【レビュー】ウブロ 601.NX.0173.LR スピリット オブ ビッグバン チタニウム 51mm × 42mm
Hublot Spirit of Big Bang Titanium 601.NX.0173.LR
2014年にトノーケースで誕生した「スピリットオブビッグバン」。
今回は601.NX.0173.LRをチェックしていきます。
縦51mmもある大型のケースですが、チタン製でそこまで重く感じないのは「リシャール・ミル」を意識したモデルだからでしょう。
1000万円から数億円の値札が付く「超絶高級機械式モデル」にも関わらず、いつもブティックには商品が並ばないモンスターブランド「リシャール・ミル」の成功は、新しいトレンドを生みました。
デカ厚ブームではなく「デカ軽」、そしてハイテク素材と複雑機構の融合です。
その頂点を目指すからには、やはり色々拘りたい!という事でLVMHグループからゼニスのエルプリメロを持ってきて搭載しました。
しかしエルプリメロが大型ケースに入ると、どうしても顔が真ん中にギュッとしてしまいます。
手首からはみ出しますね~。
やはり大きいな。
私の様な細腕のオッサンには似合いません。
作り込みはかなりしっかりしています。
格好良いかどうかは、人それぞれ・・・
でも、どのあたりが「ビッグバン」なのかしら?
かなり分厚い。
約14.5mmほど
アウターケース
リファレンス:601.NX.0173.LR
ケース:サテン仕上げチタニウム
ベゼル:サテン仕上げ、ポリッシュ仕上げ、マイクロブラスト加工チタニウム製、6本のチタニウム製H型ビス
サイズ展開:42 mm
インナーケース:
クリスタル
反射防止加工を施したサファイアクリスタル
ダイアル:
サファイア ダイアル
ホワイトの夜光塗料を塗布したサテン仕上げロジウムメッキのアップリケと針
ストラップ&クラスプ:
ストラップ
ブラック ラバー&アリゲーターのストラップ
クラスプ:チタニウム製フォールディングバックル・クラスプ
内部機構:
ムーブメントHUB4700
自動巻きスケルトン クロノグラフ ムーブメント
パワーリザーブ:50時間
防水性:100m or 10 ATM
国内定価 2,516,400円
めっちゃ透けているスケルトンダイアル。
スケルトンも流行りですよね。
リシャールミル以外にもオーデマピゲのロイヤルオークやら、アクアノートも文字盤の一部が透けてたり、そのうち透けてるロレックスが出たりして(絶対にない)。
昔はブルガリなんかもありましたが、透けていると「時間がわからない」なんて弊害があります・・・
そんなの気にしない時代=ファッションとしての一面が強くなっていますね。
インデックスがバランスの支えになっていますが、本来の文字盤の小ささにビックリします。
顔のパーツが中心に寄っている感じがしませんか?
でも、こうしてみると格好良く配置されていますよね。
不思議だな。
コレがウブロのマジック!
ケースバックは(も)シースルーでスケスケ。
ZENITHと共同開発したムーブメントHUB4700が搭載されている様子が見られます。
ケースに対してムーブメントの大きさが・・・
HUB4700の刻印が見えますね。
表面のクロコに対し、内側はレザー仕様で長持ちストラップには、こんなバックルが付いています。
外側にはHUBLOTの刻印。
サイズは自分で簡単に変更できるので良いですね。
さて、かなり大きいですがチタン素材のケースですので重さはなんと130グラム以下!
軽い!
厚みがこんなにあるのにね~。
大きいぶん余計に軽く感じます。
寄ってみます。
このね、カレンダーディスクが「売り」なんですって。
カレンダーディスクをくり抜いてスケルトンにしているんですよ。
プラモデルを作るときに外すパーツの留め方みたいな、かなり細かい技術です。
見てください!
下に透けるようにしたかったら、透明のプラスチックディスクにプリントしても良かったのに、敢えて面倒な作業で作り上げているのは「こだわり」なんです。
H型のネジは「HUBLOT」のHです。
透け透けですね。
クラウントップにはウブロのロゴ。
ラグの角は処理されてて丸みがあります。
カード式の保証書とUSBでパソコンにつなぐカードリーダー。
これ本当に必要なんですかね・・・
コピー防止に一躍買っているのかな。
Chrono24を覗いてみます。
中古は150万円台からあるようですね。
定価から見ると100万円ちかくお買い得。
いかがでしょうか?
LVMHグループなので、いつかウブロのBIGBANGにエルプリメロムーブメントが搭載されるだろうと思っていました。
が、トノー型は予想外・・・初めて見たときは「え~・・・」って思っちゃいましたね。
最近に良く売れているらしい「フランクミュラーのヴァンガード」みたいな感じでしょう。
何が人気になるかよくわかりません。
丸型に飽きたウブロファンには持って来いだったスピリット オブ ビッグバン。
デカ軽+ハイテクブームにエルプリメロで勝負を挑んだウブロ。
どうなんでしょう?
それではまた!
#ZENMAIのココ東京