
【レビュー】セイコー キネティッククロノグラフ 3rd SBCG001 9T82-0A50
Seiko 9T82-0A50 / SBCG001 Kinetic Chronograph
2000年に1000本限定でリリースされたセイコー キネティッククロノのサードモデル SBCG001。
瞬く間に品切れたファースト、セカンド同様にサードも売り切れはしたものの形状が大幅に変更となり賛否の分かれるモデルとなりました。
当時の定価は25万円ですが現在の中古相場はやや下なので、定価を優に超えるファースト・セカンドに比べると手に入れやすいモデルと言えますね。
多眼式のクロノグラフの表情は本当に独特で最初に見た時は「え?」って思うでしょう(笑)
私もファーストを見た時は正直拒否反応が起きましたが、ジワジワとこの格好良さにヤラれていきました。
かなりの重厚感、しっかりとした作り込み、他には無いデザインで異彩を放ちます。
1998年のバーゼルフェア(現バーゼルワールド)で発表し世界で驚きの的となったファーストSBXZ001・SLQ001は世界1000本限定でした。
私は黒色が格好良すぎるセカンドSBXZ003が大好きではありますが年々状態が良いものを見なくなっています。
サードモデルから「スポーチュラ」の名が付くようになり、主に海外展開にシフトしていきます。
シースルーバックから覗くムーブメントはCal.9T82。
超高級ムーブメントと言って過言ではありませんし、なぜこんなモノを作ったのかは謎ですね。
技術力を誇示する目的だったのか、後のスプリングドライブに継承されていく「正確性」の礎になったのか・・・。
とにかく「凄い」んです。
こちら側から見えるプッシャーは角型のスタート/ストップボタン、丸型はリューズです。
キネティッククロノムーブメントのCal.9T82は振って使うのでリューズは時間調整用です。
仕上げがキレイとか、そういう話はありません。
ただただ武骨です。
コレくらいの方が使いやすいですね。
バックルには「SEIKO Spotura」の刻印があります。
ケース径は41mm、厚みは13mm。
金属無垢のブレスレットはずっしりとします。
180グラムちかくあるでしょうか。
スクリューバック式で防水は10気圧。
堅牢なケースですので、ちょっとやそっとでは壊れないでしょう。
キネティックの動力はローターが回ることで発電します。
説明書を見てみます。
フル充電で1ヶ月。
1日10時間か・・・
名称。
最初に200回振るとか(笑)
時刻合わせはTEL117が便利です(笑)
私はいつもセイコーのホームページを見て合わせています。
どうでしょう?
このモデルを格好良いと思えるか、キネティッククロノグラフを格好良いと思えるか、なかなかね凄いですからね。
存在感は抜群。
私はスキ。
買うならファーストかセカンドだと決めつけていましたが、サードも悪くないな。
説明書には電池交換不要とか書いてありますが、実際は充電池(二次電池)は交換、要オーバーホールなモデルです。
ヌルんとしたサードモデルいかがでしょう?
#ZENMAIのココ東京