8年前にオススメした「ポスト・ヴィンテージ ロレックス10選 買うなら今!(2016)」を見返す

DAYTONA
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10 Post Vintage Rolex

今回は振り返り記事です。2016年の記事「ポスト・ヴィンテージ ロレックス10選 買うなら今!」、残念なことに当時の相場が書いていませんが、オススメしていただけに比較的安かったのだと思います。

前回2020年に1度振り返り、結構な値段になっていたのを確認しました。あれから4年、元記事から8年、腕時計の相場も劇的に変わっていると感じます。

とくにロレックス、オーデマピゲのロイヤルオーク、パテック・フィリップは急騰した時期もあり今ではかなり買いにくくなりました。他のブランドも新作の定価をじわりと上げており、全体的に相場が底上げされています。

今回の記事は、当時選んだ次なるヴィンテージロレックスたち10モデルを振り返ります。まだ、買いやすい値であればオススメ。

それでは見ていきましょう。

ROLEX 16520 "Patrizzi Dial"...

【ロレックス投資】ポスト・ヴィンテージロレックス10選 5桁品番のスポーツモデルを捕獲せよ!

「アンティーク」と言えば自動巻きムーブメントが一般的に普及する前やデジタル時計が誕生する前の1950年代1960年代より以前のモデルをさしました。

そして、VRと呼ばれるビンテージロレックスは主に4桁品番のモデルをさします。

つまり1980年代のモデルでも「ヴィンテージ」と呼ばれますね。

明確な決まりごとはないので「中古」と「ヴィンテージ」の差は曖昧です。

「ビンテージ=価値ある中古、何年も価値があり続ける時計」と認識して今回は「今後ビンテージになり得る」モデルをピックアップしていきます。

価値が上がればこれもロレックス投資となるのかな?

そもそも「vintage」はワインに使われる言葉でした。

派生し古い時代の良き品の意味が一般的に使われています。

ヴァイオリンやクルマ、時計などですね。古き良きデザインと言う意味では「現行品」と見た目が違う4桁スポーツロレックスは、それに当てはまります。

枯れた文字盤、フチのない夜光インデックス、ドーム状のプラスチック風防など一見して「古い」とわかる表情と、後継機が今でも人気モデルで生産が続けられていると言うヒストリーは「VR」の価値を高め続けていますね。

今回は、そんなVRに続けと「今後、プレミアムな価値を得られるんじゃないの?」と思う1990年以降のモデルにスポットを当ててみたいと思います。 

Post Vintage Rolex Ref.16520

今のうちに「保証書」がついている良品を探しましょう!
ダイヤル交換・針交換されていない個体に、ノンポリッシュでベゼルにうちキズのない個体に出会えたらラッキーです。「段落ち」「パトリッツィ」「逆さ6」「P番」など予算に合わせてお買い求めください。
伸びるのは「パトリッツィ」かと思います。

1モデル目はロレックス×ゼニスのエルプリメロ Ref.16520から、黒文字盤のインダイヤルが変色しちゃった通称「パトリッツィ」をオススメしていました。2016年の他の記事を見ると多少変色した個体(保証書付き)で265万円で掲載されています。また銀座ラシンさんは198万円で販売されていたとも記録しています。

あれから8年、多少色が付いている保証書付き個体がChrono24では(税抜き)554万円の値が付いています。8年で2倍、やはりデイトナ人気もあり凄いことになっていますね。

因みにパトリッツィは変色度合いが濃いほど評価が高く、コールタールの様なブラックに近づくと値段も跳ね上がります。Chrono24で923万円ですって。

過去(2018年)に見たこの個体とか、現在だったら幾らの価値があるんでしょうか?

こちらは前回チェックした2020年。多少変色レベルは400万円台でしたので爆発的には上がっていませんね。

でも当時記事を見て買ってくれた方、おめでとうございます。勧めて良かった。

オススメして良かった度:★★★★★

 

Ref.16700

2モデル目は、2016年には保証書付きでも60万円台で見つかった最後のGMTマスター Ref.16700。

短針独立可動はできませんが、デイトディスクの早送りが可能な便利モデル。個人的にはGMTマスターIIより好きです。

8年経った現在の相場は、保証書付きペプシカラーで(税抜き)180万円台から。

98年の個体なのでもう28年も前に作られたものですね。GMTマスターIIの下位モデルですが魅力は充分。2016年に60万円台で買ってい方はもう3倍の値が付いています。

因みに2020年だと120万円くらいから買えました。この時に手を出しててもOKでしたね。

オススメして良かった度:★★★☆☆

 

Ref.16610LV

付属品ありの「ライムベゼル」や「ファット4」あたりを買っておくことをオススメいたします。
できれば国内正規品より、海外ギャランティ。できればY番。
できればライムベゼル+ファット4+ビッグスイス。できればノンポリッシュ。 

