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【レビュー】ロレックス ビンテージ サブマリーナー 5513と1680 赤サブの魅力

Vintage Submariner

5513

ノーデイト、ノークロノメーターのCal.1520。約30年ちかく生産されたロングセラーモデルで、5512の廉価版と言った立ち位置。

ミラーダイヤルや、メーターファースト、マキシダイヤルなどの年代別に見られるバリエーションが魅力的な1本です。

後期のメタルフチがインデックスに付くタイプは比較的安価でまだ手に入るかも。

40mm、200m防水。ドーム状のプラ風防。

1680

1965年頃に誕生したデイト表示を持つサブマリーナーの上位機種。

Cal.1570を搭載。クロノメーター。

初期の仕様に「赤」くペイントされたSUBMARINERの記載が特徴の「赤サブ」が人気です。

40mm、200m防水。サイクロプスレンズ付きプラ風防。

ヴィンテージロレックスで「VR」と言いますが、一般的ですかね。

2005年くらいまでは気軽に買えた4桁品番のサブマリーナー。

特に5513は20万円代でフチなしも売られていました。

5512や赤サブは高かったものの(もちろんそれ以前も)ノーマルの1680も40万円あれば選べましたし、保証書付も探せばプラス10万円くらいで手に入りました。

リーマンショックをピークに時計の相場は大きく変わりましたが

(一時期定価の上がったSSデイトナは並行新品が定価以下で売られることもありました)

5513はなぜか・・・じんわりじんわり上がり続け、今では状態が良いと100万円以上になっています。

更に上位機種である1680を価格的に超えてしまっていたり、当時はプレミアムウォッチだった1016より高い値が普通に今はついています。

ROLEX 5513 MAXI DIAL

2005年頃にじっくり見る機会があったシードゥエラー1665の虜になり、生まれ年の1665を探すことを心に決めます。

5513や1680であればバースイヤーウォッチも手に入れられるチャンスはあったものの、あとから1665が出てきたら困る!と言う資金的な足かせがありました。

特に当時は今と違いアンティークのリセールバリューは非常に悪く完全に「趣味」の時計でした。

4桁も1016や6263/6265、1655などは人気モデルでしたが、それ以外はきちんと保証書が無いと「え?」と耳を疑いたくなるような買取価格がまかり通っていました。

売る方も買う方も「アンティークだからね」と、どこか諦めた気持ちだったものです。

90年代に無理くり価値を上げようとし「Tiffany」Wネームなどを量産したビンテージ業界が自分たちの首を絞めた形となりました。

純粋にワンオーナーの5513に久々に出会ったので記念撮影。

これが本当に素敵です。

マキシダイヤル「ロリポップ」気味なベージュ色のドットインデックス。

良いでしょう?

200mの防水性を表すイカリ。

ポッテリとしたオリジナルのドーム風防。

巻きブレス。

見てください、このドーム風防を。

近頃の4桁には思いっきり山盛りになっている後付けドームが付いているものを見ますが、ちょっと「整形美人」みたいで好きになれません。

こちらには国内正規の保証書が付いていました。

製造年はシリアルよりおおよそ読み取れますが、販売年がけっこう(4-5年)後でした。

当時はサブマリーナーも全然売れてなかったんですねぇ。

ROLEX 1680 RED

そして皆の大好きな赤サブ。

「赤」を選んだロレックスってやっぱり凄いですよね。

特別感が相当高まります。

戦隊モノも赤が真ん中ですしね、信号も注意が集まります。

「赤」う~ん、それだけで良いんだよなぁ。

バカみたいだけど。

1680も相当厚みのあるプラ風防なんだけど、サイクロップレンズの関係でドーム状にはなっていません。

ここがね、ここが今の5513との人気の分かれ目だった気がします。

今評価の高い1665、5512、5513と1680の違いはコレだもん。

ノー・パンチラ。

マーク4ダイヤルというタイプですかね。

詳しく知りたい方は海外サイトへGO!

こちらもインデックスがベージュにキレイに焼けています。

赤サブでも70万円だったなぁ・・・

ややインデックスのフチに劣化が見られますが50年以上前の時計と思えば充分にキレイな状態です。

当時の冊子が5513に付いていました。

普通にシードゥエラーを紹介していますが、ダブルレッド「赤シード」です。

うちの父親がお金持ちでロレックスに興味があって私が生まれるときに買っておいてくれたらなぁ(笑)

5513と1680。

もちろん1680は赤サブ。

メーターファースト。

ROLEX 5513 METERS FIRST

メーターファースト。

60年代の一部に見られる文字盤の仕様ですね。

5513の中でも人気のあるバリエーションの1つになっています。

メーターがファースト・・・

200mの防水表記が先に記載してあるのです。

こんな感じ。

こちらは1番上で紹介した5513 マキシダイヤル。

660ftが先で、200mがあと。

ノーマルのフィートファースト。

こんな違いなんですが、「レア」だ何だと値段が違ってくるのがロレックスの面白い点です。

因みに古すぎて針も文字盤も超劣化状態。

逆にオリジナルで60年近く経ってるのも凄いことです。

インデックスは割れちゃってますね。

シンボルの大三角形もピキピキしてます。

お大事に。

最後に・・・

20年も前なら50万円以下でいろいろ選べた4桁サブマリーナー達。

気付けば100万円以下で付属品つきはもう皆無です。

あの頃買っておけばな~なんて言っても始まりませんので、これから良い個体を末永く愛でるために良い出会いがありますように!と祈るばかりですね。

宝くじ・・・当たらないかな?

100万円以下のヴィンテージ・ロレックス Ref.5513編
Ref.5513 ヴィンテージロレックスを楽しもう【サブマリーナー編】 4桁品番のスポーツロレックスをヴィンテージの括りに入れ、まだまだ現役のビンテージロレックスとして楽しもうと言う記事です。 80年代の腕時計をビンテージに入れて良いかは人...

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