IWC Pilots Mark XV IW325307 3253-007
IWCの人気シリーズ パイロットウォッチから1999年に登場したマーク15のブレスレット仕様 IW325307をチェックしていきます。
マーク15は、1999年から2006年の後継機マーク16誕生までの6年間製造された人気モデルです。
ムーブメントはETAベースのキャリバー37524を搭載しております。
38mmのデイト付3針自動巻きモデルで、見た目もシンプル、耐磁性に優れたグッドウォッチです。
当時はロレックスのエクスプローラーIと人気を争う程でした。
ビジネスシーンにもフィットしていて、デニムにも似合いますからね。
どうでしょう?
シンプルさ、剛性、視認性など、たしかに比べたくなるデザインの共通性があります。
2000年前後はキムタクブームで14270と114270は物凄い人気でしたが、対抗馬になりうると言う時点で凄いでしょ?
しかもIWCですよ。
オメガでもタグホイヤーでもなく、IWCです。
リシュモン傘下になり徐々に知名度を上げ派手になってきたIWCですが、マーク15の中期くらいまでは「無骨」さが前面に出ています。
本当に格好渋いモデルがたくさんありましたね・・・(回顧厨)
Chrono24を覗いてみました。
マーク15には幾つもバリエーションがあります。
数は多くないですが爽やかな白文字盤や、黒文字盤にバーハンドの組み合わせの中にも初期・中期・後期とあり、黒文字盤にも2004年以降に追加されたスピットファイアがあり、スピットファイアにはシルバー文字盤もあります。
最初期にはトリチウム文字盤があり、細かいパーツの初期ブレスレットの組み合わせは秘かにプレミアムモデルとなっています。
軟鉄インナーケースで耐磁性能強化しておりケースバックの内側にセットされていますが、この薄さですよ。
フィット感もグッドです。
暑さは約9mm。
そしてこのバランスの良いイケメンフェイス。
完成されたデザインですね。
1948年に誕生したマークXI(36mm Cal.89)からデザインは変わっていません。
夜光はルミノバ。
光る部分は多くありません。
ブレスレット仕様でも約111グラムと軽いですね。
バックルにはIWCの刻印。
このブレスレットは中期ですかね。
このプッシュピンでボタンを押しながら留めピンを押し出して調整します。
スクリューロック式のケースバック。
現行機のマーク18までずっとシースルー仕様はありません。
寄ってみます。
まずアラビア数字のフォントが素晴らしい。
そして細めのバーハンドとペンシルハンドが無骨で格好良い。
12時位置の正三角形もパイロットウォッチの代名詞となっています。
スイス時計なんですがドイツ味のするツール感満載のパイロットウォッチです。
クラウンです。
IWCの刻印。
本来なら「お魚」さんマークでお馴染みの生活防水リューズがセットされますが、メーカー修理を受けるタインミングで交換されたりします。
因みに6気圧防水で、普段使いなら充分ですね。
90年代から2000年代前半までのIWCは物凄く格好良いモデルが沢山ありました。
下手するとオメガより格好良かったかも知れませんね。
GSTシリーズにポルトギーゼにダ・ヴィンチ、そしてフリーガー/パイロットウォッチシリーズと人気ラインの宝庫です。
仕上げなどはピカピカしないサテン仕上げのモデルが多いのもヴィンテージライクで渋専のオジサマにはストライク。
当時はブライトリングもゼニスも良かったですね。
いかがでしょうか?
90年代のニオイがするシンプルウォッチです。
耐久性、耐磁性、視認性と共に優れており、着け心地も良いバランス型のオールマイティーウォッチ マーク15。
マーク16からはリシュモン感がどんどん出てきちゃうので、キラキラしたキレイな時計が好きな人にはそちらが良いでしょう。
実際に売り上げは上がっているのでね。
でも私は無骨なこちらが大好き。
マーク18からマーク15まで、同じ値段なら間違いなくマーク15を手に取ると思います。
マーク18のプティ・プランスも捨てがたいけどね。
私的には大人気のマーク12よりもマーク15が好き。
ムーブメントより見た目なんだな(笑)
オススメです。
それではまた!
#ZENMAIのココ東京
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