【レビュー】オメガ “Pre-Bond” シーマスター200 Ref.396.1041

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1988 SEAMASTER 200 “Pre-Bond”

2810(ST396.1041 / DB 396.1041)

今回はオメガのシーマスターから、1980年代後半から1990年代前半の短い期間に製造された「Pre-Bond」について見ていきましょう。

このモデルは、かの天才ウォッチデザイナー ジェラルド・ジェンタ氏の作品とのことです。

本当でしょうか?

同時期のシーマスター120 ポラリスなどもジェンタデザインと言われてますね。Cラインのコンステレーションから関係は続いていたのかも知れません。

そして80年代後半にリリースされたコチラのモデルはジェームズ・ボンドが使用する前のモデルとして「プレ・ボンド」と公式に呼ばれています(呼ばせています)。公式のホームページにも書かれていますのでオメガも納得しているのでしょう。

機能

インターナショナル コレクション 1988

ケース Stainless steel

ケースバックタイプ Screw-in

ダイヤル Black, with luminous hour markers and luminous hands

クリスタル風防 Scratch-resistant sapphire

ブレスレット Stainless steel (integrated)

機能

ムーブメント

Quartz electronic analogic

キャリバーナンバー 1438/1441

その他

Cal. 1438
Created in 1988, 6 jewels
Cal. 1441
Created in 1987, 6 jewels
Both with central sweep-second hand

技術仕様

防水 200 meters

このプレボンド。サイズと素材の組み合わせで幾つか種類があります。

スティールケースは大小2サイズ、それぞれクォーツとオートマチックがあり、ベンツ針とリーフ針の黒文字盤と分かれます。

コンビネーションモデルも同様に分かれ、更に黒文字盤とシャンパンゴールド文字盤があります。

ステンレス
フルサイズ クォーツ Ref ST 396.1041 (後に全モデルで 1051 および 1061 に)
ミッドサイズ クォーツ Ref ST 396.1042 (後に全モデルで 1052 および 1062)
フルサイズオートRef ST 368.1041(後に全モデル1051および1061に)
ミッドサイズオートRef ST 368.1042(後に全モデル1052および1062)

ステンレス / 18K ゴールド ブラックフェイス / シャンパンフェイス
フルサイズクォーツRef DB 396.1041
ミッドサイズ クォーツ Ref DB 396.1042
フルサイズオートRef DB 368.1041
ミッドサイズオートRef DB 368.1042

ステンレス / 18K スチールブレスレット
フルサイズクォーツRef DR 396.1041
ミッドサイズ クォーツ Ref DR 396.1042
フルサイズオートRef DR 368.1041
ミッドサイズオートRef DR 368.1042

38mmのケースサイズに200m防水、コチラはジェンツサイズのクォーツムーブメント。

ベンツハンドではなく後期のリーフハンド。

ST 396.1041なのかST 396.1051なのかST 396.1061なのか、よくわかりませんw

もちろんトリチウム夜光です。

デイト表示付きで30年近く経っても丈夫で問題なく動いています。

これで10万円弱の時計とは、驚きですね。

格好良いでしょ。

マット仕上げのステンレススチール。

防水時計ですが、そこまで厚くありません。

セミ・ビンテージですが、サファイア風防です。

フリップロック式のバックル。

ロレックスと同様です。

ケースバックは1段下がってスクリュー式で留まっています。

シーホースのレリーフももちろんあります。

エクステンション付きのブレスレットですね。

ダイバーズ仕様。

恐ろしいほどシンプルで簡素です。

お金かけていません(笑)

なかなか良いサイズです。

うん。

格好良い。コレ格好良いですね!

1993年にはシーマスター300の2531.80.00がリリースされます。

所謂ボンドウォッチ。

ピアースブロスナンの007 ジェームズ・ボンドですね。

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なので5-6年の短命モデルなんです。

あまり出回りがないようで、探せばそこそこ出てくるセミビンテージ。

ロレックスでもチュードルでも1990年前後のダイバーズウォッチを探したらとてもじゃないけど10万円じゃ買えません。

このオメガ、安くて格好良くてナイスでしょ?

初期仕様のベンツハンズ。

こちらもクオーツですね。

個人的には後期のリーフハンドの方がミリタリー色が強くて好きです。

凹んだケースバックも面白い。

因みに、数が少ない自動巻きモデルのケースバックは凹んでいません。

クロノメーター認定を受けたムーブメントCal.1109が搭載されています。

トリチウム焼けが年代を感じさせますね。

まだまだイケるな。

バックルにはオメガの刻印。

文字盤のプリント。

劣化してませんね。キレイです。

ルミナスポイントは劣化で死亡。

茶色くなっちゃた。

シーマスタープロフェッショナル200Mの記載。

オメガはフィートで表示させませんね。

ハンドのヘリもキレイです。

1991年の雑誌に定価かどうかわかりませんが、新品のコンビネーションモデルで7万円でした。

その程度の価格帯の割には、よく作られていると思います。

デイト表示もある。

クラウンにはオメガマーク。

クラウンガードは三角形のような形状です。

 

ケースバックのシーホーズ。

今と昔で微妙に変わってたりしますかね?

1957年のシーマスター300とかと比べてみたいですね。

変わった形状のブレスレトのコマ。

ギシギシしています。

横からたたいて抜くピン留め式のブレスレット。

ブレスレットにはナンバーが記されていますね。

ネットオークションでは様々な状態で売買されていますが、概ね個人間で50000円以下。

ショップが出品すると70000円以下。

コンビネーションでもクォーツなら同じくらいです。

ビンテージショップで店頭で購入する場合はメンテナンスの安心と保証が付いて倍くらいかな。

自動巻きの場合は1.5倍から2倍程度を覚悟しましょう。

で、今回は凄い安いの見つけました!

かなり状態悪そうですけどね(笑)

トケマーで35,000円・・・

 

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