Patek Philippe Nautilus Travel Time Chronograph 5990/1A-001
昨日に続きクロノグラフです。
今回は腕時計界では最高峰のウォッチブランド パテックフィリップのスポーツクロノグラフ (N)ノーチラス(T)トラベル (T)タイム (C)クロノグラフ 5990/1A-001をチェック。
薄く美しいノーマルのノーチラスとは異なり、5990/1A-001はブ厚くガッシリした逞しいケースが特徴。
専用の自動巻きクロノグラフキャリバーCH 28-520 C FUSを搭載し、デュアルタイムとクロノグラフが合体した複雑機構です。
2014年に誕生しました。
国内定価は6,391,000円となっていますが、もちろん正規店で買えるのは上客のみ(購入歴のない一見さんには買えません)。
5990/1A – ノーチラス
ウォッチ
自動巻ムーブメント。 キャリバー CH 28‑520 C FUS。 出発地と現地の時刻を表示するデュアルタイムゾーン機構。 出発地と現地の昼夜を窓表示。 現地の日付を指針表示。
文字盤
ブラック・グラデーション文字盤、夜光付ゴールド植字インデックス。
ケース
ステンレススチール仕様。 ねじ込み式リュウズ。 サファイヤクリスタル・バック。 12気圧防水。 ケース径(10-4時方向):40.5 mm。 厚さ:12.53 mm。
バンド
ステンレススチール・ブレスレット。 ノーチラス折り畳み式バックル。
CH 28-520 C FUS
60分計付クロノグラフ。 出発地と現地の時刻を表示するデュアルタイムゾーン機構。 日付表示。 外径: 31 mm。 厚さ: 6.95 mm。 部品総数: 370個。 石数: 34石。 連続駆動可能時間: 最小45時間、最大55時間。 21金中央ローター、単方向巻上げ式。 テンプ: ジャイロマックス。 毎時振動数: 28 800 (4 Hz)。 Spiromax®。 認定刻印: パテック フィリップ・シール。<パテックフィリップHPより>
5990/1A-001 レビュー
40.5mmケースですが耳とプッシャー、それと厚みのせいで着けていると「大きく」感じます。
ノーチラス5711に比べるとアレですが、着用感は悪くありません。
高額なので当たり前なのかも知れませんが、存在感は隠しきれません。オーラが凄い。
ブラックグレーのグラデーション文字盤の雰囲気はとても良いですね。
さすがの高級感。
価格コムの並行新品相場グラフ。
1000万円超え・・・
ひぃぃぃ・・・
香港のデモが起きる前は1400万円に到達。
定価の2倍以上とは、異常とも言えます。
Chrono24を覗いてみました。
中古マーケットでも900万円を下回りません。
どんな人が着けてるんですかね。
社長さん?お医者さん?
スティールの時計が定価で600万円オーバーも凄いですが、もはや素材の話ではないのです。
別次元。
5990/1A-001を前に「ステンレスなのに」みたいな話をする方はこの時計が似合わない人でしょうし、買わない人、買えない人。
金でもプラチナでもないのに600万円。
普通の人はそう思います。
私もそう思います(笑)
色んなものと比べて、その価値がわかり理解することができる方が似合う方であり、買える方なんです。
それがパテックフィリップを買うことなんです。
5711だけ転売できるから欲しいとか言ってる方には理解できないでしょう。
それすら買えない方も同様。
私も同様。
Bボタン:現地時刻調整(一押し毎に1時間前進)
Cボタン:現地時刻調整(一押し毎に1時間後退)
表示窓
7:出発地の昼夜表示
8:現地の昼夜表示
ラグジュアリースポーツモデルであるノーチラスなのでゴールド製の植字インデックスには夜光付き。
ブレスレットは薄いのですがケースが大きめで重さも約153グラムとそこそこありますね。
ノーチラスの他のモデルとは異なり、ブレスレットもケース側に厚みがあり、徐々に薄くなっていく仕様です。
ケースの厚さは12.53mm。
ノーチラスで1番太ってるかな。
ケースバックはシースルー。
ムーブメントの厚さも6.95mmと、後側にこんもりとしています。
ノーチラス折り畳み式バックル。
サイドビュー。
がっしりとしていますね。
1時側の小さなボタンはポインターデイトチェンジ用。
フライバックも付いています(クロノグラフ稼働中、止めずにリセットを押すと0から再スタートします)。
逆サイド。
トラベルタイムの操作ボタン。
出発地と現地の時刻を表示するデュアルタイムゾーン機構。
スケルトンの短針はホーム、稼働させる短針はローカルタイム用。
出発地(ホーム)と現地(ローカル)の昼夜を窓表示。
かなり無骨ですね。
美しいと言うよりはメカメカしてて機能美。
この5990/1A-001には秒針がありません。
6時側のインダイアルは60分積算計。
※ノーチラスクロノグラフ 5980系には60分と12時間の積算計が同軸にありました。搭載されるクロノグラフキャリバは CH 28‑520 Cにも秒針はありません。
クロノグラフをずっと動かして秒針として使っても大丈夫なんだそうですよ。
クロノグラフ機能を使用していない時も、クロノグラフ秒針は、センターセコンドとして常時回転させておくことができます。
この場合も早期の磨耗、精度の低下、パワーリザーブへの影響はありません。<パテックフィリップ HPより>
ブラック・グラデーション文字盤。
不思議な色味の文字盤ですね。
耳の形状をうまく使ったプッシャーやトラベルタイムボタン。
ブレスレットの美しさはロイヤルオークに勝てませんかね。
好みの問題かな。
エバンスさんから画像お借りしてきました。
ノーチラスのブレスレットも1つ1つ手作業で組み立てているんです。
キャリバーCH 28-520 C FUS。
パワーリザーブは最小45時間、最大55時間。
ジャイロマックステンプ。
毎時28,800振動。
伝統的なコラムホイール制御とパテック フィリップ特許取得のSpiromax髭ぜんまいを備えた自動巻きクロノグラフ/デュアルタイムムーブメント。
21金中央ローター、単方向巻上げ式。
PPシールです。
パテック フィリップ・シールは、ムーブメントのみではなく、ケース、文字盤、指針、プッシュボタン、ブレスレット、バックルなど、タイムピースの性能と美しさを決定するすべての要素に適用されます。 <パテックフィリップ HPより>
ステンレススチール、ねじ込み式リュウズ、サファイヤクリスタル・バック。
12気圧防水、ケース径(10-4時方向):40.5 mm。 厚さ:12.53 mm。
複雑機構を搭載したノーチラス。
エレガントでもあり逞しくもあります。
まとめ
いかがでしょうか?
超高級スティールクロノグラフ、着ける人を選びます。
私は一生買うことも無いでしょうね、買えないし、もしお金があっても別のモデルを選ぶでしょう。
ノーチラスに憧れている人は、5990を選ばないと思います。
パテックを複数本所有してて、バリエーションを増やしたい方が選ぶんです。
機械式時計でフライバッククロノグラフを使う生活はあまり無いと思いますし、スマートフォンがあれば海外出張時の時刻確認も大丈夫。
ですので、機能で買う人もいないでしょうね。
この大きさの中に高精度のフライバッククロノグラフとデュアルタイム機構をバランス良く収めるのが凄いのです。
その技術力を評価して手首に巻くのです。
多機能なのに、ちゃんとノーチラスのデザインなんです。
素晴らしいのです。
金でもプラチナでもないのに600万円もすることに疑問を持たない方だけが選ぶ、最高峰の腕時計でした。
オススメはしません・・・
選ぶ方は私のオススメは不要ですからね。
それではまた!
#ZENMAIのココ東京
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