【レビュー】ブローバ アキュトロン アストロノート GMT 38mm 音叉ムーブメント214
Bulova Accutron Astronaut GMT 214
今回は宇宙にも行った音叉時計 ブローバのアキュトロンGMT アストロノート38mmを見ていきます。
1960年に発表した世界初の音叉式電子時計「アキュトロン」は、月差1分以内の高精度で世界から絶賛されました。
ブローバ アキュトロン アストロノート
1963年5月、マーキュリー7号のミッション中、ゴードン・クーパー宇宙飛行士はブローバのアキュトロンGMTを宇宙へ持ち出しました。時計にはすぐにアストロノートマークが追加されました。クーパーは1965年8月のジェミニVミッションでも同じ時計を宇宙に持ち込み、その後、ガス・グリソムとジョン・ヤングも1965年3月のジェミニ3号ミッションでアキュトロンを着用し、1983年にはノーマン・サガードもチャレンジャー・スペースシャトルに搭乗しました。
ヒゲゼンマイの代わりに電池を動力源とする音叉を使用しており、クオーツ時計の前身です。
オメガのスピードマスターとNASAの公式時計を争うほど、当時は存在感も精度も優れていたのでしょう。
今見ると小さく渋い武骨なヴィンテージウォッチです。
良い感じ。
音叉時計は初めてですが、運針は機械式のような、クォーツみたいにチクタクとは動きません。
スプリングドライブほどの滑らかさはありませんがスイープ運針と言って良いでしょう。
違和感があるのは「りゅうず」が無いこと。
3時または4時位置サイドにリューズが無いと、ぬるんとしています。
夜光は反応しましたが、継続的には光りません。
バックルにはブローバの音叉ロゴ。
年式があっているかはわかりません。
実際にりゅうずが無いわけではなく裏蓋にセットされています。
左側がりゅうずで、時刻調整ができます。
右側は電池ボックスですね。
このツマミを持ち上げると
調整できます。
ツマミを持つとブィーンと振動が指に伝わってきて、ちょっと気持ち悪い。
墨抜けした両回転式の24時間ベゼル。
24時間針。
プラスチック風防でキズが目立ちますね。
雰囲気最高です。
いかがでしょうか?
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ヴィンテージモデルなのでメンテナンス環境が整っているわけではありません。
特殊なムーブメントですので修理パーツもほとんど無さそうです。
現在はシチズン傘下のブランドとなったブローバ。
さすがに古いモデルはダメでしょうね。
それではまた!
#ZENMAIのココ東京