込)
デュアル球面サファイアガラス(無反射コーティング)、月齢/月位置表示機能、JIS1種耐磁、製剤値は闇機能、北緯35度全天星座表示、対洋一表示機能、方位高度表示機能、地方恒星時表示機能、天文薄明判定機能、北極星の時角表示機能
“星に願いを” 腕に宿る宇宙 天体時計シチズン アストロデア – 時計怪獣 WatchMonster|腕時計情報メディア
2001年に「カンパノラ」シリーズにラインナップされた「コスモサイン」
天体の運行を星座盤によって表現する「リスト・プラネタリウム」です。
2016年11月 7年ぶりに第3世代のカンパノラ・コスモサインが2モデル同時に誕生しました。
AO4010-51E
北緯35°の全天星座をリアルタイムで文字板上に再現する星座盤モデル AO4010-51E CAL.4398。
時分針以外は天文に疎い私にはまったく読み取れませんが、宇宙を感じられるデザインに魅了されますね。
漆黒の夜空に輝く星々が正確な位置関係で配置されています。
「北緯35度において見ることのできる4.8等星以上の恒星1,027個、アンドロメダ銀河やオリオン座大星雲などの星雲・星団など166個を正確にレイアウト。14版に及ぶ精密な印刷によって表示しています。」
もの凄い数の星が描かれています。
東京の空のはるか上空では、こんなにも多くの星が見れるのかと。
因みにコスモサイン初の黒文字盤、メタルバンドです。
ビジネスシーンでも、通年通して使えそうですね。
ケース径44mmとやや大きいですが、「宇宙を腕元に」のコンセプトを感じ取れる素晴らしいモデルかと思います。
国内定価は302,400円(税込)
今年のモデルと何が違うかな?
ムーブメントも描かれている恒星の数も同じようですが・・・
AA7800-02L
月齢のみならず、月と太陽の位置などを表示する月齢盤モデルCTV57-1231 CAL.4398。
こちらは明らかに表情の違うモデルですね。
月がたくさん描かれています。
月もリアルにクレーターなどが描かれており、月の満ち欠けの見え方、月と太陽の位置、太陽の出没時刻を表示できるのだそうです。
どちらのモデルも「デュアル球面サファイアガラス」と言う反射しにくく見やすいドーム状のガラスです。
定価は税込270,000円。
コメント