【エル・プリメロ】タグホイヤー CR5110.FC6175 モンツァ キャリバー36 ハイビート 39mm
TAG HEUER Monza Chronograph Calibre 36 CR5110.FC6175
今回は2000年初頭に登場したタグホイヤー モンツァキャリバー36 CR5110.FC6175です。
ゼニス社のエルプリメロ400をベースにしたキャリバー36を搭載するモンツァなんです。
同じLVMHグループ仲間ですね。
ハイビートクロノグラフを搭載しており、シースルーバックからムーブメントが覗けます。
CR5110.FC6175 モンツァ 36000
ケースサイズは39mmで、細腕の私にもフィットします。
レザーストラップなので余計に着けやすいですね。
モナコに比べても丸みがあり、現代風にアレンジした復刻になるので高級感も感じられます。
国内定価は651,000円でした。
因みに同時期に販売されていた、パネライのエルプリメロ搭載モデルPAM00074(SSレザー)も定価は同じような682500円でしたので、けっして高過ぎる値段ではありませんが「上位機種」らしさがあります。
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現在は楽天市場では30万円以下で販売されています。
半額以下ですのでお買い得な気もしますが、どうでしょう?
さて、デザインです。
イタリアのサーキット「モンツァ」の名をつけられたモデルですが、最初のモデルは1911年まで遡ります。
手巻きのストップウォッチだったらしいのですが、オリジナルの画像は見つかりませんでした。
そしてデザインのベースになったのは1933年のワンプッシュクロノグラフであるのがわかります。
モンツァは2011年に同じくキャリバー36を搭載して限定復刻していますが、その時は針やインデックスをかなり忠実に復刻させていますね。
2000年代初頭のこちらの方が着けやすいデザインだとは思います。
クッション型のケースに、3カウンターのクロノグラフ。
6時位置にデイト窓があり、アラビア数字のフォントも見やすく可愛い感じがあります。
キラリと高級感。
お馴染みのカレラクロノグラフとモナコクロノグラフ。
2000年代のモデルです。
カレラやモナコの中間的なデザインで、1970年頃に製造されたカマロにも似ていますね。
バルジュー72を搭載したカマロは非常に高値で取引されています。
夜光はルミノバで現在でもちゃんと光ります。
輪列の美しいエルプリメロが覗けます。
2011年の復刻モデルとは振り子のデザインが異なります。
クロノグラフ。
28800振動のよくあるクロノグラフと比べる機会があれば、36000ハイビートの音の早さを実感できると思います。
ビンテージ風なタマネギリューズのとっぷには盾マーク。
プッシャーの形は格好良くありません。
厚みは約14mmと、ボテっとしています。
ヘッド部位が少し重く感じますが、約97グラムとフィットさせれば疲れる重さではありません。
文字盤です。
ギョーシェ彫りが施されています。
モナコやカレラには無かったこだわり。
上位機種、高級機の装い。
アプライドインデックス。
個人的には針の形状がいまいち好きじゃないです。
視認性は劣りますが、ストレートで細いタイプが良かったな。
クッション型でベゼルの厚みなどは変則的。
MONZA Calibre 36の文字が誇らしい。
夜光もポイントマーカーと針のみなので、アラビア数字は鏡面タイプで光が無いと見づらいですね。
面白い形のリューズ。
ねじ込み式では無いプッシャーで、防水性は3気圧。
キャリバー36。
エルプリメロ400がベースとなっています。
いかがでしょうか?
CR5110.FC6175 モンツァ キャリバー36 ハイビート 39mm。
他の方とは違うタグホイヤーのクロノグラフでした。
あのエルプリメロですよ。
特別感がありますね。
あまり出回っていない感じですので、もし出会いがありましたら是非手に取って見て下さい。
それではまた!
#ZENMAIのココ東京