3モデル目は、セミヴィンテージにしては新しめなサブマリーナーデイト・グリーン Ref.16610LV 通称カーミット。2016年はルーレット刻印で保証書ありの中古個体がアンダー90万円って感じでした。

あれから8年。ノーマルの保証書付きで200万円から、ファット4などは300万円を下りません。

オーバルO、ファット4、ややライムベゼル、保証書付きで300万円。

ライムベゼル、オーバルO、ファット4、ビッグスイス、保証書付きで313万円(税抜き)で掲載されています。

因みに2020年ではファット4・・・は180万円台。今後ももう少し上がっていきそうですね。

オススメして良かった度:★★★★★

 

Ref.16760 FAT LADY

4モデル目は、ファットレディこと初代GMTマスターII Ref.16760です。

初代GMTマスターIIはコークカラーの赤黒ベゼルしかありません。ご存知でしたか?

赤黒のソフィアローレンさん

またの名をソフィア・ローレン。16760は分厚いダイナマイトボディだからか?そんなニックネームが付いています。

こちらは2016年のクォークさんから。当時の売価で113万円。

8年経った現在の価格です。約2倍になっていますね。

保証書ありで税抜237万円から。シングルバックル、トリチウム夜光なども併せ持つので人気があるのかも知れません。そもそも個体数が少ないため、今後の成長期待大。ただ、あまり話題に上がらないマニアックなモデルとなっています。

オススメして良かった度:★★★★☆

 

Ref.14270 BLACK-OUT

大人気を博した伝説のモデルRef.14270、その中でも初期に流通した通称「ブラックアウト」をチョイスしてみます。ノーマルのRef.14270は世界的にも食傷気味かと思いますが、とても良いモデルです。
ちょっと食べすぎちゃっただけですので、数年後・数十年後にはきっと「やっぱり、美味しいな」となるのです。

5モデルめは、エクスプローラー Ref.14270からブラックアウトです。

Eシリアルに稀にありますが、当時は100万円オーバー(ノーマルがシングルバックル+トリチウム夜光+保証書で40万円台)でした。

現在、保証書あり個体を探してみると本当に少なくなっています。持っている方も売却しないのでセカンドマーケットではかなりレアな存在。

こちらは黒い墨がインデックスに塗布されているタイプのブラックアウト。保証書あり税抜380万円もしますね。8年前は100万円、だいぶ相場が跳ね上がってきています。

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因みに4年前2020年では約200万円から、しかも保証書なし。その時も数はだいぶ少ないですね。前回の記事を読んで買ってくれた方がいらっしゃったらラッキー!

オススメして良かった度:★★★★★

 

Ref.16710 STICK DIAL

 (168863)

6モデル目は、GMTマスターII Ref.16710からスティックダイアルです。

マスター2の2が「||」になっています。DシリアルとZ・Mシリアルにパラパラと存在しています。2016年当時はまだステックダイヤルの認識が薄くノーマルと紛れて60万円台で販売されていました。

あれから8年。現在は230万円(税抜き)から掲載されています。これは16710自体の人気も上がっていますので合わせて引き上げられていますね。

黒ベゼルよりペプシカラーの方が人気があります。

因みにキャリバー3186を搭載した16710はもっと高値で取引されています。

スティックダイアル+キャリバー3186+ペプシカラーベゼル+保証書のコンボで320万円オーバー。

2020年では200万円からでしたので、今後もGMTマスター関連は上がっていきそうです。

オススメして良かった度:★★★☆☆

 

Ref.16660 TRIPLE6(666)

もうVRに片足突っ込んでいる5桁スポーツ「フチなし」モデルが2種類あります。正確にはフチなしとフチありが混在するのですが、1つは16800ことサブマリーナー・デイト。
そしてもう1つはこのRef.16660 シードゥエラーの2ndモデルにして通称「トリプル・シックス」です。

7モデル目は、80年代のシードゥエラー Ref.16660 トリプルシックス。

数が少ないのでなかなか出会えません。2016年には60万円台であったり無かったり。

1665 – 16660 – 16600 – 116600と進化していくシードゥエラー。第2世代の16660(通称トリプルシックス)にはサファイアクリスタル風防なのにインデックスのフチが無いモデルが存在します。

よりビンテージ感がありタフで人気があるフチなしインデックス、8年経ち相場もうなぎ登り。Chrono24は保証書ありで税抜380万円。

 

