Breguet Type XX Aeronavale 3800ST/92/SW9
今回はブレゲのフライバッククロノグラフ タイプXX アエロナバルを見ていこうと思います。
前回はレザーストラップ仕様の3800ST/92/9W6をチェックしましたがストラップが違うだけでスペックなどはまったく同じです。こちらも残念ながら生産終了モデルとなっております。
名作中の名作、まさに傑作と言っても過言ではないタイプXX アエロナバル。
めちゃくちゃ格好良いですよね。
フランス海軍航空部隊のために1950年代に設計された「タイプXX」が、自動巻ムーブメントを搭載する民間用の現代ウォッチとして甦りました。 「タイプXX」の他を寄せ付けないスポーツ感覚と強烈な個性は、独創性と高い技術を備える腕時計を求める愛好者たちをとりこにしました。 甦ったこのクロノグラフには、飛行中の連続した時間計測のために必要とされたフライバック機能もそのまま受け継がれています。<ブレゲHPより>
タイプXXと言う「フランス軍パイロットウォッチ規格」で、ブレゲからはこのアエロナバルの原型が納入されました。因みに軍への納品は「タイプ20」と表示し民間モデルを「タイプXX」と表すそうです。
タイプXX
アエロナバル
ステンレススティール、
フライバック・クロノグラフ、
自動巻、スモールセコンド、
30 分・12 時間計、
目盛り付き回転ベゼル、
蓄光針と数字、ねじ込み式リュウズ、
10 気圧防水（100 m）、ケース径39 mm
ケース
素材 ステンレススティール
スケルトンウォッチ なし
サファイア・ケースバック（透明裏蓋） なし
ケースの形 ラウンド
ケースのサイズ（ミリ） 横 39
ケースの厚さ（ミリ） 14,4
防水性 (m) 100
ムーブメント
巻上げのタイプ 自動巻
パワーリザーブ（時間） 48
キャリバー 582
リーニュ 13½
石 25
振動数 4
テンプ Annular
脱進機 Swiss straight-line lever
ひげゼンマイ Flat
回転ローター ヘビーメタル
部品数 293
夜光はルミノヴァですね。
厚みもありけっこうズッシリします。
このテラっとした芋虫みたいなブレスレットが格好良いんですよね。子供の誕生に合わせて時計を買う際にグリーンサブマリーナー（新品）とアエロナバルブレスレット（中古）が同額で本当に悩みました。結果グリーンサブ16610LVを買ったんですが子供に渡す際に「好み」であって欲しいものです。
良いな～。力の加わり方でハズレそうではありますね、Wロックじゃないので。
その悩んでいる当時フライバッククロノだからオーバーホール料金高いよ～と言われひるみましたｗ
ブレゲだしフライバッククロノだしオーバーホール料金は低く見積もっても15万円はするのでしょう。
それにしても格好良い。めちゃくちゃシンプルなんですがこのバランスの良さがアエロナバルをブレゲのアイコンモデルに押し上げている源です。
多くのクロノグラフはベゼルがシルバーかブラックかで人気の差があります。しかしアエロナバルだけはシルバーの方が格好良いでしょうね。
あっ、夜光はトリチウムでした。まだこんな元気に光るのか！いずれインデックスが焼け雰囲気が良くなるでしょうね。
コインエッジもブレゲらしくてオシャレです。
デイト付きモデル「トランスアトランティック」はベゼルが艶なしになってしまいます。キズが目立たなくなるメリットがありますが、格好良さはピカピカのアエロナバルに軍配が上がります。
レザーストラップ仕様も格好良い。
まとめ
いかがでしょうか？
「【レビュー】ブレゲ 3800ST/92/SW9 アエロナバル フライバッククロノグラフ 39mm キャリバー582」でした。
正直、私はロレックスのデイトナ（116520など）よりこのアエロナバルの方が見た目が好きです。不要なフライバックだったりケースの厚みだったり頑丈さだったりはありますけれど、いつまで経っても欲しいモデルの1つ。
タイプXX以降のマッチョ・クロノグラフはまったく興味がありませんがアエロナバルだけは永遠に作ってて欲しかったです。
良い個体が無くなる前に気になる方は是非。
それではまた！
#ZENMAIのココ東京
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