TUDOR 9430/0 (PRINCE) OYSTER DATE “BIG BLOCK” 40mm Valjoux 7750
1976年に誕生したチュードル(チューダー)の「自動巻き」クロノグラフ 通称「クロノタイム」。
大型のオイスターケースにバルジュー7750を乗せ武骨で男らしいモデルとして「現在」は人気があります。
94200(プラスチック・タキメーターベゼル)94210(プラスチック回転ベゼル)94300(スティールタキメーターベゼル)の3モデルがリリースされ、ブラック/シルバー、シルバー/ブラックの視認性の良い2トーンパンダダイアルと「エキゾチック」と呼ばれるいかにも70年代とわかる奇抜なデザインダイアルのモデルが存在します。
エキゾチック文字盤はデイトナのポールニューマンの様に風変りなので、今となっては稀少価値の高いものとなっています。
兄弟ブランドのロレックスより早く自動巻きクロノグラフをリリースしているあたり、ちゃかりしていますね(ETAムーブメントを搭載していたおかげ)
クロノタイムは「カマボコケース」「ビッグブロック」のニックネーム通り、非常にブ厚くインパクト大!
20年も前は10万円台で売られているポンコツクロノグラフでしたが、今では100万円以下で保証書付きを探すのは困難となっています。
人気のポイントはロレックスのパーツを共有して使用している点なんですが・・・。
人気の791**系より、今回見ていく94***系の方がよりロレックスのパーツを使っていますが知名度も人気も何故か低めです。
Chrono24を見てみます。
今チューダーは70年代のサブマリーナーも人気ですね。
エキゾチックダイアルは2倍の相場となっています。
手巻きのクロノグラフと同様に「モンテカルロ」のニックネームがこちらにも使用されます。
私は以前このモデルが欲しくて欲しくて、ペットのカメにモンテカルロの名を付けたものです(笑)
あのころエキゾチックダイアルのチューダーはジャックロードでも70万円台だったので買えれば万々歳でしたが・・・
この厚み。
牛タンやハムだったら嬉しいところですが、使用者は袖に収まらず苦労します。
王冠が眩しいロレックスのリューズ。
逆サイド。
サイクロップレンズ付きのプラスチック風防で、こんもりヴィンテージ。
この肉厚なケース。
フラッシュフィットに段ができちゃうくらい。
逞しいな。
このケースはロレックスのオイスターケースですと書かれてます。
わざわざ刻印したのはチューダーの信頼性のためか、税金などの問題か・・・ご存知の方教えてください。
94***系のクロノタイムはロレックスのシングルバックルです。
ロレックスの78360ブレスレットが装着されていますね。
やや色が抜けたブラックインダイアルが雰囲気を醸し出していますね。
アプライドの盾マークが格好良い。
夜光があまり目立たないモデルですが、トリチウム仕様なのでもう光りません。
まだこのモデルはチューダーらしさが前面に出ていません。
AUTOMATIC-CHRONO TIME
シンプルですけどサンレイタイプのシルバー文字盤に、レコード溝のあるブラックインダイアルと、デザイン的にも痺れますね。
悪目立ちのしないクロノグラフ針。
時速500km/hまで計測可能なベゼル。
ブ厚いプラスチック風防に数字が映り込んでいます。
トリプロッククラウン。
スクリューロック式のプッシャーとなり防水も50m(当時)。
使えるヴィンテージクロノグラフですね。
ラグの横穴。
ケースバックの王冠。
ブレスレットナンバー78360。
FF589(画像は見切れちゃってます)
だいぶユトリのあるケースサイドにシリアルナンバーが打刻されています。
ゴミが溜まりそうなくらい幅の開いているケースとフラッシュフィットのつなぎ目。
インデックスは台形にカットされています。
いかがでしょうか?
武骨で格好良い「雰囲気」あるクロノタイム9430/0です。
もしかしたら791**系より安く売られているかも知れません。
いや、そんなことないかも(笑)
プラスチックベゼルの方がデザイン的に締まってて格好良いとされていますが、私はスティールベゼルも好きです。
とくにエキゾチックダイアルの場合スティールベゼルの方が良い感じ。
まぁ、買えませんけど。
少し低調にはなりましたがずっと値段が上がっていますので、気になる方は早めにチェックです!
それでは!
#ZENMAIのココ東京
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