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【レビュー】チュードル クロノタイム Ref.79160 カマボコ

チュードル クロノタイム 79160 カマボコ・クロノ レビュー

1989 TUDOR PRINCE OYSTERDATE “BIG BLOCK” 79160.チュードルのHP「ヒストリー」によりますと、1989年にカタログに掲載された「ビッグブロック」ことプリンス・オイスターデイト・クロノタイム Ref.79160。

第3世代のクロノグラフで自動巻きバルジュー7750を搭載したモデルです。第4世代の79260が誕生する1995年まで製造されます。

部品の一部にロレックスのものを流用するなどコスト削減を図られたモデルゆえ人気も高く現在はプレミアムモデルとして流通しております。

TUDOR PRINCE OYSTERDATE “BIG BLOCK” 79160

1989年に誕生した第3世代のクロノグラフ。

「TUDOR PRINCE OYSTERDATE “BIG BLOCK” 79160」
プリンス・オイスターデイト「ビッグブロック」79160は、正式にはクロノタイムと記載されませんね。
過去デイトナがコスモグラフだったように、クロノタイムと呼ばれるようになったのは後年になるのでしょう。

ロレックスで言うパーペチュアル(自動巻)がプリンスに当たります。
ビッグブロックは日本では「カマボコ」の愛称で呼ばれる「ぶ厚い」ケースのことです。

79160の6の部分はベゼルの種類を表します。

Tudor 79160 “Black Plastic Techymeter bezel”
Tudor 79170 “Twelve Hours celibrated Bi-dirction bezel”
Tudor 79180 “Polished steel tachymeter bezel”
79160は画像の様にプラベゼルで、手巻きデイトナ6263のイメージに近く人気があります。
79170は回転ベゼルで便利、79180はステンレスベセルで手巻きデイトナ6265の様ですね。バツジュー7750を搭載しているため、第3世代初期モデル(9420/0,9421/0,9430/0)から縦目のクロノグラフになってしまいましたが、雰囲気は手巻きの4桁デイトナによく似ています。
無骨で無駄のないクールなバーインデックスが本当に格好良いです。第4世代792*0系はラインがキレイになった現代的なデザインのため、画像では似ていても実物は791*0系とだいぶ雰囲気が違っています。
ビンテージ感を楽しみたい方は、間違いなく791*0系 とくに79160をオススメしたいですね。

なにより、ケースもリューズもロレックスのパーツを利用して作られた791*0系は半分くらいロレックスと言っても過言ではありません(笑)

本当に並べてみると、79160は6263にソックリですね。
「弟」です弟。

さらにクロノタイムの楽しみ方に「デイトナ・ポールニューマン」のようなエキゾチック・ダイヤルが第3世代初期モデルに存在します。

横目手巻きクロノ(71*9/0)はインダイヤルのデザインから「モンテカルロ」と呼ばれますが、モンテカルロのカジノ(ルーレット)をイメージからだと言われています。

するとこの「エキゾチック・クロノタイム」もモンテカルロなんて呼ばれていますが・・・どうなんですかね?
文字盤全体がルーレットっぽくもありますね。

わたし個人的にはブラックダイヤルに映えるオレンジが本当にステキ。
こっちはステンレスベゼルの方が格好良いと思います。

1976 TUDOR PRINCE OYSTERDATE “BIG BLOCK EXOTIC” 9430/0

うわぉ、格好良いぃぃ、復刻してほしい。
ちゃんと40mmで・・・

1971 TUDOR OYSTERDATE “MONTECARLO” 7169/0

これが第2世代の手巻きモデル モンテカルロ。

こちらは超ソックリに復刻されましたが、ケースサイズが大きくて残念。

6263 EXOTIC DIAL

こちらはご存知「デイトナ・ポールニューマン」。
6263 エキゾチックダイヤルと、もう1本は何だろう?6239かな。オイスターのポールはマンション買えちゃう価格です。

79160 クロノタイム レビュー

約15mm(14.5mm)ものブ厚いカマボコと呼ばれるケース径は約40mm(39.5mm)。
その重量は約125グラムとしっかりした重さがあります。因みにデイトナ16520とほぼ同じ重量で、手巻き6263は100グラム程度(ケース径は38mm)とかなり違ってきますね。6263に似た2トーンのダイヤルにはトリチウム夜光。
アプライドのインデックスもハンドも細く精悍な印象です。本当に格好良い(笑)
この個体は1994年に香港で販売されたもの。
日本に入ってくるチュードルのほとんどが香港経由な感じですね。B51番台なので製造は1992-3年でしょう。

どうですか?

この迫力あるカマボコさん。
風防はアクリルの所謂「プラ風防」ですね。

ロレックスのリューズが、ビンテージ市場で人気になりました。
スクリューロックです。
プッシャーも リューズも ケースバックも密封して防水性を確保していますね。
50mほどの防水ですが、トリプロックで20年経った今でも日常使いには何の問題もありません。

チュードルのオイスターブレスレットです。

同じ79160でもロレックスのバックルが付いている初期型など区別されます。

ORIGINAL OYSTER CASE BY ROLEX GENEVA
と刻印されています。ロレックスとスウォッチグループのコラボレーションですね。
オイスターブレスレット 78360と、フラッシュフィット 589
クラスプコードはR
リファレンスの刻印が、ケースの厚みを確認できます。

ちょっと、着替えてみます。

レザーNATOでビンテージ感を楽しみます。

いかがでしょう?

フィット感は良くなりました。

いやぁ、格好良い。

しっかりした作りは安心ですね。

1990年頃には新品が20万円くらいで輸入販売されていました。
中古相場も1995年には168,000円、2005年頃には258,000円とまるで評価されてませんでしたね。

ここ最近は人気も高く40万円から状態か良いものなどは60万円もの値段が付いたりします。

続きはこちらから

https://watch-monster.com/articles/X7ukc

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