カテゴリー
GMT MASTER ROLEX ZENMAI 腕時計レビュー

【レビュー】ロレックス “Fat Lady” 初代GMTマスターⅡ 16760 ’85年製

スポンサーリンク

Rolex GMT Master II 16 760 Fat Lady

製造年数が極端に短いロレックスのスポーツモデルは「プレミアム」になりやすいですが、数年前まではあまり評価されていなかったモデルがあります・・・。

今回ピックアップするのは「短針単独可動」を可能にしたキャリバー3085を搭載し華々しくデビューした、初代GMTマスター「2」ことRef.16760をレビューしていきます。

ROLEX FAT LADY Ref16760「ファットレディ」「ソフィア・ローレン」初代GMTマスターⅡ

そのフォルムから「ファットレディ」「ソフィアローレン」の愛称がある特別なモデルです。

※詳しくは上の記事をチェックして下さい。

80年代のアメ~リカンなローレックスボックスです。

格好良さはありません。

が、30年経ってこの状態は素晴らしい。

86年印のアメリカギャランテイーと共に、赤タグ、プライスタグ、冊子など付属品もパーフェクト。

ファットレディ 16760は「赤/黒」コークベゼルしかありません。

1675、16750と言えばペプシ、黒モノトーンベゼルカラーでしたので、GMTマスター「2」としてハッキリした「差」を付けました。

やや赤が退色していますね~渋い。

文字盤は「フチあり」トリチウム。

特にGMT針が焼けています。

85年製かと思われる88****番シリアル。

当時のGMTマスター「1」は16750。

冊子の画像は「フチなし」です。

16750Aと記載されています。

お隣には金無垢の16758。

167588の記載ですね。

テキストには167533とも記載があります。最後のアルファベットや数字は何なんでしょう?

80年代のアメリカのカタログなどには101900とか16570Aとか記載されていますね。

16760Aのページ。

GMTマスターの上位機種。

こちらはGMTマスター1の使い方。

167533の記載ですね。

1986年の11月に販売されたものです。

製造年は85年と思われますので、販売までに1年程度時間が掛かっています。

今ほどスピーディな流通体制でも無いでしょうからね。

格好良い~。

惚れ惚れします。

焼けも味としてセミビンテージを堪能できますね。

キャリバー3085は僅か5年ほどで市場から姿を消す稀少なムーブメントです。

短針が単独に動くことで簡単に時差を調整でき、GMT針とベゼルを使えば最大3つの時間帯を表示認識可能です。

満を持してリリースしただろうムーブメントですが、あっと言う間にキャリバー3185へ。

なんかトラブルがあったのか・・・

それとも90年前後は新開発のモデルが多いので、転換期だったからなのか。

ファットと言っても13mm欠けるくらいですので、そこまで太くはありません。

同時期の16750も同じく13mm程度です。

ただ、16760がサファイアクリスタルに対し、16750はプラスチック風防で厚みがあります。

太く見えるのはクラウンガードの厚みがあるからでしょうか。

クロノタイムのビッグブロックほどの「太い!」感じは・・・

スポンサーリンク

シングルバックル。

まだまだ状態も良く30年選手には見えません。

クラスプコードはK。

86年か・・・。

やっぱり太いかな。

8.1mmのロイヤルオーク ジャンボ 15202STと比べてみます。

よくわかりませんでした(笑)

まだグリーンシールが残っています。

クラウンガードはこうして見ると、かなりしっかりしていますね。

最近の相場です。

完全オリジナル、トリチウム、保証書付は100万円オーバー。

フルコンプのコレクション系は150万円は見た方が良いでしょう。

トリチウム、ギャラ無しで7~80万円。

文字盤、針交換で60万円台後半と言ったところでしょう。

このあたりを買うなら、16710で付属ありを狙いたいですね。

今、5桁を買うのであれば「保証書あり」を選ぶべきだと思います。

付属しているものに出会わないなら、無理して5桁を選ばず現行品にすべきですね。

それでは!

【レビュー】ロレックス GMTマスター 1675 トロピカルダイヤル

ロレックス 全歴代 GMTマスターI・II 歴史と愛蔵ファイル

【レビュー】ロレックス GMTマスターⅡ 16710 PEPSI スティックダイヤル

【レビュー】ロレックス GMTマスター Ref.16700

【レビュー】GMTマスター Ref.16758 18金無垢モデル 1980年代

 

#ZENMAIのココ東京


スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

SNS Share

「【レビュー】ロレックス “Fat Lady” 初代GMTマスターⅡ 16760 ’85年製」への3件の返信

いつもブログ拝見してます。
ファットレディ格好良いな~と思ってます。
先日、時計屋さんで見た感じキレイな状態で、ダイヤルのトリチウムが強めに退色している付属品無しを見つけました。
アンティーク感が出てて、良いなぁと思うのですが、やはり保証書無しだと見送った方が良いでしょうか?
金額は100万+税くらいです。
変な相談コメントで申し訳ありません。

トケマーにて150万円ちかいですが付属品付きが出ていますね。数が本当に少なくなっているので良個体を探すのが大変です。資産として持つのであれば保証書は必須ですが、楽しむのであれば私は本体のみでも構わないと思っています(手放す時にはちょっと悲しいですけどね(笑))

出てますね!
ただ、時計屋さんの個体はダイヤルの焼けがすごくキレイに焼けてるのが格好いいと思ってしまって。

付属品付の個体が良いのか、焼けの雰囲気を楽しめる個体を買うのかで、悩んでました。
(両方なのが一番良いと思うんですが)

もう一回だけ時計屋さんに見に行ってみます(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)