【レビュー】オメガ ST145.022-69 “Straight Writing” スピードマスタープロフェッショナル 第5世代最初期モデル

OMEGA
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Omega Speedmaster 145.022-69 with Straight Writing caseback

1969年7月20日と言えばアポロ11号が月面着陸に成功し、人類が初めて月面に降り立った日です。

あれから49年経ちました(私まだ生まれてないですけどね)。

来年は50周年なので、きっともの凄いモデルがリリースされるでしょう(1種類じゃないでしょうね)

月に降り立ったスピードマスターは、NASA公認の証「プロフェッショナル」の文字入りのキャリバー321を積んだ第4世代(ST105.012)でした。

さて今回見ていくのはキャリバー861を乗せた第5世代です。

月に降り立った第4世代と製造(納品)時期は被りますが、NASAがキャリバー861をテストしたくなかったため第5世代が採用されるのはもう少し先になります。

ST145.022-69(69年製-1974年頃まで作られています、たぶん)と言う型番は、ケースバックの内側に記載されていてラグ裏にも製造番号はまだ刻印がありませんね。

アポロ11号着陸記念USA代理店限定モデル(NASA有する北アメリカ国内版と全世界版があります)とされています。このケースバックはUSA代理店版ですね。


アンティーク時計通販専門店タイムピースさんより5thの特徴をお借りします。

アポロ11号が月面着陸に成功したのを記念したモデルは当時2種類制作されました。アメリカ国内向けのモデルと、全世界向けのモデルです。今回ご紹介するのは前者に該当するモデル(いわゆるUSA代理店版)で、本来の裏蓋を削ってフラットに仕上げ、再び刻印しなおすことでオリジナルのデザインとしたようです。手巻きクロノグラフムーブメントの名機Cal.861を搭載。25年以上の長きにわたって活躍したことからも、このムーブメントの実力を測ることが出来るでしょう。結果として、部品数の流通も比較的安定しており、安心してお使いいただけます。「Speedmaster」の「r」が下がり文字であること、インダイアルがマットブラックで立体的であること、アワーマーカーがミニッツマーカーを隠していないこと、オメガマークがアップライトでは無くプリントであること、竜頭ガードがあること、そして裏蓋の刻印がシーホースでは無くオメガマークであることなどがこのスピードマスターの特徴です。


ニックネームとなる「Straight Writing」はこのケースバックの刻印のこと。

第4世代のケースバックはシーホースだけのシンプルなモノでしたが、月面着陸成功を祝って1969年以降製造の第5世代にはTHE FIRST WATCH WORN ON THE MOONとオメガの刻印がありますね。

なかなか見ないケースバックでしょ?


こちらは第3世代のクラウンガード無しケース「エドホワイト」のケースバック。

シーホースだけ(OMEGAとSPEEDMASTERもね)。

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誇らしいわ~。

ノーマルのST145.022(全世界版)はこんなケースバック。

そのうちゴチャゴチャ書かれるようになっていきます。

アンティークのスピードマスタープロフェッショナルと言えばセミエクステンション式「キャタピラーブレス」ですよね?

キャタピラブレス1039とFF516。

ラグ幅20mm、ケース径は42mmとほぼ現行機と変わりはありません。

武骨。

至極シンプル。

PROFESSIONALの文字(NASA公認の証)。

下がり「r」。

マットブラックダイヤルには段があります。

90の横にドット。

トリチウム夜光。

夜光塗料が劣化していますね。

凄く雰囲気のあるオリジナル仕様だと100万円ちかくの価格が付けられることもざらになってきました。

貴重なキャタピラーブレス、退色したベゼルとダイヤル。

格好良いですね。

キャタピラーブレスのサイドビュー。

この雰囲気は10年20年じゃ出てきません。

赤金仕様のキャリバー861。

貴重になってきています。

いかがでしょう?

世界中でスピードマスターブーム(海外だとSpeedyって呼ぶんですかね)が巻き起こっています。

以前だったらもう少し簡単に手の出せたヴィンテージスピーディ。

キャリバー321モデルの高騰に始まり、第5世代の初期モデルにも注目が集まっています。

オメガのアイコンであり60年ほとんどデザインを変えないムーンウォッチ。

ムーブメントも改良はされていますが基本ベースはずっと同じです。

変わらないことの凄さを味わうために、ド定番のムーンウォッチや東京2020モデルなどの現行機を気にせず使いつつも、60~70年代のヴィンテージもじっくり嗜む。

そんなスピーディーライフがオススメです。

それではまた!

 

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