
【レビュー】ロレックス シードゥエラー 4000 Ref.116600 只今価格高騰中
ROLEX SEA-DWELLER 4000 Ref.116600
2017年はシードゥエラー誕生50周年です。
そして50周年を記念し全く新しいシードゥエラー Ref.126600が見事にリリースされました。
となると、それまで現行機だったモデルは「生産終了 / 廃盤品 / ディスコン」と化し、一気に注目が集まるのです。
前年度までは見向きもされていなかったのに、急に「欲しい」人々がわらわら集まり出し、それまで安かった相場が「ぐぅぅ~ん↑↑」と上昇します。
ロレックスのスポーツモデルであれば、ほとんどが御多分に漏れずそうなります。
今年が50周年だってことは皆知っていましたし、新作が出れば生産終了になることも予想できました。
なのに116600は不人気でした。
ここまで愛されなかったスポーツモデルが今まで存在しただろうか?
そして、愛されなかったからこその「現在の品薄・価格高騰」ですね。
2000年頃までの16700、16710 青/赤ペプシカラーも不人気でしたが現在は人気ナンバー1ですし、このシードゥエラー4000も期待大です。
2017.06.02現在の価格コム並行新品グラフ。
3月以降凄い勢いで高騰しています。
昨年のトランプ景気で11月以降じんわりとは他のモデル同様に上がっていますが、ここ1,2カ月の値上がりっぷりは笑えます。
極端すぎ。
不人気だった理由を考えてみましょう。
2008年に生産終了となった第4世代のシードゥエラー16600、ディープシー116660に切り替わりました。
44mmに大型化さえ、そのインパクトから人気が出ましたね。
2014年に突然リリースされ復活した40mmシードゥエラーは116600 シードゥエラー4000。
セラクロムベゼルを搭載したややマッチョな近代的なシードゥエラーでしたが、ムーブメントは同じCal.3135でしたし防水性も同じでした。
ケースは一新し、ブレスレットも堅牢になり、グライドロックシステムも搭載しましたが、見た目の地味さが人気を後押ししませんでしたね。Dブルーの存在も邪魔になりました。
そして1番のネックは定価でしょう。
609,000円だった16600でしたが、116600は1,069,200円もしました。
「オイオイオイオイ・・・・」どこに40万円もコストが掛かってんだよ?
そう思いましたが、実は126600の開発費だったのだと理解することにします。
たった3、4年の生産の為のケース作りなど馬鹿げていますね。
こちらは116610LNです。
パッと見はシードゥエラーもサブマリーナーもさほど変わりませんね。
サイクロップレンズがあるのと無いのでスッキリさが違います。
こちらは新型シードゥエラー 126600。
やはり大きいですね。
インパクトがあります。
でもサイクロップレンズのせいでサブマリーナーに見えてしまいます。
以前は「厚い」と言われていたシードゥエラーですが、こうして見るとそこまで厚くは無いのです。
たぶんディープシーを見ているせいで感覚がマヒしたのだと思います。
116600の最終形態の特徴はバックルプレートの仕上げで判断します。
2015年後半くらいからバックルの梨地仕上げが、徐々にポリッシュ仕上げに変わっていくのです。
116520 デイトナと同じような感じですね。
因みに116600は2014年生まれなのでランダム品番しかありません。
力強い後姿。
これは100年使える腕時計でしょう。
お馴染みのヘリウムガスエスケープバルブです。
セイコーのダイバーウォッチはこのバルブ無しで飽和潜水可能なモデルを作り出しますね。
これはオメガ シーマスターのバルブです。
自分で開閉できます。
私みたいな素人は触らない方が良いですね。
閉めた方が良いのか、緩めておいた方が良いのかわかりません。
116600の厚みは約15mm、43mmの126600の厚みは約16mm。
シードゥエラー4000の重さは175グラムくらいあります。
これは結構思い部類ですね。
126600は195グラム、116660は220グラムほどあります。
最後に、16600と116600と126600の3ショットです。
皆さんのお好みはどれですか~?
ではまた!
【レビュー】ロレックス新作 シードゥエラー 43mm 50周年”赤シード” Ref.126600 バーゼルワールド2017
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