【Y2K】あの時流行った時計ブランド”四天王”の現在(ロレックス カルティエ ブルガリ オメガ)
What are the current status of the 4 brands that were popular then?
振り返ると懐かしいY2Kこと2000年前後のカルチャー。
20世紀最後の年は、2000年最初の年でもあり、新型デイトナの誕生した記念すべき年です。2000年の中古相場はマズマズ安いですよねぇ。
いやぁ、かなり安いです。今回のモデルたちは値上がりうんぬんより市場から姿を消したモデルが多かったと思います。2000年の出来事を振り返りましょう
3/4 SONY PS2が販売。
5/7 プーチン氏が大統領に
7/23 タイガー・ウッズが全英オープン最年少優勝。グランドスラム。
9/15 シドニーオリンピック開幕
覚えてますか?
高橋尚子選手のマラソン優勝金メダル。井上康生、ヤワラちゃんも金ですね。
判定に泣いた篠原さんは今ではTVスター。
イアン・ソープは3個の金メダルを獲っていました。
流行った曲は、サザンのTSUNAMI、SMAPのライオンハート、福山の桜坂。
うーん・・・懐かしい。
以前の記事からの引用ですが、この年に2000円札も発行されました。まだ持ってますか?
「あの時」流行ってたものが「現在」見直されており若者カルチャーで蘇っています。ファッションや音楽など我々には懐かしい感じが若者には新しいんですね。特に女の子たちは顕著で、アムラーシノラー、アユ(浜崎あゆみ)の真似は何だっけ?みたいなファッションや、K-POPなどでもサウンドや衣装に取り込まれています。
そんなY2K、
あの時も「既に成人」がこのブログを見てくださる方には多いと思いますが、その頃流行ってた腕時計を思い出すと・・・
今と変わらずロレックス、オメガ、そして女性にもカルティエ、ブルガリが人気でしたよね。高級ブランドの腕時計なら20年経っても充分使用可能ですので今回は楽天市場から2000年頃に流行ってたモデルをピックアップして現在の相場をチェック。現在のモデルとの違いも見つけられたらと思います。
それでは、行ってみましょう。
ロレックス
今も昔も大人気な腕時計界の王様ロレックス。
2000年と言えば新型のデイトナ Ref.116520が完全自社製キャリバーを搭載して誕生しました。
当時私は98年に購入したエアキングを愛用していましたね。
プレミアム価格と言えばデイトナですが、ドラマの影響からエクスプローラーも人気で入手困難、更に新作だったヨットマスターロレジウムもなかなかの値段で売買されていました。
サブマリーナーやGMTマスターは定価以下が当たり前の時代です。
で、女性にも懐かしいこちらデイトジャストのコンビネーションモデル(ロレゾール)。
男性なら16233、女性なら69173か79173。タイミング的にホワイトゴールドの方が人気が出てきており16234、69174、79174なんかも流行っていましたね。
楽天市場を覗くと、69173なら安いものは360,000円から購入可能。
使いやすそうなホワイトゴールド・ベゼルの79174も40万円くらいから。
奥様は後継モデル179174NGを購入しました。今でも充分なスタイル。
で、ロレックスの良いところは新型がどんどん出てきても旧モデルと大きなデザイン変更をしないこと。これはエルメスのケリーバッグやバーキンにも通ずるポイントですが、デザインがバンバン変わって時代の最先端ファッションを楽しむのも良いですが、ずっと変わらないデザインは安心してユーザーが購入できると言う面があります。
15年から25年前のデイトジャストですが、今でも充分使えます。ブレスレットやバックルの形状が少し変わったとか、詳しい方なら気付きますが、普通に生活してて旧モデルのロレックスを着用してても誰も無関心です。
男性ものの16234なんかは、まだまだ結構な値段なんですね。
私が使っていたモデルは430,000円ほど。今ではオイパペも100万円ちかくセカンドマーケットではしますので、買いやすい方だと思います。
因みには私はさくらやウォッチ館で24.8万円で新品購入しました。
エクスプローラーやヨットマスターロレジウムも当時新品で買うより高くなっていますね。ですが、現在使用していても全然古臭くないですし格好良いですよ。
さすがロレックス。
オメガ
続いてオメガです。オメガも人気がありました、が現在と違って高級ブランドではなく完全な大衆ブランドでした。当時人気があったのもシーマスター120や女性ならコンステレーションで、スピードマスタープロフェッショナルは一部のマニアックな方々が支えていた印象です。
今の若い方々には信じられないかも知れませんがムーンウォッチも新品で20万円切るような価格でしたし、私が購入したキャリバー321(サードモデル)は78,000円でした。
私が学生の頃も近所のキムラヤ(セレクトインキムラヤ サンストリート店 亀戸)で10万円しない価格で販売されていました。
シーマスターダイバー300mクォーツモデルの中古品はかなりお買い得。このモデルもデザインは現行品に通じています。
現行機のマリンブルーは約80万円、現在クォーツモデルは無くなってしまいます。
