2022年6月 パテック フィリップ 人気モデルの相場をチェック!ノーチラス 5711/1A アクアノート 5167A-001
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人気モデルの相場を追うシリーズから、今回はパテック・フィリップの大人気看板モデル ノーチラス5711/1Aと、アクアノート 5167Aです。
かなり久しぶりで、その間にノーチラス 5711系は生産終了になってしまいました。前回は2021年の1月だったので、グリーン、ティファニーブルーがリリースされる前ですね。昨年はノーチラス的に衝撃的な1年だったと言えます。
5711/1A-010はスティール3針デイトウォッチの最高峰として時計ファンの憧れモデルとなっています。
ベーシックな見た目のスポーツウォッチで美しさ薄さ耐久性防水性と日常毎日使う時計としても充分なスペックに、それよりもなによりもステイタス性が抜群です。
一般的な人気モデルとして認知されだしたのはここ5年10年の間です。
一部の時計ファンの間でのみ知られていた三大ブランドも今では誰もが知る「お金持ち」の象徴となっています。
ロレックス、オメガ、カルティエ、ブルガリの時代にノーチラスを買ってた方は本当のマニア。
フランクミュラー、パネライの時代にノーチラスを買ってた方もマニア。
ここ10年で初めてノーチラスを買った方はアンテナ張ってる方ですね。
皆さんご存知かと思いますが、ノーチラスはジェラルド・ジェンタ氏がデザインしました。
カジュアル・エレガンス
丸みを帯びた8角形のベゼル、船の舷窓からインスピレーションを得たケース、水平エンボス文字盤により、ノーチラスは1976年の誕生以来、カジュアル・エレガンスを体現しています。40年後の今日、ノーチラスは、ステンレススチール、ローズまたはホワイトゴールド仕様、またはこれらの組み合せによる、活動的なライフスタイルに適する多彩な紳士用、婦人用モデルを擁しています。
<PATEK PHILIPPE HPより>
ジェラルドジェンタ氏がデザインしたオーデマ・ピゲ「ロイヤルオーク」発表の4年後の1976年にパテックフィリップ「ノーチラス」が誕生しました。
どちらも現在まで続く人気モデル。さすが巨匠。
そして、アクアノートはノーチラスの派生モデルです。
アクアノート 5167A は今でも健在ですが、ムーブメントがキャリバー 324 S Cからキャリバー 26‑330 S Cに変更されて・・・
ますよね?
アレ?
5168Gは変更されてるようですが、5167Aはまだでしたっけ?(教えてください)
5167/1A-001の現在の国内定価は3,366,000円ですが、基本的には一般の方では買えません。
と、言う事で現在のノーチラス、アクアノートのセカンドマーケット相場をチェックしていきましょう。
5167A-001 アクアノート
まずはアクアノート 5167A-001からです。
どうしてだかわかりませんが、ラバーストラップ(トロピカルバンド)の方がメタルブレスレット仕様より人気があります。
国内定価は2,915,000円。
ノーチラスに比べカジュアルさが人気のポイント、ラバーストラップで気軽に着けれるのも好まれる要因です。
軽い・薄い・防水性と本当に良いモデルです・・・が、現在は値段が高すぎて「買いやすい」モデルでは全くありませんので、オススメはできません。
価格ドットコムです。
並行新品または国内正規未使用の最安値が、1350万円・・・
国内定価の4.5倍。
ロレックスで比べてみると、デイトナ116500LNは1,609,300円ですので、4.5倍すると720万円か・・・そこまでじゃない?なんか違和感ありますね、違うな。
定価が300万円のステンレススティールモデルが無いから、単純には比較にならないですね・・・
過去2年間のグラフ。
2年前・・・2020年の6月は400万円台。
コロナ禍で腕時計全般安かった時期でもあります。
2020年7月のクロノ24(中古・保あり・税抜き)。
安く感じますね。
こちらは2013年のタイムトンネルさん。
中古は定価以下の時代、まだアクアノート好きって言う人は少なかったですね。
140万円なら数本買ってしまうレベル(笑)
ロシアのウクライナ進行前がピークで、新品相場が1600万円まで跳ね上がってましたが、現在は徐々に下がってきている印象です。
とは言え、2年前の400万円まで戻ることは無いでしょう。
オマケでステンレススティールブレスレット仕様の5167/1A-001も見てみます。
同じようにピークは2月で、新品1580万円まで上がっていました。
もうコレ以上と言うのは難しいのかも知れません。
こちらは楽天市場。
中古も915万円から。保証書付きかどうかチェックし忘れました。
併せてクロノ24。
円のパワーが弱くなってきているので、自動的に日本からの掲載が最安値になりやすいですね。
今回は香港の830万円(税抜)が最安値(保証書付き)。
5711/1A-010 ノーチラス
2本目は、みんな大好きノーチラスのブラックブルー(ブルーブラック)5711/1A-010 です。
2020年(2021年上旬)に生産終了しています。
5711ケースは初の裏蓋3ピース構造を採用。
