【転載】2万、3万元で王になるチュードル(チューダー)、ロレックスから”脱却”して10年

Black Bay
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称王2、3万级别,帝舵“脱离”劳力士10周年

中国の時計フォーラムサイトから、「称王2、3万级别,帝舵“脱离”劳力士10周年」と言う記事がありましたので転載いたします。

「2万、3万元で王になるチュードル(チューダー)、ロレックスから”脱却”して10年」的なタイトルです。

また面白そうな見出しですね。

2012年と言えばブラックベイ・シリーズが誕生した年。

今では人気モデルの代表であり、チューダーのアイコンともなった「スノーフレーク(イカ)針」。

もう10年経ちましたか・・・。

2万、3万元は約40万円から60万円の計算になりますが、確かにオメガのちょっと下、タグホイヤーなどが主流だったプライスゾーンですが、現在はチューダーが幅を利かせているのは間違いありません。

いかにしてこの価格帯を制したのかも、おさらいしておいて損はないでしょう。

 

今回もGoogle先生とDeepL先生にお願いして転載翻訳しております。

2万、3万元で王になるチュードル、ロレックスから”脱却”して10年

元の記事はこちら

作者:炎弹平

【ロレックスとチュードルの2つのブランドを持つロレックスグループは、ロレックスからチューダーが2012年に独立しました。 チューダーが”独立 “して10年後の現在までを振り返ります】

今日は、チュードルがロレックスから「脱却」するまでのストーリーをご紹介します。

チュードルは、歴史的に見れば「安いロレックス」でした。

1926年に商標登録され、1946年に正式に設立されたTUDORは、2012年までの長い歴史の中で、ロレックスの「付属品」として存在していました。 チュードルは、ロレックスのデザインを踏襲し、ロレックスの部品を一部使用しながら、外注の汎用ムーブメントを搭載した「チープ・ロレックス」と定義されていました。

※1990年代のチュードル ダイバー 79090

※ロレックスとチューダーが同じように見えることがわかりますか?1990年代のロレックス・サブマリーナ 16610。

それは、ヴィンテージチュードルの多くが、チュードルのブランドロゴを除けばロレックスとほとんど同じに見えることからもわかるように、メルセデス針を使用しているだけでなく、リューズにロレックスの「王冠」ロゴまでついているのです。

この場合、ムーブメントは通常ETAムーブメントを使用します。 例えば、2000年までのTUDORのダイバーズウォッチ「サブマリーナ」は、ロレックスの「サブマリーナ」の正確な「代用品」であったと言えます。

※1990年代のチュードルのダイバーズウォッチで、リューズにはロレックスのリューズが刻印されています。

※1990年代のチュードルのダイバーズウォッチで、ケースバックにはRolexの文字が刻印され、リューズはオイスターケースのものを使用しています。

 

しかし、2012年、事態は一転した

2012年は、新しい「TUDOR」が登場した年でした。

この年、TUDORは大きく3つのことを行います。

1.バーゼルワールド2012で、チューダーは初めてロレックスと決別し、ロレックスパビリオンの隣に独立したパビリオンを建設したのです。 これによりTUDORはロレックスから脱却し、独立したことを世界に示したのです。

2.TUDORは、2013年、2014年に米国・英国マーケットに復帰しました。 ロレックスは、過去にチュードルが米国と英国マーケットから撤退することを経営上の理由から許可していました。 撤退期間は約10年続きました。

3.2012年、TUDORは次の10年を見据えた最も重要な時計のひとつである「TUDOR ブラックベイ」を発表しました。 1970年代のチュードルのダイバーズウォッチ「サブマリーナ」の特徴を生かし、アイコニックな「スノーフレーク針」(通称アックス針/日本ではイカ針)を採用した「チュードル ブラックベイ」は、もはやロレックスとは思えないほど認知度の高いユニークなモデルです。

※1970年代のチュードル サブマリーナー 94010

※チュードル ブラックベイ58 ネイビーブルーは、歴史的人気モデル「スノーフレーク針」を目に見える形で受け継いでいます。

2012年に発売されたコレクション第一弾の「ヘリテージ ブラックベイ」は、ETA社の汎用外注ムーブメントを使用しています。 2012年から2014年までの2年間という短い期間、TUDORは外観こそロレックスから「分離」しましたが、汎用ムーブメントを使用するという「歴史的アイデンティティ」はまだ捨てきれていませんでした。

2015年、TUDORはノースフラッグを通じて、初の自社製ムーブメントであるMT56コレクションを正式に発表しました。 また、ケニッシ・キャリバー工場の設立により、自社製ムーブメントを搭載することが当たり前になりました。

※自動巻きムーブメント「TUDOR MT56シリーズ」を搭載。

※チュードル社製自社製ムーブメントMT56、MT54シリーズ、使用中。

現在発売中の「ブラックベイ」「ペラゴス」コレクションでは、TUDOR MT56/54シリーズのムーブメントを全てTUDORの自社製ムーブメントに置き換えています。 この瞬間、TUDORは「安物ロレックス」という歴史的アイデンティティを完全に断ち切れたのです。

※TUDOR ブラックベイ58 シルバーケースは、TUDOR独自のMTムーブメントを覗ける数少ないシースルーバックを採用したブラックベイウォッチです。

 

ロレックスの台頭は、チュードルにとって大きなチャンスとなった

チュードルはその歴史の長い期間、ロレックスの「子会社」であったのに、なぜ2012年以降、突然「独立」したのでしょう?

