20th anniversary of caliber 4130
「予想どおりデイトナ2000年モデル誕生」
2000年はキャリバー4130を搭載した 116520 新型デイトナが発表された年でした。
「完全自社製自動巻きクロノグラフムーブメント」として鮮烈なデビューを果たしたキャリバー4130。
ゼニスのエルプリメロをベースにしたキャリバー4030に比べ、「合理化」という言葉が最も適していますが、パーツ数を減らしよりメンテナス作業を簡単にする工夫をしています。
クロノグラフ機構を垂直クラッチにしたことで針飛びがしづらく精度も保たれ、更にはパワーリザーブも70時間と大幅に伸びています。
2000年当初は賛否あったCal.4130ですが、その実力は皆さんもご存知の通り。
デイトナがキングオブクロノグラフとされるには、デザインの良さだけでなくムーブメントの精度と耐久性・安定性が支えているといえますね。
また途中からキャリバー4130にも適用された衝撃や温度変化に高い 耐久性を発揮する耐磁性ブルーパラクロム・ヘアスプリングの存在もストロングポイントでしょう。
今年は20周年にあたり、そろそろムーブメントも引き継きがあってもおかしくありませんね?
2000年の時点でロングパワーリザーブですし、耐磁耐衝撃性もあり不満があるわけではないですが、・・・
完璧や合理性を求めるロレックス故に新キャリバー発表もあるようにも思えます。
因みにこちらは2000年の雑誌に掲載されていた中古ロレックスたち。
いろいろ安くて驚きますね。
例えば、2020年に新キャリバーが誕生したとすると、2016年の新作116500LNは4~5年ほどの短命となります。
前作116520から比べてもベゼル以外は大きな変更がなく、モデルチェンジとしては不充分だったようにも思えます。
とは言え、セラクロムベゼルの有用性は持ち主であればご存知でしょうが、キズに弱かった直彫りスティールベゼルの弱点を克服するだけでなくデザイン性も大幅にアップしています。
116520の時より格好良いもんね。
人気は衰えることはなく、格好良いし品不足だし皆大好きだし、わざわざコストが大幅にかかる新作を出すタイミングではまだ無いのかも知れません。
もっと変わらなきゃいけないモデルがたくさん残っていますしね。
それでも私は「そろそろ」なんじゃない?と密かに思うわけです。
さて、2020年1月より国内定価は1,387,100円になっています。
そして並行新品相場は約290万円。
未だに2倍以上。
シール付きの新品は本当にレアになってきました。
限られた正規店には「購入制限モデル」の見本が置かれています。
しかし、デイトナ 116500LNだけは無いのです。
見本すら作れないほど生産数が限られてると言う、意味の分からないスタッフさんの回答でしたが、置いてあるとウルサイ客がいるんだろうな・・・なんてこと以外にも理由があるのかも知れません。
見本が置かれたのは昨年12月。
当然2020年の新作は既に出来上がっており、ロレックスの上層部の方たちは(作った人たち含め)その存在を知っています。
2020年のバーゼルワールドは日程が通常よりも遅いため、そこで新作が発表になるのか、その前にSNSなどを利用して発表してしまうのかはわかりませんが・・・
116500LNの見本を置かないのは、次のモデルがすでに準備されていて、わざわざ見本を用意してまたスグに交換する煩わしさを回避しているのかも・・・と邪推しています。
116500LNとは大幅にデザインは変わらずに新ムーブメントを乗せ替える新作か・・・
はたまた大きくデザインを変更してしまう新作か・・・
皆さんは、どちらを望みますか?
私はデザインを変えずに超耐磁性および4日巻のロングパワーリザーブになったら良いな~なんて思っています。
まとめ
いかがでしょうか?
個人的には黒文字盤の方が好きですが、珍しく白文字盤の方が人気が高いスティールデイトナ 116500LN。
イケメンで壊れにくく、目立つキズも付きにくくなった完成形に近いコスモグラフ。
定価の2倍払ってでも欲しい気持ちもわかります。
私は正規店で買いたいけど(笑)
2020年にモデルチェンジが行われなくとも、2030年までには変更されるでしょう(°盆°”#))))
それまでにゲットしたい方は頑張りましょう。
それではまた!
#ZENMAIのココ東京