フチありになると極端に安くなりますね。

4年前の2020年ではフチなし保証書ありが250万円。狙い目はフチなしで決まりでしょう。

このトリプルシックスはフチなしですね。

私は過去にもう1つの5桁スポーツフチなしモデル Ref.16800を所有していました。理由あって手放してしまいましたが・・・

現在は260万円の相場があるんですね~1/10でサヨナラしましたよwww残念。

オススメして良かった度:★★★☆☆

 

Ref.168000 TRIPLE ZERO(000)

生産期間が極短なサブマリーナー・デイトRef.168000「トリプル・ゼロ」です。
7本目で紹介した16660と同時期に16800をリファレンスに持つサブマリーナー・デイトが生産されていましたが、その16800と16610の間の僅か数年の間にだけ生産された168000という謎のリファレンスモデルがあります。

8モデル目は、16800の異端児 トリプルゼロです。16800も168000も2016年当時の相場はかわりませんでした。60万円台ですね。

保証書には16800とあり、168000の記載はありません。外観からの違いも見当たらないのが不思議なポイント。

それが現在はこう!保証書つきは税抜170万円ほどからとなります。

とはいえ、16800も150万円台なので大きな違いはやはりありませんね。ブレスレット外さないと16800との違いはわかりませんし、それならフチなしの16800の方が面白いのかも知れません。

1986年のサブマリーナー説明書には16800が、1988年の説明書には16610が掲載されています。168000とは何なんでしょうね・・・?

オススメして良かった度:★★★☆☆

 

Ref.16753 Nipple-Dial/RootBeer

 (168875)

9モデル目は、GMTマスターからロレゾールの16753です。フジツボ(ニップル)インデックスが特徴で、私の好みはブラウンゴールドの通称「ルートビア」。

GMTマスター ルートビアベゼル、ニップルインデックスのRef.16753はいかがでしょう?
日本ではフジツボと呼ばれるアプライドのインデックスが特徴で、レトロ感を味わえる16753。
半VRと言えますね。ゴールドレターにニップルインデックスが良いですねぇ。フチナシインデックスに通じる良い雰囲気です。

2020年でピックした際ですが、木村拓哉さんが着用され陽の目を見たとあります。

映画『検察側の罪人』で着用され、その後私物にされたとのこと。

(Rolex) GMT Master 1675 Tig...

2016年では全然評価されていませんでした。

あれから8年、現在の相場は・・・ニップル+ジュビリーのルートビア保証書なしで税抜206万円。ブラック保証書ありで208万円。

保証書あり3連オイスターブレスレットでブラウンオンリーベゼル 215万円。

条件揃っているルートビアが税抜260万円。

4年前は170万円でしたので、やはりGMTマスター関連は今後も期待大!

オススメして良かった度:★★★★☆

 

Ref.16550 IVORY

 (168879)

10モデル目最後は、皆さんご存知の80年代のエクスプローラーII Ref.16550からクリームカラーに変色しているアイボリーダイヤルです。2016年の時点で既にレアモデルでした。8年前で150万円もの相場で、後継モデルの16570は40万円台から見ると稀少性は歴然。

今回最後のご紹介は、あぁソレね。となるであろう「クリームダイヤル」ことエクスプローラーⅡ Ref.16550 White。
さらにクロノメーター公式認定の証が文字盤6時位置上に記載がありますが、真ん中でキレイに分かれている「センタースプリッド」「レイルダイヤル」合わせ技は高額プライス確定ですね!

はっきりアイボリーとわかる個体の保証書ありは380万円から。インデックスのフチがブラックではなくシルバーなのがポイントです。

更にセンタースプリッド(レイル)ダイヤルになると480万円もの値が付いています。

コレは今後も上がるでしょうね、もう手が出ませんが。

オススメして良かった度:★★★★☆

 

まとめ

 (168883)

いかがでしょうか?

「8年前にオススメした「ポスト・ヴィンテージ ロレックス10選 買うなら今!(2016)」を見返す」でした。

80年代初期ならもうヴィンテージモデルの領域に入りますよね、やっぱり5桁サファイアクリスタル風防でもフチなしのサブマリーナーやシードゥエラーは面白いかも知れません。

GMTマスター関連は今後もかなり期待ができるでしょう。

4年前も言っていますがロレゾールのエルプリメロデイトナ16523、100万円以下のシングルバックル+トリチウムスポーツモデル、このあたりは、まだチャンスかも知れません。後者はそんなに当てはまるのもう無いけどね。

ご紹介した10モデルは、また数年後にチェックしようと思います。

それではまた!

 

4年前にオススメした「ポスト・ヴィンテージ ロレックス10選 買うなら今!」を見返す
10 Post Vintage Rolex 2016年の7月の記事「ポスト・ヴィンテージ ロレックス10選 買うなら今!」。 残念なことに当時の相場が書かれていませんが、オススメしていただけに比較的安かったのだと思います。 たった4年ですが...
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