Vacheron Constantin Ref 42042/423A-8890 Overseas 37mm
1996年に誕生したヴァシュロンコンスタンタンのオーバーシーズ。
222やフィディアスの流れを汲みます。
三大ブランドのラグジュアリースポーツとして定番化しましたが、ロイヤルオークやノーチラスには今一歩及ばないのは、デザイナーがジェンタ氏ではないからでしょうか?
いやいやそんなことないですね、充分人気があります。
翌年誕生したパテックフィリップのアクアノートも含めて、この4モデルは非常に人気があり現行機は予約ができたりできなかったりと、枯渇状態が続いています。
さて、42042/423A-8890 オーバーシーズ ラージ 37mmに話を戻します。
ファーストシリーズなのですが、基本ダイアルはバーインデックスです。
バーインデックスでシルバー、ブラック、グレー、ブルーの至って普通な文字盤の中、このアラビア数字のインデックスが際立つブラックダイアルは非常に存在感のあるグッドモデルだと思います。
ラージサイズ、ミディアムサイズ両方にありますが、ミディアムの方はあまり見かけません。
どうですか?
よりスポーティなカジュアルな感じがしますよね?
独特なフォントの数字は、ミリタリー寄りでもなくオシャレです。
当時ロイヤルオークの14790STにもオールアラビアのダイアルがありましたので、アクアノートに対抗して作られたのかな?なんてね。
重さは121グラム。
なかなかしっかりした重量は、ケースというよりキシキシするブレスレットのせいでしょう。
かなり着け心地の悪いブレスレットで、お馴染みのマルタ十字を半分にした形状のブレスレットに変わるのも当然と言ったところ。
腕の毛を挟んだり、逆に曲がったりします。
夜光が光るとメチャクチャ格好良い!
ボンヤリとルミノバが光ります。
バックルのフリップ部がマルタ十字を模っています。
片方を開き、もう片方を開くには、中央のロックを解除しないといけません。
慣れるまで大変。
でも落下事故は防ぎやすいですね。
オープン、クローズとロックの矢印が刻印されています。
ケースバックには帆船アメリゴ・ヴェスプッチ号。
もうブレスレットがカクカクしているのが、わかりますね。
ネジ留めですが防水性は150mもあります。
文字盤に寄ってみます。
アプライドのマルタ十字。
5分刻みのピラミッド型のインデックスもアプライドです。
便利なデイト表示。
下地から夜光がはみ出しちゃっているのも味ですね。
Cal.
クラウントップにもマルタ十字。
アメリゴ・ヴェスプッチ号
逆折れする無慈悲なブレスレット。
マルタ十字を模ったベゼル。
このカクっとしてるフォルムが素敵です。
Chrono24を覗きます。
もう、なかなか条件の良い個体は見つかりにくくなってきていますね。
三大ブランドのラグジュアリースポーツだって言うのに、この頃のモデルはあまりキレイなのが残っていません。
価格もけっこうバラバラ。
70~80万円って感じでしょうか。
36mmのロイヤルオーク 14790は100万円オーバー。
アラビア数字は人気が無いようです。
以前私も所有していたアクアノート 5066。
34mmでラバーストラップでも170万円以上もするんですね~。
ひゃ~。
そしてミドルサイズのノーチラス 3800なんかは300万円以上します・・・。
まとめ
いかがでしょうか?
好みかも知れませんが、私はけっこう好きです。
が、やはり奇抜なダイアルより美しいシンプルなバーインデックスの方がラグジュアリースポーツにはフィットするのかも知れませんね。
人とは違うオーバーシーズが欲しい!
そんな傾奇者(?)にオススメの42042/423A-8890でした。
何度も言いますが、私は好きです。
ではまた!
#ZENMAIのココ東京
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