【レビュー】IWC GST ディープワン 3527-001 IW352701 水深計測腕時計 1999年 500本限定
IWC GST Deep One Titanium Ref.3527-001 IW352701 Automatic Case.42.5mm
今回は「幻」とまで言われたミステリースペックのGST Deep Oneを見ていきます。
何がミステリーなのかと言いますと、腕時計で「水深」を測っちゃうという誰得?な謎機能だからですね。
1999年でしたらダイブコンピューターはもうあるでしょうし、わざわざ「今、水深30mですね!」みたいな確認を機械式の腕時計でする意味がよくわかりません。
どうして作ったのか意味が分からないのと、誰が必要としたのかと、なぜ企画が通ったのか?を教えて欲しい・・・
なんて思った方!
それを「男のロマン」と言うんです。
知っていましたか?

このディープワン。
2005年くらいだったかな?
私に時計を教えてくれた友人が所有していたのですが「これ100万円以上するんだぜ」って見せられた強烈な記憶があります。
当時よく似たアクアタイマーが20万円くらいで、オーシャン2000が40万円くらいだったでしょうか。
何でこんなヘンテコな機能の時計が100万円以上するのか、若い私にはまったく理解できませんでした。

しかしオッサンになって見返しますと、コレがなかなかどうして。
真面目に作ったんですよ、大の大人がね、寄ってたかってあ~でもないこ~でもないなんて企画会議をしながら5年間も。
涙ぐましいじゃないですか?機械式でどうしても「水深計」腕時計を完成させたかったみたいです。
そんな5年もの歳月を掛け誕生したディープワンですが、水深センサーがコスト高になってしまったため500本しか作ることができませんでした。(悲惨)
すぐ壊れるしね。(更に悲惨)
そんな悲運なヒストリーも、見た目のクールさも相まって人気レアモデル「幻の腕時計」の仲間入りをします。
男のロマンだな。

因みに国内定価は1,458,000円ほどしましたので、プレミアム価格にはなりませんでした。

1999年のデザインですが、チタングレーに強烈なイエローがめちゃくちゃ格好良いですよね。
今でも通用する。

って事で、その後リシュモングループの傘下となったIWCからは、このカラーリングを連発してくれて、GSTファン立ちは興醒めしちゃいますけど。
ディープワンだから格好良いのだよ。

42.5mmとそこそこ大き目なケースですがチタンなのでとても軽く腕へのフィット感は悪くありません。
厚みは14mmほどあります。

cal.8914(ルクルト)を搭載、防水性は100mとなっています。
水深計は付属のポンプでテスト計測が可能です。
地上でテストしてから水の中で使わないと、ちゃんと作動するか不安ですものね。


こんな感じで4時位置のセンサーにポンプを装着して圧を掛けます。
大きな三角形が本来12時側からスタートするんですが、うまく画像を残しておりませんでした(笑)
これは圧を掛け終わった後ですね。

す~っと白い大きな三角形の針は戻ります。

見方なのですが、黄色い大きな三角形が最深部(この画像だと40m)を記録してくれていて、白い大きな三角形が現在の水深(この画像だと29m)を表示してくれています。
う~ん・・・伝えにくい(笑)

説明書にはテストの方法が書かれています。

ケースバック側から見るとこんな感じ。
ケースとブレスレットも専用工具(と言ってもボタンを押すだけの棒)で簡単に取り外しできます。

大きいですが105グラム程度しかありません。
チタンは軽いですね。

バックルはGSTシリーズ共通。

インナーベゼルで経過時間も計測できます。
ダイバーウォッチほど潜れない時計ですけどね。

センサー。
穴が開いており水圧を計測します。

真ん中が普通のリューズ。

最深部を表示中。

スモセコ表示。

現在の水深を表示。
地上なので0m。

黄色が素敵。

デイト表示もあるので、日常使いにも便利。

オウムガイかな。


ディープワンの偉業を讃え、後にディープツー、ディープスリーも誕生します。

説明書。

ダイバースーツを着用時もサラっと着けられるナイロンストラップ。

いかがでしょうか?
奇人変人な方には、めちゃくちゃ刺さるモデルだと思います。
普通の方には、まったく興味をそそられない「?」なモデルなんでしょう。
私は大好き!
こんなの絶対に使わない機能ですものね。面白過ぎます。
GMT機能やクロノグラフ機能も、ほとんど使用しないでしょうけど、水深計測ほどではないでしょう。
大の大人が5年も掛けて作る意味がわかりません(笑)
男のロマンは果てしない。
それではまた!

#ZENMAIのココ東京