リリース時はキャリバー330 SCで、後にキャリバー 26‑330 S C(2019)に変更されました。
ケースサイズは耳あり42mm、防水性は12気圧、この防水性が強みですね。
ちょこちょこ定価も上がって最後は3,872,000円。
こちらは昨年2021年1月のクロノ24。
税抜きなので、当時の中古相場は800万円台でした。
そしてまたタイムトンネルさんから、2015年のデータ。
2015年では定価以下で未使用品が買えました(笑)。
へぇ~みたいな、どうでも良い情報でしたね、失礼シマシタ。
で、現在の相場をチェック・・・
しようと思ったのですが、もともと少ない生産数に加え生産終了になってしまっているので新品が価格ドットコムに掲載されていません。
最後が昨年の11月で1600万円。
1月800万円から、11月1600万円って言う変化にも驚きですけど、更にここから上がるのです。
こちらは現在の楽天市場。
なんと保証書付き中古品の最安値が2230万円(税込み)。
都内でもワンルームマンション買えちゃうプライス。
激高ッ、本当にこの値段で買って着ける人いるの?レベル。
クロノ24も同じような感じです(税抜き価格)。
ただ気になるのは150本以上掲載されていること。
余り過ぎ。
実際に売れるプライスは、ここじゃないのかも知れません。
高額ゆえに、下がり出したら止まらなくなりそうです・・・
が、生産終了していますのでこれ以上商品は増えることは無いですから、潤沢に在庫があるうちに良い条件で探せるのは今だけなのかも。
5711/1A-011 ノーチラス
さて、既に手の届く範囲には無いスーパープレミアムモデル パテック・フィリップ ノーチラス 5711系、続いて先に生産終了したホワイト文字盤 5711/1A-011です。
最新ムーブメント キャリバー 26‑330 S Cを搭載している白文字盤は超希少。
先ほどの画像と同じですが、白文字盤はギリギリ2000万円を切る価格から。
2018年には未開封が480万円(税抜)で販売されていたのに!
遠い目・・・
2017年6月には300万円だった新品相場。
2018年6月には500万円になり、2019年6月には700万円。
2020年の6月は780万円、2021年の6月は1400万円(笑)
そして2022年6月には3000万円じゃないと、新品デッドストックは買えない状況です。
2017年の10倍(笑)
クロノ24です。
中古品の保証書付きが1490万円(税抜)から。
ブルーに比べると掲載数が少なかったですね。
5711/1A-014 ノーチラス
続いて、わずか1年間しか製造されなかったオリーブグリーン・ソレイユ 5711/1A-014です。
国内定価は4,015,000円でしたが、どうでも良い数字ですね。
わたくし実物見たことありません。
2021年6月にクロノ24に掲載され、物凄い値段だと思っていた(ご祝儀価格)んですが・・・
更にドン!
価格ドットコムに掲載されている新品は8480万円!
5000万円台からスタートし、ロシアのウクライナ進行前で9000万円にまで高騰・・・
実際には売れてないだけかも知れませんが。
chrono24では新品の掲載が6560万円(税抜)からですので、価格ドットコムの数字は高いですね。
とは言え、7000万円ですので昨年より1500万円アップ・・・。
楽天市場にも4本掲載ありました。
凄ッ・・・。
もう言葉が出てきませんね。
5711/1A-018 ノーチラス×ティファニー
最後は、2021年最後のお祭り、LVMHのグループ傘下となったティファニーとノーチラスのコラボレーションモデル 5711/1A-018です。
アメリカ市場参入の橋渡しをしたティファニーとの関係が170周年だとし、限定本数もわずか170本。
ニューヨーク本店、ビバリーヒルズ、サンフランシスコのティファニーブティック(中のパテックフィリップブティックコーナー)でのみ販売されたようです。
170本中の1本はチャリティーオークションに出品されました。
オークションでバイヤーズプレミアムなど手数料含み 6,503,500 USD(約737,464,382円)で落札されましたので、一般の相場考察は・・・もう無理。
著名人も愛用されています。
まとめ
いかがでしょうか?
「2021年1月 パテック フィリップ 人気モデルの相場をチェック!ノーチラス 5711/1A アクアノート 5167A-001」でした。
5711系はローズゴールドも生産終了となり、現在ラインナップから姿を消しています。
後継モデルも未発表のまま、3針ノーチラスはレディースモデルだけになりました。
ティエリー・スターン社長は過熱し過ぎたセカンドマーケットに嫌気がさしたのでしょう。
または、ノーチラス50周年の2026年を盛り上げるために、敢えて製造を止めたのかも知れません。
既に6711/1A-001を製造しており、4年後の発表時にある程度の数を用意できるように仕込んでいる・・・とは、考えにくいですかね。
答えはパテック・フィリップだけが知っています。
アクアノートも後を追わないように願います。
次回また相場をチェックする時は、もっと凄いことになっているかも。
楽しみ?です。
それではまた!
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