【腕時計を楽しもう】魅惑の “飛びアラビア” 文字盤をチェック

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Arabic and Index Hour Markers

今回は「魅惑の “飛びアラビア” 文字盤」と題しまして、文字盤についてあ~だこうだ言っていこうと思います。

皆さん “飛びアラビア” 文字盤はご存知でしょうか?

文字盤上のアラビア数字が飛ぶんです。

ね。

何言っているか、わからない。

はい、そう言う方もいらっしゃると思いますので、少し説明させて頂きます。

時計の文字盤は、いろんな形で時刻を表示することが可能ですが、1番オーソドックスなのはバーやドットインデックスですね。

こんな感じです。

サブマリーナーはドットだけではなく、視認性を高めるためにバーとトライアングルをうまく組み合わせています。

こちらのカラトラバはバーインデックスで、クラシカルでドレッシーな印象を受けますね。

シンプルなだけにバランスが非常に大切ですが、パテックフィリップは時計のお手本ですから、これが「正解」のバランスなんです。

脳に刻み込みましょう。

 

さて、時計にアラビア数字(Arabic numerals)が使われるようになったのは18世紀だそうです。

古い置き時計などを見ますとローマ数字が多いですが、数字を読むだけならアラビア数字の方が容易ですし、視認性やデザイン性でアラビア数字が増えていったと考えられます。

関係ないですけど、インド発祥の数字なのにアラビア数字って何だか変ですね・・・。

アラビア数字を使った文字盤は幾つかありますが、代表的な全数字、

3.6.9(12)、

そして飛びアラビア(数字)です。

こちらが今回の主役デザイン。

こちらもエクスプローラーが有名なので3.6.9ダイヤルなんて呼びますが、厳密には「飛びアラビア(Arabic and Index Hour Markers)」です。

1.2を飛ばして「3」がアラビア数字、4.5を飛ばして「6」がアラビア数字、7.8を飛ばして「9」がアラビア数字と言った具合です。

ですが、私が好きなのは「偶数飛びアラビア(数字)」文字盤。

なんとも絶妙な配置で、インパクトがあり印象的で、しかも視認性も良いですし、アラビア数字がポップな感じで明るく可愛いイメージがあります。

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上のルイヴィトン(タンブール)は「6」の数字がないイレギュラーデザインですが、これもなかなか素敵です。

こちらはグラスヒュッテオリジナルのSeaQ。

全数字では不可能なくらいアラビア数字が大きく配置でき、特徴的なデザインになっていますね。

クロノグラフでも偶数飛びアラビア文字盤は可能です。

タンブールの様に「6」を外し、クロノグラフの12時間積算計を配置しています。

バランス良いですよね。

ドレッシーなヴァシュロン・コンスタンタン フィフティーシックスも偶数飛びアラビア。

デイト表示窓は飛ばした箇所に配置するとスッキリします。

偶数飛びアラビアにすることで、堅苦しくないオフィスカジュアルにも最適なスタイルになりました。

 (1216)

バーインデックスは渋く格好良いですし、荘厳で威風堂々なモデルに似合います。

ジェンタ氏のラグジュアリースポーツモデルもバーインデックスが多く、カジュアルながらも高級感を失わないような工夫だと思います。

全数字のアクアノートの方がカジュアル度が増しますよね。

まとめ

「飛びアラビア」文字盤は、3・6・9などの一部の数字をあえて配置し、他はバーインデックス等で表現するユニークなデザインです。視認性が高く、ポップで明るい印象を演出するので、堅苦しくないオフィスカジュアルにもぴったり。偶数飛ばしのバリエーションもあり、遊び心と機能性を両立させた魅力があります。多くのブランドが採用しているので、ぜひ自分に合ったモデルをチェックしてみてください!

カジュアル過ぎずインパクトのある面白いダイヤルデザイン「(偶数)飛びアラビア(数字)」文字盤でした。

様々なメーカーから偶数飛びアラビアはリリースされていますが、皆さんのお好みはどのモデルでしょうか?

教えてください。

それではまた!

 

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