ジャガールクルト マスターコンプレッサー・メモボックス 170.84.70
JAEGAR-LECOULTRE MASTER COMPRESSOR MEMOBOX 170.84.70
2004年
初めての高級腕時計ロレックス購入から6年が経とうとしていました。
98年に買ったエアキング14000のオーバーホール時期はとうに過ぎてしまっていましたが、
・・・・実は悩んでいたのです。
エクスプローラーⅡを2002年に購入してからは、ほとんどコチラばかり着け、ケースサイズが小さくデイト表示のないエアキングは出番を失っていました。
今思うとですが、エアキングは20代の若造には早かったかも知れません。
シンプルさを良しとするのは歳を取ってからかな、エクスプローラー2の方が格好良く見えたんですよね。
エアキングのメンテナンスを放置していたのは・・・悩んでいたというのは・・・
そうです、「売却」を考えていたのです。
そんな折、時計雑誌で見たルクルトのマスターコンプレッサー・メモボックスに一目惚れ。
170.84.70(Q1708470)
マスタコントロールと呼ばれるジャガールクルト独自の耐久・精度テスト。
約1000時間もの試練をクリアしたムーブメントだけが販売されると言う「なんか凄い」感を味わえる1品です。
41.5mmの少し大きめのケースサイズ、防水性を高めたコンプレッサーシステムでぽってりと12mmも厚みがあります。
メモボックスとは「アラーム機能」を持つルクルトのモデル名。
このモデルは2002年の新作で、発表から2年経ち日本でもちらほら中古品が見受けられるようになってきました。
ルクルトと言えば「レベルソ」のイメージでしたが、この突起が3つも飛び出す大型のデザインは
当時にしてみればかなり奇抜で、ロレックスしか持っていなかった私には物珍しさと共に興味津々のタイムピースだったのです。
とは、言え実物はまだ見たこともなく雑誌に掲載されていた渋谷「宝石広場」に行ってみることに。
この時点ではエアキングを手放すのか、まだ思案中の状態です。
何せ「一生使う」つもり買ったのです。
渋谷 宝石広場
雑誌に載っていたマスターコンプレッサー・メモボックスを見に訪れました。
店内には無数の時計とジュエリーが並んでおり、当時人気のあったフランクミュラーなども手に取ってみることができます。
店員さんに雑誌に載っていたモデルはあるか尋ねたところ、あいにく売り切れていました。
後からわかったことですが、雑誌に載るまでには結構時間がかかるとのことで、代わりに「予約」が取れますよと。
※撮影してから本になるまで2週間から1ヶ月掛かるようで、このような「○○店のおすすめ」みたいな情報はほとんど在庫なしのようですね・・・こんなの扱ってますよと言う情報くらいなんでしょう。
因みに定価は80万円以上しましたが、宝石広場での販売値は398,000円。
エアキングとエクスプローラーⅡを下取りに出したら、同額ですよなんて言われました(実物は見せてないんですけどね)。
248,000円で買ったエアキングは6年、238,000円で買ったエクスプローラー2は2年。
50万円以下の時計の下取りが40万円もいくのか・・・さすがロレックス。
リセールバリューが良いなぁ・・・なんて思いました。
そして・・・
驚くことにわずか1週間で状態の良い中古が入荷したと言うのです。
え?すごくない?
けっこう珍しいモデルでしょ?
にわかには信じられませんが、宝石広場へと向かいます。
2本のロレックスを持って・・・
実物が目の前にありました。
本当に入荷していました・・・なんということでしょう。
そしてマスターコンプレッサー・メモボックスの格好良さ、その音色に魅了されます。
素敵すぎる。
自然とロレックスを下取りに出す流れとなり、左腕にはジャガーなルクルトが巻かれていました。
因みにエアキングは17万円、エクスプローラ2は21万円で下取りしてくれました。
買取査定の担当さんと、販売担当は別の方で・・・残念ながら398,000円に届きませんでした(笑)
まぁ・・・エアキングは油切れとキズの多さが査定に響いたのだと思います。
マスターコンプレッサー・メモボックスは約2年間使うのですが、エクスプローラー2を購入して以来、時計を所持する年月がどんどん短くなっていくのでした(次回に続く)
Jaeger Lecoultre Master Alarm Memovox 170.84.70の音色です。
意味なく何度も鳴らしたことが思い出ですね。
インパクトがあり皆が「何?その時計」と聞いてきてくれる着け甲斐のある時計でした(笑)
#ZENMAIのココ東京