【5722B】グランドセイコー セカンドモデル 57GS カレンダー 5722-9990 1966年 36mm 後期型
Grand Seiko 2nd Self-Dater “57GS” Ref. 5722-9990
1964年に誕生したグランドセイコーの2ndモデルです。
バリエーションが豊富なセカンドモデルから、今回は1966年に製造された後期モデル Cal.5722B搭載、ノンクロノメーター、ライオンメダリオンの組み合わせを見ていきます。
最後期はGSメダリオンになっていたり、前期はムーブメントが違ったり、Chronometerの記載があったりと違いがありますので、気になった方はビンテージセイコーを扱うお店でチェックしてみてください。
セルフデーター(57グランドセイコーカレンダー)はデイト表示付きから来たネーミングですね。
初代はノーデイトでした。
こうして見るとファーストと雰囲気がかなり違うように思えます。
GS J14070 ファーストモデルは1960年に誕生ですので、わずか数年の違いでだいぶセカンドモデルは現代的になりました。
どうでしょう?
36mmのケースサイズですが、ラグ足が太く力強いため小さく感じません。
54年前の時計ですが今でも通用する格好良さと大きさ。
非常にイケています。
ケースも文字盤もインデックスも針もシルバーなので、ストラップをいろいろ交換して使いたいですね。
GSセルフデーター(1964年)
「セルフデーター」について
「セルフデーター」とは日付表示機能のことを指す、セイコー独自の名称です。GSセルフデーターは主にキャリバー5722を搭載していたことから57GS(ごーななじーえす、ごーななぐらんどせいこー)とも呼ばれます。後に振動数を5振動から5.5振動へと高め、「GSカレンダー」として販売されました。<SEIKO HPより>
格好良い。
この角度最高です。
ビンテージモデルですのでプラ風防ですが、スクリューロックの裏蓋となり防水性も5気圧になっています。
現在は防水性が期待できませんが、しっかりしたケースの作り込みでまだまだ日常使いができるのが嬉しいです。
搭載されている手巻きムーブメント5722Bにはハック機能も付いていますね。
エルプリメロのように、2段引いて時刻合わせとなっています。
SBGV009(復刻デザインモデル クオーツ)
こちらは、2014年にリリースされたヒストリカルコレクションで、誕生50周年を記念したモデル「グランドセイコー セルフデータ」57GS復刻デザイン です。
オリジナルのセルフデータはグランドセイコーの2ndモデルで、手巻きムーブメントにデイト表示(セルフデータ)を搭載したものでした。
1stグランドセイコーは金張りデイト無しセンターセコンド3針のドレスモデルでしたが、4年後に誕生したセルフデータはラグも太く近代的に進化、防水性も向上しています。
セカンドGSの50周年記念モデルはクォーツで復刻でした。
Chrono24を覗いてみました。
日本以外からも掲載されているのは、なんだか嬉しいですね。
ラグの力強さを感じされるこの角度。
逞しい。
デイトのあるなし以外ではファーストGSと変わらない顔つきなのですが、やはりケース形状でまったく違うモデルだと脳が認識しちゃいますね。
69****
1966年の「6」と9月製造の「9」だそうです。
5722-9990 WATER PROOF SS
そして獅子のメダリオン。
コレ最後期は「GS」に変わっちゃいますが、ライオンが良いですよね~やっぱり。
36~37mmくらいですかね。
充分な大きさ。
クラウントップには「W SEIKO」と記載されています。
カットされたひし形の針。
アプライドのインデックスとSEIKOのロゴ。
GSロゴもアプライド。
50年以上前の文字盤ですがシルバーがまだ綺麗なままです。
ここ。
このラグ。
格好良い!
いや~、悪くないですよね?
国内で探せば10万円台で見つかりますよ。
セカンドウォッチ、サードウォッチに良いんじゃないですかね。
私はファーストGSが好みですが、実用性はこちらに軍配が上がります。
いかがでしょうか?
まだ着けられるヴィンテージ グランドセイコー 57GSでした。
シンプルで無骨で、現在のグランドセイコーより格好良く感じます。
精度や耐久性などのスペックでは負けてしまいますが、雰囲気もあってヴィンテージセイコーの世界に入り込みたくなりますね。
価格も高過ぎません。
国産だけに、日本には魅力的なアンティーク個体がまだまだ残っているでしょう。
60年代の手巻きセイコー。
チェックしてみようかな。
この57GSは間違いなくオススメ。
とにかく格好良いです。
私は見た目でオススメするタイプなので機械の良し悪しはわかりませんが大丈夫!
ここは日本ですから(笑)
直せる職人さんもたくさんいますね。
心強い。
それではまた!