ロレックス 16520 デイトナ Pシリアルの「壁」 買うならもう今年なのかも知れない・・・
Rolex 16520 Daytona P “Serial”
あけましておめでとうございます。
新しい年が始まりました。
今年はどんな新作モデルが出て、どんなメーカーが人気になり、そして過去のモデルたちの相場はどんな感じで浮き沈みするのか気になりますね。
今年からスウォッチグループがバーゼルワールドに出展しないとか、オーデマピゲのS.I.H.H出展が今年で最後だとか、来年からはバーゼルワールドとS.I.H.Hが同時期に開催するとか、新作発表のやり方や、場所、コンテンツなどがどんどん多様化していく区切りの年になりそうです。
また、ここ数年は脚光を浴びるメーカーと、人気に陰りが出てきたメーカーがはっきりとしてきました。
誠実なモノづくりを続けていても、時代時代のブームや宣伝広告の効果などで状況が変わってしまいます。
では、どのメーカーを選べば失敗のリスクが少ないか?
そう考えると、やはり詰まるところロレックスなのかも知れません。
4桁「VR(ヴィンテージロレックス)」は、もう買う気が失せるような価格高騰と、メンテナンスなどの問題、状態の良し悪しなど、「ちょっと買おうかな」とは簡単にはいかないモノになってしまいました。
気軽に買えたサブマリーナー系も100万円以下ではもう見つからず、デイトナに至っては1000万円ほど用意しないと選べないような状況です。
私が初めて手巻きのデイトナ(6263/6265)を見たときは保証書付きが100万円台で売られていたりしていたので、今後も「今100万円で売っているモノが20年後には1000万円になっているかも」と言ったモデルが出てくるかも知れません。
と、なると「買える」「価値が落ちない(むしろ上がる)」「使える、丈夫」ロレックスと言えば5桁以降のモデルとなります。
中でも90年代の5桁モデルたちが最近は輝いていますね。
現在急上昇中なのは変色デイトナの「パトリッツィ/Patrizzi/ブラウンアイ」。
変色の具合で価格が大幅に変わるものの、以前より増えてきているので、正直今後はどうなっちゃうのか読めませんね。
「手が加わった」モノが無いとは言えないからです。
インダイアルが茶色い(もはや黒い)のはカスタムできそうな気もしますので、買う側も「見る目」が必要となります。
https://www.instagram.com/p/Boxtl9vnsIv/
こちらはサテンドールに入荷した変色デイトナ(白)。
こういったキワモノが今後大きく評価されるのは間違いないでしょう。
このあたりは「簡単」に見つからないのでレアと称され、やはり買うのもハードルが高め。
ここでオススメ?となるのは「シリアルナンバー」で判断ができる個体ですね。
いわゆる「P番 / Pシリアル」。
P0、P1、P2、P3*****となり、P3以降の数字も多い方が価値が高いそうです。
P1とP3では50万円100万円と変わるのですから、凄い話・・・
ここまでくると白文字盤と黒文字盤での価格差は小さくなります。
Chrono24を覗いてみます。
400万円台で売られているのは「P1」まで。
P2、P3はさすがに出てきませんね。
因みにWシリアルのパトリッツィとなると「え?ウソだろ」と言った値段が付けられたりしています。
買う方がいるのかな?
と、言うことで仮にP000001のデイトナ16520白文字盤保なしと、A999999のデイトナ16520黒文字盤保ありが並んでいた場合・・・
今後どちらが「上」に行くのか興味がありますね。
現時点では同じような価格帯。
細かいディテールも覚えておくと、店頭で出会った時に確認ができるかも。
ベゼルのUNITS PER HOURの幅広刻印とか。
こちらはもう少し古い製造のベゼル。
結構違うでしょ?
文字盤も最終マーク7。
まぁ、トリチウムじゃないのであれば大体OKでしょうか。
SWISS MADEね。
店頭ではここまで確認できるかはわかりませんが、気になる方は買う時にシリアルナンバーを見せてもらいましょう。
フラッシュフィットは一体型の803B。
王冠がフリップ内に収まると最後期と判断されます。
コレは少し飛び出ていますね。
クラスプコードのABは2000年頃。
Pシリアルも2000年頃の製造ですので一致しています。
因みにAシリアルの個体も同じブレスレットナンバー78390Aですが、1999年頃のクラスプコードはXとなります。
もしかしたら、もう400万円でも満足いく個体は買えないかも知れません。
でも、この5桁のデイトナを買っておくのは、「今」が1番なのかも知れません。
生産終了から20年近く、良個体は減り、相場はどんどん上がっていく一方。
お金を銀行に寝かしておくのであれば、デイトナに変えても良いんじゃありませんか?
ちゃんと整備して、オリジナリティを残しつつ、いざお金に買えたいときもロレックスのデイトナなら間違いないでしょう。
頭金を入れて分割ローンで買っておいても、月々の定期預金だと思えば買いやすいと思いませんか?(笑)
不要な時計を売ってしまって、100万円を頭金にして300万円を60回無金利で毎月50,000円のお支払。
定期預金に毎月50,000円払ってるなら同じだし、60回払い終わった5年後には価値がもっと高くなっている可能性は充分にあります。
まぁ・・・相場なので「価値が上がらない」可能性もありますし、下がることもありますね・・・。
でも、でもですよ、デイトナとの5年間はプライスレス(笑)
いかがでしょう?
また5年後に振り返る記事を書けたら良いなと思います。
116500LNを300万円で買うのであれば、16520のP番デイトナを買っておく方が5年後面白いと思うんです。
最悪でも相場の8割では買い取ってもらえます。
デイトナなら9割以上のことも多いですしね。
5年後の未来は誰にもわかりませんが、大阪万博フィーバーとかで景気が良いと良いですね。
Aシリアル買うのであれば、Pシリアル。
P番の壁を感じてください!
ものすごく壁が高くなることを祈って。
今年もよろしくお願いいたします。
それではまた!
https://zenmai-tokyo.com/2018/02/21/16520-116520-116500ln/
【レビュー】もう普通に買える時計じゃないな 16520 ロレックス デイトナ × エルプリメロ U番 黒文字盤 トリチウム
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