TUDORの高品質なブラックベイ コレクションの発売に加え、ロレックスの立場が変わったことも大きな要因でした。

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※チュードル ブラックベイ セラミックケース

2012年まで、腕時計の大量投機は存在していませんでした。

時折、ある時計が少し高くなったというのがせいぜいでした。 2012年以前、パテックフィリップ、オーデマピゲ、リシャールミル、ロレックスなど、これらの今日の人気時計ブランド達も、過去には通常のマーケットで販売されていました。 特にロレックスのノーマルはこれ以上ないくらいノーマルです。 正規店で割引もあったし、好きなものを買えばいいような状態でした。

ロレックスが手軽に購入できると、やはりチュードルを検討しない人もいたでしょう。

※チュードル ブラックベイ ブロンズケース

しかし、2012年以降、ディトナを第一弾、グリーンゴースト(グリーンサブ)を第二弾として、ロレックスのスポーツモデル市場を一気に盛り上げ、やがて通常のロレックスモデルもそれに追随するようになったのです。 ロレックスが上位に進出し始めたこともあり、入手は容易ではありませんでした。

これによりチューダーには、より多くのチャンスと可能性が残されました。 チュードルの高品質スポーツモデル「ブラックベイ」「ペラゴス」とともに、その卓越したフェイスと性能で、人気モデルに認められ、ファンを獲得し、見事にその座を射止めたのです。

※チュードル ブラックベイ シルバーケース

 

定価2万~3万元のキングと呼ばれている

ロレックスがまだ高騰していない2012年以前。 値引きや為替、二次市場などを考慮すると、「オイスター パーペチュアル」のようなエントリー機は、おおむね2万元台でした(当時の円元為替で1元12.64円 2万元で25万円くらい)。

そして、2012年にロレックスが躍進した後、2万元~3万元という価格帯がチュードルの主戦場となったのです。

2万、3万元級の価格帯になると、チュードルはカルティエやブライトリングと直接対決する強力なライバルに直面することになるのです。カルティエ タンクマスト、ロンド、ブライトリング スーパーオーシャン、プルミエのエントリーモデル、スーパーオーシャンヘリテージ57のエントリーモデルなど、3万元台前半から後半の価格帯の時計たちがこれにあたります。

※チューダー ターコイズベイ 1958 ネイビーブルー

チュードルの2万元台の主要モデルで、チュードル ブラックベイ58 スチールケース(26,000元開始)、チュードル ブラックベイGMT 赤青ベゼル スチールケース(28,800元開始)、チュードル ブラックベイ プロ(27,600元開始)などなど。

※左から、TUDOR ブラックベイ58 ネイビーブルー、ブラックベイGMT レッド&ブルー、ブラックベイプロ GMT

※左から、ブラックベイ ブロンズ、ブラックベイ・シルバーケース、ブラックベイGMTゴールド

チュードル ブラックベイ ブロンズ(31,900~)、チュードル ブラックベイ58 シルバー(33,100~)、チュードル ブラックベイ GMT コンビ(32,300~)、チュードル ブラックベイ セラミック(36,300~)、チュードル ペラゴス39(33,200~) など主要モデルは3万元台からの価格です。

※左からブラックベイセラミック、ペラゴス39チタン

20,000元(現在のレートは39万円~)のスチールウォッチ「TUDOR ブラックベイ」は、すでに優れた外観と自社製ムーブメントMT56/54を搭載しており、3万元の「TUDOR ブラックベイ」は、シルバーケース、セラミック、コンビネーションモデルと、さらに高級感をアップグレードしています。 また、チタン製ケースを採用した「チュードル ペラゴス」は、プロフェッショナルダイバーズウォッチとしての技術的な道を歩んでいます。 チュードルのメインモデルは、カルティエ、ブライトリングや他のエントリーモデルとの直接対決で、購入者の選択がすべてを説明しており、多くの人がチューダーを選びます。

※チュードル ブラックベイ プロ

※チュードル ブラックベイGMT インターゴールド

 

最後に

購入者によっては、「チューダーはすべて流通のためにある」と言うかもしれません。 これは正しいです。 しかし、流通は販売店の販売戦略の問題であり、時計そのものの品質とは関係がありません。 チューダー ブラックベイとペラゴスの優れた品質、そしてチューダーがこの10年で変身し、大きく進化したことに異論を唱える人はいないと思います。

 

まとめ

いかがでしょうか?

「【転載】2万、3万元で王になるチュードル(チューダー)、ロレックスから”脱却”して10年」でした。

この10年のチューダーの躍進は目を見張ります。

こうして振り返りますと、仕組まれていたのか?と思うほどタイミングが良いのが分かりました。

リーマンショック後の2010年くらいまではどん底のマーケット相場でしたので、高級時計ブランドたちはこの期間に次の一手を考えていたんでしょう。

ETAの2010年問題もありました。

ちゃんと準備してきたブランドが現在勝っているんですね。

ロレックスに引っ張られ、チューダーですらプレミアム価格のモデルがあるほどに成長しています。

因みに売上で見ればチューダーはカルティエの足元にも及びませんし、タグホイヤー・ブライトリングより下です。

ただ売れているイメージは強いですね。

この記事に対してのコメントに「スノーフレーク」じゃなきゃね、と言う意見がちらほら見受けられます。

私も同意見ですが、ここがメルセデス針だとやっぱり安いロレックスと言うイメージからは脱却できませんので、1つのブランドとして確固たる地位を確立するのに「スノーフレーク針」は必要なのでしょう。

それではまた!

 

【転載】半年で数億の損失を出したロレックス、公定価格からまだどれだけ離れてる?
半年亏损上亿,劳力士离公价还有多远? 中国の時計フォーラムサイトから、「半年亏损上亿,劳力士离公价还有多远?」と言う記事がありましたので転載いたします。 「半年で数億の損失を出したロレックス、公定価格からまだどれだけ離れてる?」的なタイトル...

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