【レビュー】ロレックス “ペプシ” GMTマスターⅠ 16700 トリチウム シングルバックル 新作も良いけれど・・・
Rolex “Pepsi” GMT Master I 16700 Tritium single buckle
2018年のロレックス新作はペプシカラーのGMTマスターⅡ Ref.126710BLROでした。
ここ数年はスティールでは生産されなくなった「PEPSIブーム」で盛り上がっていましたが、追い打ちをかけるように、正に火に油を注ぐように、新作の投入で「青/赤」ベゼルのGMTマスター人気が加速しています。
あれ?・・・新作がペプシだったら旧モデルはもう良いじゃない・・・なんて事にはならないんですね。
ロレックスが小出しにしている新型GMTマスターⅡの126710BLRO。
なかなかアフターマーケットにも顔を出しませんので玉数を絞っているのは間違いなさそうです。
海外のアフターマーケットChrono24では200万円以上のプライスが付けられているほど。
2倍以上ですね・・・116500LNの時より跳ね上がっている状況です。
さて、旧GMTマスターと旧GMTマスターⅡのペプシカラーの相場もジワジワと上がっており、既に中古市場では100万円より安いものを見つけるのが困難になってきました。
今回はそんな稀少価値が上がっているGMTマスターから、トリチウムダイヤルでシングルバックルのSシリアル個体を見ていきましょう。
セミビンテージとして探されている方も増えています。
敢えてね、ジュビリーブレスレットを選んで126710BLRO風にした画像がインスタグラムにアップされていて、不人気だったジュビリーブレスレットも注目されています。
GMTマスター自体が不人気だったのに加えジュビリーブレスレットは「オジサンくさい」とか何とか言われていましたね。
鮮やかなブルー/レッドの2トーンベゼル。
ベゼルシール(アルミ)には、まだまだ色が乗っていてキレイな方でしょう。
やや褪せた感じがセミビンテージ風で格好良い。
ブラックライトを照射!
もう夜光は光りません。
オイスターケース、オイスターブレスレットは強靭です。
25年も経過していますが現役で使い倒せます。
ラグ横にはブレスレットを繋ぐバネ棒用の穴が開いています。
こう言ったところもセミビンテージ感を味わえるグッドポイント。
ブレス交換も可能です。
当時は仕上げなど美しさを求められていませんでしたね。
武骨でシンプルな5桁モデルの古き良き機能美が私は好きです。
シングルバックル。
ブレスレットナンバーは78360 フラッシュフィットは501B
クラスプコードはT。
少し年式に差があるので、後年ジュビリーブレスレットからオイスターブレスレットに交換されたものかも知れません。
トリチウム夜光ですが、劣化も変色も感じられません。
光りませんけどね。
ベゼルも2トーンの境目が気になります。
さてさて。
今更5桁のペプシを買おうかな?と思っているお金持ちさん。
迷わず探すなら付属品があるもの、ケースポリッシュ回数が少ないものとなります。
グリーンのプライスタグには出荷時のブレスレットナンバーが記載されているものもあるので「オリジナル」にこだわる方は探してみるのも良いでしょう。
ただ、1990年代のいつ頃からこの形式になったのかな。
W番はバーコードなしだった感じで、U番はバーコードあり。
やっぱりこのカラーリングはインパクトありますね。
昔は人気無かったのにな。
いかがでしょうか?
新型モデルも良いけれど、シンプルな旧ペプシも雰囲気あって良いんじゃありませんか?
ベゼル交換やストラップ交換も公式で認められていますしね。
先取り過ぎて、90年代の日本人にはまだ早かったな~。
石原裕次郎氏が愛用されていたので当時のファンは憧れたのでしょう。
キムタクもペプシカラー着けてったら違った未来があったのかもね。
それではまた!
#ZENMAIのココ東京