【新型コロナの猛威は腕時計業界の祭典にも】バーゼルワールド 2020 延期 ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2020 中止
Baselworld 2020 postponed,Watches & Wonders Geneva 2020 Canceled
世界中で猛威を振るう新型コロナウィルス(COVID-19 / SARS-CoV-2)。
スイスで行われる腕時計の展示会兼商談会にもその影響が出ました。
大勢の人が集まるイベントはしばらく中止開催が続くでしょうね。
問題は腕時計より東京オリンピックですが、そこまでに終息してくれることを祈るばかり。
中国武漢や日本だけの問題ではありません。
明日の東京マラソン、男子マラソンの代表が決まる大事な試合です(びわ湖毎日マラソンもあるけど)・・・
応援は自粛すべきかな。
Swatch Group Cancels Time To Move in Zurich
さて、腕時計の新作発表イベントですが、2月上旬にはスウォッチグループ単独の「Time To Move」が新型コロナウィルスの影響を考慮し中止となりました。
3月4日~6日の期間で開催予定でしたが、1カ月前に決断しています。
当初2月初旬では「まだ」そこまでの緊急性を世界的に感じていませんでしたが、今となっては英断だったと思いますね。
さすが一流企業。
Watches & Wonders Geneva 2020 Canceled
2020年の今年は、旧SIHHことウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブとバーゼルワールドの開催期間を一緒に(連続)にする初の試みで、4/25~29がW&WG(会場はジュネーブ)で、4/30~5/5がBW(会場バーゼル)の予定でした。
世界中の腕時計関係者やメディアが一堂に会するビッグイベントで、もともと別々の期間に開催していた2大イベントを利便性話題性を強めるために初の「合体」予定で大注目されていたところですが・・・。
残念。
スウォッチグループやセイコー、オーデマピゲ、リシャールミルなどが離脱した2大時計見本市にとっては大きな転機だったに違いありません。
「Watches & Wonders Geneva cancels its upcoming edition initially planned from April 25th to 29th 2020.」
2/27 ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブの中止が発表。
これは致し方ないですね。
話題を呼ぶ新作発表はおそらくインターネット経由で、新作の商談は各国で順次行われていくのだと思われます。
因みに来年の2月12~14日の期間でウォッチズ&ワンダーズ マイアミが予定されています。
コレはコロナ騒動以前に決定していたイベントで2018.2019年に続き3回目となります(こちらにはオメガなども参加予定)。
Baselworld 2020 postponed
続いて「中止」かと思われたバーゼルワールドは、2021年1月に「延期」という決定となりました。
なんだか中途半端な時期ですが、ここしか空いてる機関が無かったのかな?
バーゼルワールド2021がすぐ後に待っていますが、出展するメーカーの費用なんかも気になるところ。
どんなイベントになるんだろう?
因みに2/21の時点では開催に前向きでしたが・・・ちょっと考えが甘く判断も後手に回ってる感じがします。
“The Forum”なる気になるイベントもバーゼルワールド内で予定されていました。
本当に大混乱ですね・・・
「For health safety reasons and in accordance with the precautionary principle following the bans of large-scale public and private events issued today by the Swiss federal and cantonal authorities, Baselworld announces that it has taken the decision to postpone the show to Thursday 28th January 2021 to Tuesday 2nd February 2021 (Press Day on Wednesday 27th January), due to concerns related to Covid-19.」
行政指導のもと大規模イベントの中止が決定。
バーゼルワールドのニュースにも記載がありますが、この日の為にかなりの予算をつかい準備してきた各関係者の皆さんは本当に残念でしょう。
あらかじめ不測の事態を考慮したプランBが各メーカーにはあったと思いますが、大きな痛手に違いはありませんね。
バーゼルワールドで発表する予定だったメーカーなども同じく、新作発表はおそらくインターネット経由で、新作の商談は各国で順次行われていくのだと思われます。
早ければロレックスなどは3月中旬当たりかも知れません。
まとめ
いかがでしょうか?
「【新型コロナの猛威は腕時計業界の祭典にも】バーゼルワールド 2020 延期 ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2020 中止」でした。
中国・香港に頼り切ったスイスの腕時計産業と観光業。
昨年の香港の大規模デモに始まり、新型コロナウィルスの猛威はスイスの景気を大きく揺るがす事件となりました。
日本も東京オリンピックを控えていますので他人ごとではありませんが、輸出に頼る腕時計メーカーは厳しい状況でしょう。
早く収束し終息してほしいですね。
それではまた!
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