
【レビュー】オメガ スピードマスタープロフェッショナル ST145.0022 アポロ11号 月面着陸20周年記念
OMEGA SPEEDMASTER 1989 “MOON WATCH” 20TH ANNIVERSARY APOLLO XI ST145.0022
1969年にアームストロング船長らが人類で初めて月面に着陸しました。
それから20年経った1989年、その偉業を讃えリリースされたスピードマスタープロフェッショナルST145.0022.101を今回は見ていきます。
限定?と聞きたくなるこの外見。
ノーマルのST145.0022と見た目は然程変わりありませんね。
ケースサイドにAPOLLO ⅩⅠ 1969の刻印があるくらいでしょうか。
限定証明書が付属しますが、20周年モデルは外装では限定ナンバーが判断できません。
因みにブレスレットと革ベルトで4000本製造されたとのこと。
上のお借りした画像には、他にも2000本中の何番(アメリカ市場向け2000本)と、ドイツ市場向け250本中の何番というバリエーションがあります。
こんな感じで限定証明書兼説明書と、宇宙服を着ても着けられる長いナイロンベルト、特別なワッペンが付属しました。
木製の小さな箱が可愛いですね。
それでは見ていきます。
第5世代のST145.0022(後の3590-50)。
トリチウムダイヤルに下がり「r」。
わかりますか?
Speedmasterのrがeより下に下がってるんです。
ちょっとだけ特別感ありますね。
42mmのケースサイズに手巻きムーブメント861、プラ風防と本当に普通のスピードマスタープロフェッショナル。
でも、とても格好良い。
この全然変わらない「凄さ」ね。
ブラックフェイスにペンシルハンド。
シンプルで武骨で、まったく飽きが来ません。
この時代ムーブメントは手巻きキャリバー861が搭載されていました。
安定のキャリバーで、現行機の1861も合わせると50年近く使われている名機ですね。
ケースバックはこんな感じ。
NASAが宇宙でのミッション全てにこのスピードマスターを着用し、初めて月に降り立った時計です。
そんな事が書かれています。
ワッペン。
スイスのメーカーなのに、アメリカチック。
知らない人からすればアメリカのウォッチメーカーかと勘違いしそうですよね。
「APOLLO ⅩⅠ 1969」
1969年7月20日ですね。
来年2019年はいよいよ50周年ですよ~。
どんなモデルが出るのか楽しみです。
こっちはいつもの見慣れたサイドビュー。
時代を感じさせる伸び切ったブレスレット。
ヨレヨレ。
旧式のバックル。
爪がはがれそうになる固いヤツです。
ブレスレットナンバーは1450番。
こちらが限定証明書兼説明書。
4000本中の何番目かが記載されています。
が、自分では確認できません。
木製の小さなボックスにはケースバックと同じレリーフが。
コレは嬉しい。
4000本もあったはずなのに、最近ではなかなか見る機会がありませんね。
アポロ11号限定という「小さな」レア感が渋いな。
普通のスピードマスタープロフェッショナルなんだけどね。
まとめ
いかがでしょう?
現行機の2つ前にあたるトリチウムダイヤルのスピードマスタープロフェッショナルです。
更には目立たない限定モデルでもありました。
現行モデルと大きな差は無いので、セミヴィンテージを味わいたい方、アポロ系で何か1本欲しかった方、普通に中古でスピードマスタープロフェッショナルを買おうと思っていた方にオススメです。
ストーリーとヒストリー、更にはスペシャルモデルと言う付加価値の付いたST 145.0022.101(ブレスレットモデルは末尾101)。
もしどこかで「お安く」売られていたらゲットしてみてはいかがでしょうか?
空前のスピードマスターブームですので良個体がどんどん中国に流れてしまいます。
無くなっちゃうその前に是非!
それではまた。
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#ZENMAIのココ東京