【二次流通市場】ロレックス認定中古時計の影響はあるのだろうか?
今回は認定中古ロレックスが二次流通マーケットに影響があるのか考えてみたいと思います。
The Rolex Certified Pre-Owned programme
昨年12月に入り遂に価格が表示された認定中古時計が、ロレックス表参道店(国内唯一)で販売開始となりました。
ふたを開けてみれば人気のスポーツモデルもラインナップしていますし、価格も驚くほど高いわけではありませんでした。
ただ現行機ではないことと、フラっと立ち寄った一見さんでは買えないようなので、色々調べてから要予約で買いに行きましょう。
気になったモデルが掲載されていたらホームページからまずはお問い合わせや来店抽選をトライしてみてください。
また、ホームページに認定中古の在庫全てが掲載されているわけではないのですが、電話問い合わせでは在庫内容は教えて頂けないそうです。
ケチですね(笑)なんだか微妙な感じですけど私も1度は行ってみたいです。
関係ないですがロレックス表参道店は、2025年1月からは木曜日が定休日になるそうですよ。
人手が足りないのか?色々不思議なブティックですね。
因みに1月1日から新品の定価は上がりましたが、認定中古の価格は変わっていませんでした。
ロレックス認定中古時計
さて、そんなロレックス認定中古時計ですが、いったいどのような価格付けかチェックしてみましょう。
気になるのはメンズのスポーツモデル。
まず1本目はヨットマスターロレジウム 16622。
今は無いプラチナ文字盤モデルで、年式からVシリアルあたりでしょうか?
価格はロレックスのメンテナンス済み2年保証付きで 1,678,600円。
因みに現行機のヨットマスター40の国内定価は今年から 1,732,500 → ¥ 1,835,900円です。
こんな感じで360度チェックできますよ。
親切ですね。
かなりキレイなので、完全な新品仕上げがされていそうです。
バックルの硬さやブレスレットのヨレ、そしてプラチナ製のベゼルの傷がヨットマスターなので気になります。
新品のベゼルに交換されていたらお買い得な気もしますが、磨かれた個体ならどうでしょうか。
楽天市場でVシリアルの16622をチェックしますと、110万円台から見つかります。
130万円の個体は正規メンテナンス済みでオリジナルの保証書なし、135万円の個体は2003年保証書付きとなっていました。
2008年保証書付きだと最安は145万円くらいから購入可能で、この個体を正規メンテナンスに掛けたら160万円ちかくなりますが、認定中古時計と比べてどちらが良いのか?
認定中古時計が、正規メンテナンス個体と「どう違うのか?」によって変わってきそう。
2本目は2001年製のエクスプローラー36 114270が999,900円。
現行機124270の国内定価は 1,036,200 → ¥ 1,104,400円。
画像上ではベゼルもピカピカ、ブレスレットもキッチリしています。
状態最高ですね。
非常に良い状態のK番114270が楽天市場で910,000円。
保証書付きですが、こちらを正規メンテナンスすると認定中古時計の方が安くなります。
そうなると普通の中古の方を買うメリットはあまり無さそうですが、保証書を残したい方は意外と多いかも知れませんね。
3本目は2006年のサブマリーナーデイト 16610です。
販売価格は1,406,900円と、なかなかの価格ですね。
現行機126610LNは1,481,700 → ¥ 1,570,800円。
3モデルとも現行機より高いものはありませんでした。
アルミニウム製のベゼルディスクにキズは見受けられませんね。
ケースのエッジもしっかり立っています。
楽天市場ではZシリアルの保証書付きだと156万円もしました。
これを正規メンテナンスしたら170万円になってしまいますね。
「保証書」にどれだけ価値を見出せるかがポイントになりそうですが、認定中古時計の白い保証カードもちょっと興味があります。
因みに保なしですら認定中古時計より高いので、中古を買うメリットがありません。
レディースも同じように絶妙な価格付け。
二次流通市場にロレックス認定中古時計の影響はあるのだろうか?
これは数が潤沢に増えれば「かなり」影響が出てきそうです。
中古屋さんは「保証書」を武器にしないと対抗できませんね。
今後の買取量もポイントになりますが、申し込む方は結構いるのかしら?
「Rolex CPO 時計買取開始のお知らせ」
このたびロレックス ブティック 表参道では、お持ちの時計の買取を開始いたします。
買取ご希望のお客様は事前来店予約サービスをご利用ください。
・ご来店の際、現住所がわかる顔写真付きの本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)を必ずお持ちください。
・駒、箱、保証書等の付属品がある場合は、併せてお持ちください。
・査定は真正性の確認を含め、時計をお預かりして約1週間で完了いたします。
・買取手続きには、再度ご来店いただく必要がございます。予めご了承ください。
1週間も査定に時間がかかるので即金性が無いのはデメリットですが、買取価格が高かったなら納得できるかも知れません。
表参道店では買取サービスも予約制で受け付けています。
予約制なのもデメリットですねぇ、かなり面倒だと感じます。
表参道店で売ったら、次のモデルを勧めてくれるとか「メリット」があれば増えると思うんですが・・・
————————–一部抜粋————————–
■ロレックス ブティック 表参道では、お持ちの時計の買取をいたします。
〇現住所がわかる顔写真付きの本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)を必ずお持ちください。
〇駒、箱、保証書等付属品がある場合は併せてお持ちください。
〇査定は真正性の確認を含め、時計をお預かりして1週間ほどで完了いたします。
〇再度ご来店いただき買取手続きをさせていただきます。予めご了承ください。
■買取査定の予約をいただいた方を優先的にご案内させていただきます。
ご本人確認時に本人確認書類と異なった内容でリクエストされた場合は、ご入店をお断りさせていただく場合がございます。
予約無しで当日ご来店の方は、順番でご案内させていただきますが、混雑状況により当日中にご案内できない場合がございます。
○買取査定は先着順となります。ご希望来店時間が「(リクエスト制限中)」となっている時間は予約受付はできません。予めご了承ください。
割合的には販売価格が高くなればなるほど二次流通店の価格と認定中古時計との価格差が大きくなるかと思います(認定の方が高いです)。
しかしリサイクル店にとってはやっぱり脅威です。
ロレックス正規店で買うメンタル的な部分のメリットは大きいですし、多少の価格差があっても正規メンテナンスと正規保証があるのも大きなメリットです。
製造から3年ですかね、経過してないモデルは認定中古にならないそうなので新めのモデルなら二次流通店で買うしかありません。認定中古は年式がハッキリわかるのでバースイヤーを探すなら便利です。安心もあり正規である強さがあります。
4桁モデルが完全リニューアルして生まれ年のが見つかったら心動くと思いますので、私もちょこちょこチェックしようと思います。
いつしか全店で認定中古が並んだら中野ブロードウェイのお店も半減しそうです。
それではまた!
#ZENMAIのココ東京