ROLEX Vintage Explorer II 1655
“Freccione”や”Steve McQueen”のニックネームを持つ、初代エクスプローラーII Ref.1655。
Frecciaはイタリア語で矢印の意で、大きく目立つGMTハンドのことですね。
スティーブ・マックイーンさんはホイヤーモナコやサブマリーナーなども愛用していますので、”Steve McQueen”のニックネームだけじゃ何だかわかりづらい。
そんな(どんな?)ヴィンテージ・エクスプローラーIIを見ていきます。
1655は昼夜の判断が難しい極地での着用を想定した、探検/冒険家向けのプロフェッショナルウォッチです。
大きく目立つGMTハンドは2つの時間帯を確認する為ではなく、午前なのか午後なのかを判断するためのツールなのです。
かなり無骨なデザインで、とにかくGMTハンドに目が行きます。
同じ冒険家用のエクスプローラー(I)とはコンセプトが異なるためデザインは大きく違いますね。
時分針もメルセデス型ではなく、ストレート(ペンシル)型です。
こちらは初代をオマージュした、現行モデル(第4世代)のRef.216570。
パッと見の雰囲気は似ています。
より高級感があり、もはや冒険家向けではなくお金持ち向けですね。
そろそろモデルチェンジで第5世代が誕生しそうです。
Chrono24を覗いてみました。
付属品の無い本体のみの状態でも200万円からと、かなりの希少価値あるヴィンテージロレックスとなっています。
私が時計を好きなった1998年頃から、このモデルは人気が高かったですね。
1998年の相場ですが・・・
5512が30万円、1665が43万円のところ、1655は83万円もします。
初代シードゥエラーの約2倍!
早熟でしたね。
エクスプローラーII 1655は1971年に誕生しています。
キャリバー1570を搭載しており、デイト表示があります。
GMTハンドは単独稼働はできません。
スクリューバック、ねじ込み式リューズで100m防水を確保。
耐久性のある冒険家ウォッチですね。
ブレスレットは78360、シングルバックル、FFは580番。
文字盤は後年のルミノバ夜光に交換されていますので、すごく光る・・・
“Freccione”
GMTハンドも光るし、オレンジカラーがビビット!
6時位置もオンリースイス表記になっていますね。
初期の初期は秒針のドットがありません。
交換文字盤なので王冠マーク(コロネット)も現代風。
VR(ビンテージロレックス)は、とても軽いです。
1655も110グラムちょっと。
まだまだ元気ですので、使えるアンティークとしても人気があります。
さすが冒険家用だな。
いかがでしょうか?
もうね、なかなか手が出ません。
今からなら、こう言った夜光が変えられちゃっているのも悪くないんだと思います。
私はRef.1016のオールニューなんかでも良いかな~?って最近思いますし、昔の値段知っていると目が飛び出そうです。
なので、オリジナルを大切にするのもVRの楽しみ方ですし、反対にガシガシ着けても気にならない交換済みのモデルを使い倒すのもVRの楽しみ方だと思います。
それではまた!
#ZENMAIのココ東京
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