【レビュー】オメガ 3551.50.00 スピードマスター ブロードアロー 42mm 自動巻きクロノグラフ 3551-50
OMEGA Speedmaster Broad Arrow 3551.50.00 42mm
自動巻きクロノグラフ キャリバー3303 を搭載し、新型デイトナにタイミングを合わせ2000年に登場したのがスピードマスター ブロードアロー 3551-50です。
スピードマスタープロフェッショナルの上位機種としての立ち位置で、スピマスプロの良いところデイトナの良いところをミックスしたようなグッドルッキングな高級クロノグラフが誕生したのでした。
ところが世間的に受け入れられたとは言い切れず、2020年の現在でもスピードマスターと言えば手巻きのプロフェッショナルが人気です。
なんでしょうね?見た目は悪くないし、自動巻きだし、サイズは42mmでインパクトあるし、キャリバー オメガ 3303はクロノメーター公認でパワーリザーブは55時間、更にはデイト表示もある。
待望の自動巻きクロノグラフだったでしょう。フレデリック・ピゲ(Frederic Piguet)製の高級クロノグラフですよ。
フレデリックピゲと言えばパシャクロノやロイヤルオーククロノグラフなんかにも採用される名門です。
42mmですが、どうですか?
格好良いでしょ?
これ2000年代は10万円台半ば後半で売られてましたからね・・・激安でコスパ最高です(因みに3570-50も10万円台後半でした)。
国内定価は48万円で、同年デビューのデイトナ116520は720,000円です。
こうして画像を並べても、負けてないと思います。
着け心地とかね、仕上げの面ではいまいちですけど、値段も安いし人気が出なかった理由は何でしょうか?
Chrono24を覗いてみました。
現在中古マーケットでは30万円くらいから見つかるようです。
あまり保証書とかクロノメーター証などの付属品にこだわりが無いオメガなので、個体の状態優先で選びましょう。
ファーストスピードマスターと同じブロードアロー針。
42mmのラージサイズですが、まぁ許容範囲。
デイト窓も同色でデザインを邪魔しません。
こちらは同時期に売られていた3551.20.00 ホワイト文字盤のブロードアロー。
どっちが好みでしょう?
2000年からですので夜光はスーパールミノバ。
そして気になるのは重さ。
着け心地含め、ちょっと重く感じるのです。
質感もデザインも悪くありません。
むしろ格好良い。
ダブルプッシュ式脱着バックル。
しっかりしたバックルパーツ。
強靭ですね。
サイドビュー。
サファイアクリスタル風防になっています。
アプライドロゴにアプライドインデックス。
格好良いブロードアロー。
スティールベゼル。
傷が目立ちます。
デイト窓。
目立たないので、見にくいとも言えますが、あまり見ないと思いますのでどっちでも良いかも。
デイトナにはデイトが無いので、あるだけマシでしょう。
風防、自動巻き、クロノメーター、スティールベゼル、10気圧防水、・・・ほぼほぼデイトナと同スペック。
やっぱりね、もっと仕上げを良くして値段も少し上げてでも高級感があった方が良かったのかな?
狙いは打倒ロレックスなんですよね。
シーマスタープラネットオーシャンもサブマリーナーとシードゥエラーあたりとスペックを合わせています。
が、勝てなかったもんね。
初代は好きだけど・・・
ケースバックにはシーホース。
BROAD ARROWの刻印もあります。
まとめ
いかがでしょうか?
隠れた銘品。
埋もれた名機。
ちゃんと雰囲気よく格好良く着けたら、大満足なんだと思いますよ。
安いし。
値段も2倍出せばファーストレプリカ60周年モデルが買えそうなので、懐事情と相談しながら探してみてください。
間違いない。
それではまた!
【レビュー】オメガ 321.10.42.50.01.001 スピードマスター ブロードアロー1957 50周年記念モデル
#ZENMAIのココ東京