
【レビュー】パテックフィリップ 5091/1A-010 スカルプチャー ブラック/アラビア 300本限定
Patek Philippe 5091/1A-010 Sculpture Black Dial
今日はレアなパテックフィリップのスティールモデルです。
1999年、全2700本(各300本)限定販売という希少性が高い割には、あまり盛り上がらなかった「スカルプチャー」。
何がダメだったんでしょう?
38mmのケースサイズ、キャリバー315 SC、スポーティかつドレッシーなデザイン。
どれをとってもノーチラスやアクアノートに負けてないと思うんです。
「どっちつかず」・・・コレかな?
Sculptureは、 “ロシアの時計(Russian watch)”と呼ばれています。1999年ロシアでのパテックフィリップの復帰を祝うために5091系は作られました。9つのバージョンそれぞれに300本限定となり、合計2700本となっています。ロシアの貴族と知識人は19世紀の重要なパテックフィリップの顧客でした、しかしパテックはソビエト時代の間に去りました。ケースのデザインは古典的なPatek Nautilusに基づいています。<europeanwatch.comより>
なんとなくゴージャスなスティールブレスレットがクロムハーツブレスレットが装着されたロレックスの様にも見え、スカルプチャーは「ロック」なモデルなのです。
キラキラして重厚なブレスレット。
パテックフィリップっぽくない。
Chrono24を覗いてみました。
スカルプチャー(Sculpture)自体の掲載数が非常に少ない。
おそらく人気の5091/1A-010でも100万円台の相場かと思います。
ノーチラスやアクアノートとは違う「存在感」がありますね。
ブレスレット一体型で、厚みは約10mm。
重さは115グラムくらいです。
ブレスレットはつなぎ目のわからないよう美しくデザインされています。
広げてみるとこんな感じ。
スカルプチャーはスポーツモデルではないと思いますが、インデックスと針には夜光が塗布されています。
やや変色しているのでトリチウムですね。
防水性能は生活防水です。
サファイアクリスタル風防。
オールアラビア文字盤は好みが分かれますが、シンプルで長く使えますよね。
アラビア数字の向きも面白いです。
キャリバー315SCはカラトラバやアクアノートなどにもこの時代使用されています。
デイト表示付き自動巻きムーブメント。
ブラックライトを照射。夜光は反応していますが・・・
夜光にはトリチウムが使用されていますので・・・
もう自発光できません。
ぼんやりと消えていきます。
さて、スカルプチャー最大の特徴はこのブルーエナメルカボションクラウン。
ロシアの王冠モチーフだとか。
なんとなくロシアの教会のあの丸い・・・何て名前ですかね?タマネギみたいの付いてますよね。
コレとは違うのか?
いかがでしょうか?
おそらく狩り尽くされて、ノーチラス・アクアノートに次ぐ人気機種になると感じる1本です。
白文字盤やコンビネーションなどもありますが、私はこのスティール黒文字盤 5091/1A-010 が評価されると思います。
まだ100万円台で保証書付きの個体があると思います。
状態にもよりますけど世界で300本ずつしかありませんので出会いを大切に。
もし見つけたら悩まずゲット!
隠れた名作が・・・まぁこのまま隠れ続けることもあるでしょうけど(笑)
とても素敵な1本だとは思います。
その次はネプチューンかな?
ではまた!
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