
【レビュー】オメガ “パンダ” スピードマスター・オートマチック 3510.21.00 丸井限定モデル
Omega Speedmaster Automatic Reduced Marui Limited Edition 3510.21.00″PANDA Dial”
2000年にリリースされたオメガ スピードマスター・オートマチック 3510.21は、ファッションビルを手掛ける金融屋さんの「OIOI 丸井」限定モデルです。
当時、丸井のエネルギーは凄まじく若者は皆赤い丸井のカードを持っていたと言っても過言ではありません。
(※私は怖くて入会しませんでしたけど)
新宿や渋谷の丸井には有力なアパレルメーカーがテナントとして入り、若者たちのファッションの聖地となっていました。
時計の売り上げもきっと「相当」だったのでしょう。
少し長く時計ファンをやっている方なら誰もが耳にした「丸井限定」と言うキーワード。
幾つもの魅力的なモデルがドロップされたのです。
3510-21 パンダ
奇抜な赤いフェイスのシーマスターや、グリーンのスピードマスターなどもありますが、やはり1番人気はこの「パンダ」フェイスの3510.21.00でしょう。
丸井限定はオメガ以外にも、タグホイヤー、ジンなんかもありますね。
私は全く興味が無かったな・・・。
そう言えば上野動物園で生まれたパンダの名前は決まったのかな?
「OIOI」なんてのはどうだろう?(ナンテ読ムンダ?)
上野だし「ABAB」でも(パンダ関係ナイ)。
スピードマスター・オートマチック3510系は、スピードマスタープロフェッショナルの廉価版としてオメガの入門機的な役割を担っていました。
39mmとプロフェッショナルより少し小ぶりなケース径にETAベースのCal.3220自動巻きムーブメントを搭載した日常使いのしやすいクロノグラフとして、中古相場なら10万円を割るようなプライスで大量に出回っていました。
この3510.21も丸井限定とはいえ、文字盤違いのスピードマスター・オートマチックに違いありません。
なのにこのモデルだけ非常に高額で取引されているのです。
その価格・・・なんと40万円以上!
ノーマル3510.50の4倍です。
2000年頃に限定モデルとしてリリースされた頃は、こんなに重宝されるとは思ってもいなかったです。
正直、数年前までは中古で128,000円とかで売っていたような記憶です。
雑誌など振り返っても、スピードマスター・オートマチックは掲載されるようなモデルではないので、この人気ぶりがいつからなのか把握できませんでした。
2007年頃にはサファイアクリスタルを搭載した「新パンダ」 3539.31.00として復刻していたので水面下では人気が高かったんですね。(定価は299,000円)
可愛いね。
女子が着けても可愛いんじゃないですか?着けないか。
少し小ぶりですがエクスプローラーⅠよりは大きいので男性が着けてもおかしくありません。
ちょっとノーマークだったな。
そんなに評価されていなかった時に買っておけば良かったね(笑)
最近オメガが熱いんです。
特にスピードマスタープロフェッショナルの限定モデルなど、ここ数年非常に価格が高騰しています。
Cal.321搭載機なんか私が購入した時なんか誰も見向きもしていませんでしたが、今では最低でも150万円以上もします。
アポロ系、スヌーピーなど「アメリカ」を意識させるものを中華圏のバイヤーが買い漁っているのかも知れません。
敵国とは言え憧れは止められませんよね。
このパンダフェイスもアポロ11号月面着陸記念モデル 3561.31.00の高騰に引っ張られているのでしょう。
3569.31.00は完品で80万円ちかくします。
数年前まで35万円くらいでしたからね~。ロレックスのスポーツモデルだけじゃないんだな。
まとめ
いかがでしょうか?
これからもマダマダ価値が上がりそうなパンダフェイスのスピードマスター・オートマチック 3510.21.00。
買えるうちに買っておいた方が良いかも知れません。
旦那さんがアポロ・パンダ、奥様が丸井パンダなんてカップルも微笑ましいですよね!
恥ずかしいかな(笑)
それでは!
#ZENMAIのココ東京