SEIKO 3rd DIVER 150m 6306-7001 & SEIKO DIVER Scuba Black-SAMURAI 200m SBDA001 7S25-00D0
今回は人気のセイコーダイバーから年の差カップルをピックアップ。
70年代のサードダイバー・2000年代のサムライダイバーは、どちらも昨年、今年とPROSPEXから復刻モデルがリリースされ話題になりました。
という事で復刻品・・・ではなく、そのオリジナルを見ていきたいと思います。
パッと見は大して変わり映えの無いダイバーウォッチですが、個々に見るとなかなか格好良いのです。
どちらも状態でまちまちですが10万円以下で購入できます。
3rdに関してみれば1970年代の時計で10万円以下か・・・40年使っている人がいるとしたら、物凄いコスパが良いですね。
簡素な作りですが、それで充分なんだという証明ですね。
本当にダイバーウォッチが100万円以上する理由が見当たらなくなります。
機能だけ見ればダイバーウォッチなんか定価で20万円以下で良いのです。
タグホイヤーのアクアレーサーや、ちょっと前のシーマスター、このセイコーなんかで良いんですが、まぁそれはそれ。
かなりの存在感。
視認性もバツグンです。
サムライ SBDA001
それでは、サムライの異名を持つこちらから見ていきます。
ブラックサムライ SBDA001 ダイバースキューバ200m 7S25-00D0。
2004年頃のモデルです。
当時の定価は42,000円。
43mmのチタン製で、本来ならチタンブレスが付いています。
プロスペックスシリーズです。
ニックネームのサムライはラグの形状が「サムライソード(刀)」の様だからと言われています。
独特の形状ですね。
良いですね~。
スティール製だったら本当に指が切れちゃいそうなエッジですが、チタンだしこの個体はキズが凄いな。
なまくら・・・(笑)
ベゼルのカットはライターカットと呼ばれる仕上げ。
ハンズもサムライソードみたいで格好良いですね。
全体的に直線が強調されてシャープなイメージです。
ジッと見ると、かなり格好良い。
43mmもあるので大きいですがチタンなので軽いです。
ブレス仕様でも120グラム以下なので軽々ですね。
7S25自動巻きムーブメントを搭載しています。
ハードレックスガラス、スクリューバック、ルミブライト夜光。
まだ夜光が生きています。
針が太くて視認性バツグン。
秒針のマーカーも特別。
インデックスがアプライド式。
日本製。キャリバー7S25。
自動巻き、チタン製、JIS200m潜水用防水
カレンダー付。
ルミナスポイントって言わないのかな?
ルミブライトマーカー。
ベゼルのセッジと網目状のライターカット。
ケースサイドのポッチは何だろう?
網目状のライターカットが施されたクラウン。
ラグ裏。
飽和潜水はダメ。
7S25-00D0。
ダイバーズウォッチの証。
ウェーブマーク。
クラウンガードがあるのは国内版。
厚み13.7mmなので、まぁまぁ太め。
実はこのプロスペックス、国内定価を上回る中古価格なのです
え?セイコーが?となりますよね。
当時の定価が42,000円、量販店で30,000円、中古は15,000円でしたが、今では状態が良ければ80,000円ほどになっています。
そこまでして欲しいか?と問われますと・・・う~ん。
復刻版を海外から輸入すれば50,000円くらいで買えます。
もちろん新品です。
いやいやオリジナル派だよって方ならチタン製だし、こっちかな?

サードダイバー 6306-7001
続いて2本目はセイコーダイバー第3世代「サードダイバー」6306-7001。
独特なケース形状はこちらも際立っており、所謂Cライン。
ポテっとしたフォルムからタートルの愛称があります。
そして4時位置のクラウンですね。
今年はプロスペックスからファーストダイバーも復刻しましたね。
予約完売でプレミアム価格になっています。(記事書いている時点で未使用45~50万円)

サードダイバーは昨年復刻しましたが、30,000円くらいで買えます(笑)
差が激しい。
まぁオリジナルのサードダイバーも5~10万円くらいのアンティークプライスなので妥当でしょうか。
秒針のドットが可愛い。ロリポップみたいだけど先が出ているから団子ですね。
日本製、キャリバー6306はハック機能が付いているデイト付き自動巻きモデル。
サードダイバーは1976-1979年の間に生産されたものです。
さすがにセイコーではパーツがなく正規メンテナンスは受けられませんが、街の修理屋さんなら受けてもらえますので安心してガンガン使いましょう。
当時は150mで充分ダイバーウォッチでした。
英語と漢字のカレンダー表記。
デイデイトとは便利だな。
ベゼルマーカー。
この頃のダイバーウォッチは逆回転機構が無く、ベゼルは両回転式です。
6306-7001。
7000と言う初期タイプもあるようです(見たことないです)。
ザップ~ン。
Cラインのケースがクラウンガードの役目も果たすため4時位置にしたリューズ。
裏から見るとこんな感じ。
横から見ると左右対称ではありません。
ベゼル直下が一番広く、ケースバックに行くにつれシェイプされていますね。
裏からいるとグググっとえぐれているのがわかります。
ファンが世界にどれだけいるかはわかりませんが、海外モデル6309仕様は1984年頃まで作られています。
またサードダイバーの復刻も海外のみの限定でした。
日本で作られた日本の時計なのに悲しいなぁ。
いかがでしたでしょうか?
2本の日本のダイバーウォッチ(シャレ)。
それぞれ生まれた年は違えども目的は同じ潜水用。
視認性、渋さ、ゴツさ、堅牢性、稀少性など共通点は多いですね。
サムライかウミガメか、オリジナルか復刻か、黒以外、限定品・・・それぞれ選ぶ基準も違います。


実際触れてみて、チタンの軽さは魅力的でした。
サードのズッシリも着けてるなぁ~って感じがして満足度があります。
まぁ、どちらを着けててもモテることは無さそうです(笑)
ではまた!
#ZENMAIのココ東京
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