高い腕時計が、格好良い腕時計だろうか?

BREITLING
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Is a high price watch a good looking watch?

今回も「答え」の無いダラダラした話ですので、興味ない方はすっ飛ばしてください。

 

「高い腕時計が、格好良い腕時計だろうか?」

そんな話題です。

同じ素材、同じ機能であれば、値段が高い腕時計の方が格好良いのだろうか?

「値段が高い」とは、正規店で売られている国内定価ではなく、並行輸入されたり換金され売られるアフターマーケットでの流通相場が高いと言うことです。

例えばスティール素材のダイバーウォッチ、300m以上の防水性を持っているモデルだとします。

  • ロレックス サブマリーナー 116610LN
  • セイコー ハイビートダイバー SBEX007
  • オメガ シーマスターダイバー300m  コーアクシャル マスター クロノメーター 210.30.42.20.03.001
  • タグホイヤー アクアレーサー-キャリバー5 WAY211A.BA0928
  • ブライトリング スーパーオーシャンII 42 A182 B67 PSS
  • IWC アクアタイマー・オートマティック IW329002

メジャーどころでは、こんな感じでしょうか。

どれもブランドを代表するダイバーシリーズでセイコー以外はスティールブレスレットタイプとなります。

この中でどのモデルが格好良いと思いますか?

一緒に考えてみてください。


1.相場が高い順

はい。

それでは「相場」で順位を付けてみます。

  1. ロレックス サブマリーナー 116610LN / 1,180,000円(国内定価874,800円 – 134%)
  2. セイコー ハイビートダイバー SBEX007 / 578,000円(国内定価594,000円 – 97%)
  3. IWC アクアタイマー・オートマティック IW329002 / 545,000円(国内定価739,800円 – 73%)
  4. オメガ シーマスターダイバー300mコーアクシャル マスタークロノメーター 210.30.42.20.03.001 / 456,000円(国内定価561,600円 – 82%)
  5. ブライトリング スーパーオーシャンII 42 A182 B67 PSS / 340,000円(国内定価442,800円 – 77%)
  6. タグホイヤー アクアレーサー-キャリバー5 WAY211A.BA0928 / 185,000円(国内定価297,000円 – 62%)

どうでしょう?

こんな結果です(2018.11)

皆さんの予想とだいたい同じでしたか?

ロレックスのサブマリーナーは予想できたでしょうかね。

で、高い順に並べてみて、格好良い順、みんなが欲しい順、ステイタスが高い順になっているのでしょうか?

「格好良い」の定義は人によって違います。

ですが多くの人が支持するものが、価値あるものとして見ても良いかも知れません。

短いスパンで、と限定しておきますが。

と、なると・・・

高い順では評価しきれないのがわかります。

さきほどの順位の一部を切り取って、並べ替えてみましょう。

2.値引き率

  1. ロレックス サブマリーナー 116610LN ( 134%)
  2. セイコー ハイビートダイバー SBEX007(97%)
  3. オメガ シーマスターダイバー300mコーアクシャル マスタークロノメーター 210.30.42.20.03.001 (82%)
  4. ブライトリング スーパーオーシャンII 42 A182 B67 PSS( 77%)
  5. IWC アクアタイマー・オートマティック IW329002( 73%)
  6. タグホイヤー アクアレーサー-キャリバー5 WAY211A.BA0928 / 185,000円(62%)

どうですか?

これは、国内定価に比べてアフターマーケットでの新品価格がどのくらい値下がりしているかで並べなおしています。

サブマリーナーだけは定価以上となっていますので100%を超えていますが、残りは定価以下です。

定価以下という事は、値下げしないと「売れない」と、言うことになります。

メーカーが積極的に値引き販売を推奨するなんてことはなく、小売店が致し方なく行ったり(デパートの優待なども)、アフターマーケットの相場(新品の換金)、並行輸入品(海外買い付け品)などの販売価格が総合評価になるのです。

メーカー小売希望額って何なんでしょうね。

そのくらいで出回ってくれたら良いのに・・・みたいなメーカーの願いなのかな?

