2021年1月 パテック フィリップ 人気モデルの相場をチェック!ノーチラス メンズサイズ
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人気モデルの相場を追うシリーズから、今回はパテック フィリップの大人気看板シリーズ ノーチラスの3針モデルです。
現在販売されている5711/1A-010はスティール3針デイトウォッチの最高峰として時計ファンの憧れモデルとなっています。
ベーシックな見た目のスポーツウォッチで美しさ薄さ耐久性防水性と日常毎日使う時計としても充分なスペックに、それよりもなによりもステイタス性が抜群です。
一般的な人気モデルとして認知されだしたのはここ5年10年の間です。
一部の時計ファンの間でのみ知られていた三大ブランドも今では誰もが知る「お金持ち」の象徴となっています。
ロレックス、オメガ、カルティエ、ブルガリの時代にノーチラスを買ってた方は本当のマニア。
フランクミュラー、パネライの時代にノーチラスを買ってた方もマニア。
ここ10年で初めてノーチラスを買った方はアンテナ張ってる方ですね。
さて、既に皆が知っていると思いますが、ノーチラスはジェラルドジェンタ氏がデザインしました。
カジュアル・エレガンス
丸みを帯びた8角形のベゼル、船の舷窓からインスピレーションを得たケース、水平エンボス文字盤により、ノーチラスは1976年の誕生以来、カジュアル・エレガンスを体現しています。40年後の今日、ノーチラスは、ステンレススチール、ローズまたはホワイトゴールド仕様、またはこれらの組み合せによる、活動的なライフスタイルに適する多彩な紳士用、婦人用モデルを擁しています。<PATEK PHILIPPE HPより>
ジェラルドジェンタ氏デザイン ロイヤルオーク発表の4年後の1976年にパテックフィリップ「ノーチラス」が誕生しました。
どちらも現在まで続く人気モデル。
さすが巨匠。
と、言う事でほとんど無いとは思いますけど、初代モデルの相場からスティール3針モデルをメインにチェックしていきましょう。
1.第1世代(1976~)
ロイヤルオークの後を追うように誕生した初代ノーチラス 3700。
耳(ケースを繋ぐヒンジ部位)を入れると42mmもある当時としては巨大なサイズでリリース。
「船窓」をモチーフにした丸みのある八角形、ブレスレットと一体型のデザインは現在まで続くアイコンとなっています。
搭載ムーブメントのキャリバー28-255Cは、初代ロイヤルオークのキャリバー2121と同じルクルトキャリバー920がベースで、2針デイト表示です。
因みにヴァシュロンコンスタンタンの「222」も同じ。
当時としては高めの防水性12気圧を2ピース構造のケースが実現しています。
ほぼほぼ現行機の5711/1Aと見た目は同じですね(秒針がありませんけど)。
ニックネームも同じ「ジャンボ」。
Chrono24を覗いてみました(税抜き表記)。
1000万円だって・・・初代モデルはもう骨董品のような感じですね。
2.第2世代(1981~)
ミッドサイズのノーチラス 3800が1981年に追加ラインナップされます。
搭載ムーブメントは3針デイトのキャリバー330SC。
ケース径は耳なし33mm、耳あり38mmほど。
大きなデザイン変更はありませんが文字盤のバリエーションが増えます。
ブラック・ブルー文字盤、ホワイト、ブラックローマン。
80~90年代以降はミッドサイズの3800がメイン機となります。
ちょっと前までは人気があまりありませんでしたが、今では400万円以上が当たり前。
裏蓋の無い2ピース構造、12気圧防水。
因みに2006年のタイムトンネルさんから。
生産終了直後の新品商品が154万円。
この時買ってたらな~って、そこまで人気無かったしね・・・
2006年頃だとデカ厚全盛期。
こんな小さなサイズを買う方はごく一部でした。
寄り道ですが、パワーリザーブインジケーターが付いた3710は1998年がリリースされます。
3700ケースなのでラージサイズですね。
文字盤の好みが分かれそうですがジャンボサイズは人気があります。
現在は700万円以上の相場となっています。
2005年に登場したホワイトゴールド製のジャンボノーチラス 3711/1Gもオマケで。
この時点で3ピース構造となりシースルーバックを採用。
私は実物見たこと無いかもです。
稀少性は抜群で2000万円近い相場となっています。
ワンルームマンション買えそう。
3.第3世代(2006~)
初代から30年。
第3世代のノーチラス第1弾はシースルーを採用した2ピース構造の5800です。
耳あり38mmのケースサイズから3800の後継モデルなのがわかります。
この5800は早々に生産終了となりかなりのレアピースとなっています。
搭載ムーブメントは3800と同じキャリバー330SC。
Chrono24にも数本しか掲載がありません。
相場はバラツキがあり800万円から1000万円ほど。
タイムトンネルさんから2010年の掲載商品は未使用デッドストックで140万円でした。
10年で何倍になったのやら。
コレサイズ感良いですね。
第3世代の第2弾は遂にジャンボサイズの復活 5711です。
初の裏蓋3ピース構造を採用。
リリース時はキャリバー330 SCで、後にキャリバー 26‑330 S C(2019)に変更されました。
ケースサイズは耳あり42mm、防水性は12気圧。
ちょこちょこ定価も上がって現在は3,872,000円(5年前は200万円台前半の定価だったのに)。
ブラックブルーは末尾001から010に変更されます。
微妙に色味や文字の大きさが違いますね。
2012年からホワイト文字盤が追加ラインナップ。
昨年生産終了となっています。
現在の相場はこんな感じ。
ホワイト文字盤とブラックブルー文字盤とは結構値の開きがありましたが現在は追いついてきました。
中古マーケットでも800万円以上・・・
恐るべき。
2015年では定価以下で未使用品が買えました。
くりぃむしちゅーの有田さんが早い段階で着けてらっしゃいましたね。
まとめ
いかがでしょうか?
とにかく高過ぎる相場で庶民には手が届きませんね。
興味が薄くなります・・・
ノーチラスにはプチコンにはじまり様々なバリエーションがありますが、どれも高額ですし正規店で購入するのが難しいモデルとなっています。
私がノーチラスを所有することはもう一生無いでしょう。
良い時計なので少し残念。
それではまた!
#ZENMAIのココ東京