コンステレーションも同じく現行モデルとデザインが変わってないので、凄いお買い得です。オメガに確認しましたら現在もブレスレットなどのパーツを用意してくれていますので中古品でも安心して購入できますね。
因みに現行機のダイヤモンドベゼルは100万円以上です。現在のオメガは高級ブランド、中国で大きな支持を得ていますし、全世界でムーンウォッチも大人気となりプレミアム価格のモデルを出てくるようになりました。ここ20年でかなり飛躍した印象です。
10~15万円あればコンビネーションモデルも購入可能。
ブルガリ
Y2K 4天皇の一角ブルガリです。当時はクールな女性がブルガリブルガリを、可愛い系の方はタンクフランセーズやパシャを着けていた勝手なイメージ。
ビーゼロワンも誕生しアクセサリーと一緒に時計を着けたり、メンズ向けにはアルミニウムやスポーツシリーズ、レッタンゴロなど若い方を中心にかなりの勢いがありました。
アルミニウムは安価で、そして高級ブランドにラバーやアルミニウムを取り込んだ斬新なスタイルが大衆に受けます。その後のウブロのビッグバンにも通じていく今までにあり得ない・多用されない素材を大胆に使っていくブルガリが本当に素敵でした。「イタリア」に行ったことありませんでしたが、サイゼリアと一緒に庶民にもイタリアを感じさせてくれましたね。
アルミニウムもブルガリブルガリも現役モデル。
時計ブランドとしても現在のブルガリは絶好調。
とは言え、ここ20年はそこまで腕時計界での存在感は大きくありませんでした。
ジェラルド・ジェンタを取り込んだブルガリの新作「オクト」がヒットしなかったら今でも存在感が無かったかも知れません。
ブルガリブルガリもジェンタデザインですが、この薄型スポーツウォッチも元々はジェラルド・ジェンタ(時計メーカー)のモデルでした。ノーチラス、ロイヤルオークなどのジェンタデザイン・スポーツウォッチの流行が、ブルガリウォッチの息を吹き返させたと言っても過言ではありませんね。
私一押しは、10万円台で購入できる旧型38mmのアルミニウムクロノ。ラバーストラップがもうダメになっているかも知れませんのでご注意を。
現在トレンドの完全なパンダ・クロノだと言うのもポイントです。
因みに現行機もあります。この値段なら旧モデルでも良いよね!って思いませんか?
しかし、ブルガリの人気はなんとなく伝わったと思いますが、腕時計ブランドから人気だと思うの4っつ選べと言われて現在なら絶対に入らないブルガリ、当時は本当に凄かったんです。作りが甘かったのが一時衰退した理由、修理費も凄く高かったですし、オメガも同じで作りが甘かったですが、そこは腕時計メーカー、時代に合わせて良いものを作るブランドに変わりました。値段も凄い上がったけどね。
カルティエ
最後はカルティエです。カルティエは相変わらずジュエリーは人気がありますが、腕時計はどうでしょうか?
パシャはしばらくの充電期間を経て現在も販売されているシリーズですね。こちらも実はジェラルド・ジェンタさんがデザインしています。凄いですね。
そして、古くからカルティエの腕時計を支えたサントスもタンクもパンテールも健在。当時流行ってたのは可愛い系女子なら誰もが憧れたタンクフランセーズ、そしてお金持ちの方に好まれたタンク・アメリカン、女性にはパシャグリッド、パンテール、ベニュワール、綺麗なダイヤモンドモデルも人気でした。男女問わず着けていたのがパシャC。90年代から長く若者に支持されました。
当時奥様はサントスガルベの自動巻きモデルを着けてました。クォーツモデルはマットダイヤル、自動巻きはギョーシェ彫で、その辺りに拘って購入したそうです。
その後、ロードスターやバロンブルーなどスマッシュヒットしましたが、現在は自社製ムーブメントを搭載したクラシカルなモデルが人気です。新生サントスもヒット中。
まとめ
いかがでしょうか?
「【Y2K】あの時流行った時計ブランド”四天王”の現在(ロレックス カルティエ ブルガリ オメガ)」でした。
いや~オジサン達には懐かしいモデルばかりではないでしょうか?そして思ったより安いですよね?特にブルガリとカルティエ。更にレディースモデルはお買い得すぎます。
子供が女子ならファーストウォッチはY2K時代のオメガ・カルティエ・ブルガリでも良いくらい安いです。オススメはオメガ・コンステレーションかな?
Y2Kの人気4ブランドは間違いなくロレックス・オメガ・ブルガリ・カルティエでした。その後、女性も腕時計でオシャレするのが当たり前になり、フランクミュラーのトノーやロングアイランド、シャネルのJ12が爆発的にヒットします。男性にはパネライとウブロの時代がやってきます。
ランゲ&ゾーネやリシャールミルはまだ認知度的に低かったですね。
さて、今4つのブランドを選ぶとするならば、ロレックス・オメガと・・・どこでしょうね?
皆が皆、こぞって買って着けている、そんな機械式時計ブランドはなかなかありません。スイスウォッチの売上高で見ればパテック・フィリップやオーデマ・ピゲですが、皆が着けているわけではありません。
と、なると当時から居たけどこのカテゴリーには入れなかったG-SHOCKと、生活自体をサポートするデバイス アップルウォッチでしょうか?SNS見てても何人も何人も、男性でも女性でも、おじいちゃんでもお兄さんでも、皆が着けているのはこの4つのブランドでしょう。
皆さんはどう思いますか?
それではまた!
#ZENMAIのココ東京