販売開始の時点で小売希望額に届かないのはメーカーもわかってそうなのにね。

リシュモングループはグレーゾーン(定価以下販売)の取り締まりを強化していますし、アパレルのパタゴニアなんかもネット販売を限定的に絞り込むようです。

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話が逸れました・・・ので、戻します。

さて、では「値引き率が低い」方が格好良いのか?価値があるのか?と言う話になってきます。

何度も言いますが、人それぞれの好みがありますので、何が格好良いなんて言うのは野暮なんですが。

値引き率が低いというより、定価以上になるものは「格好良い」は置いておいて「価値がある」と言うのは、かすってる気がします。

定価以上、普通(?)に売っている価格以上でも欲しい人がいると言うことですね。

最近ですと、パテックフィリップのノーチラス、オーデマピゲのロイヤルオークエクストラシン、カシオ G-SHOCKのPORTERコラボ35周年記念モデル、オメガのスピーディーチューズデー、ロレックス SSスポーツの全て、などが定価を越えて流通しています。

この辺りのモデルは、定価なんてあって無いようなモノで、普通の方々は流通している相場でしか買えません。

消費者であれば定価以下ならウェルカムですが、定価以下過ぎると「あれ?このモデルって人気無い?」と不安になります。

ステイタスをメインに着ける時計の場合、相場が安いものは逆に敬遠され気味でしょうか。

少し古いですが、フランクミュラーやブルガリは「オシャレ」で「リッチ」なイメージで人気だったため今の相場では「買われない」のは仕方ないかも知れません。

フランクミュラーはヴァンガード、ブルガリはオクトで起死回生を狙っていますので頑張ってもらいたいですね。

3.価格帯

次に、「機能」や「素材」なども取っ払って・・・「値段(相場)」だけを見て、「安い」からと言って「ダサい」のか?を考えてみましょう。

「格好良い」はそれぞれの好みなのですが、例えばこのセイコー ブラックモンスターの相場は2万円程度。

2万円は、先ほどの順番に当てはめても断トツの最下位の相場ですがファンはかなり多いモデルなんです。

まぁ、腕時計好きの中には「2万円」と聞いただけで特に機械式の場合「絶対に着けることは無いだろう」と言う方も多いと思います。

こんな高い時計を着けている方からは「え?2万円なの?凄いね~」と、こんな声が聞こえるでしょう。

リシャールミルのネジ1本も買えません。

少し前にセカンドウォッチとして人気を博したオリスのダイバー65。

相場は10万円くらいでしょうか。

若い方と言うよりは高級時計を愛するオジサンたちに支持されていた印象です。

安くても「認められるモデル」はあるのです。

一生懸命作ったからなのか、ヘリテージとして「懐かしさ」「ヴィンテージ市場の評価」などの後押しがあるからなのか?

今年大人気だったデジタルウォッチG-Shockフルメタル。

それこそノーチラス、ロイヤルオーク愛用者にも、プライベートウォッチとして愛されました。

来年着けてもらえるかはわかりませんけどね。

一時的に定価以上になったことも。

例えば定価以下のロレックスでも「格好悪い」なんて思われることはないですよね。

4.まとめ

定価も流通相場も中古価格も高く、値引き率が低いモデルは「支持されている」「価値がある」と言えます。

格好良いとされているのでしょう。

みんなが欲しがらないと、そうはなりません。

これは時計だけではなく、私の好きなスニーカーやアパレルも同じ。

好みはそれぞれですが、多くの人が支持して需要より供給が少ないモデルはプレミアム価格で取引されます。

高いものでは50万円以上するスニーカーなんてあるんですよ・・・(定価は2~3万円)。

「高い腕時計が、格好良い腕時計だろうか?」

何が「高い」か、という事ですね。

で、やっぱり高額で取引される時計で「格好悪い」腕時計は少なく、逆に安い時計でも格好良いものはあるよ!と言う結論です。

結論・・・なのかな?

まとまりのない、答えのない話でした。

以上(笑)

それではまた!

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