至高のノーデイト ダイバーズウォッチ対決 あなたはどっち?

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Which do you prefer, the Submariner or the Seamaster?

今回は先日発表された最新作シーマスターダイバー300m ノーデイトの210.30.42.20.01.010を勝手に祝して、現代最高のダイバーズウォッチ ロレックス サブマリーナーノーデイト 124060と比べてみようかな?って内容です。

いや~、なかなか刺さるシーマスターが出てきましたね。

かなり私的には好印象のイケメンダイバーズ。

実機は見れてないので画像上ですが、コレは人気が出そうな予感はあります。

さて、皆さんはオメガのシーマスターと聞くと最初に思い浮かべるのは何でしょう?

「オメガのダイバーズウォッチ」「007 ジェームズボンドの腕時計」から始まり「そこそこ人気」「価格が安い」そんなイメージもあるかも知れません。

かつてシーマスターは10万円台で購入できる非常にコスパの良いブランドウォッチでした。

精度はそこそこですが、一目でオメガと分かるマリンブルーにウェーブ模様の文字盤、本格ダイビングにも使えるタフさと防水性、視認性も良く壊れにくい最高の日常使いモデルとして大人気だったと言えるでしょう。

ただ、ロレックスのサブマリーナーとは別次元と言いますか、シーマスターを買う方はサブマリーナーを、サブマリーナーを買う方はシーマスターを選ぶことはありません。同じブランドウォッチですが、ここには見えない大きな壁があったと思います。

しかし、ここ数年でシーマスターのスペックは大きく向上、品質も上がりブランド価値も高まってきています。

もう安い時計とは言わせない迫力をオメガは形成しており、こうしてトップオブトップのサブマリーナーと比較できるレベルに達してきたのです。

と、言うことで今回はスペックを上げたシーマスターダイバー300mと、常に王座に居続けるサブマリーナーを比較して、どちらが「良い」のかポイントポイントごとに決して行こうかと思います。

どちらも同じ300m防水で、逆回転防止のベゼルを有しています。夜光も視認性もプロフェッショナル仕様で問題ありません。

デイト表示の無いシンメトリーの文字盤はブラック、全体も黒と白のモノトーンで統一されているので、チェックポイントはそこ以外・同じではない箇所で比較していきましょう。

 

1.プライスとパワーリザーブ

1つ目の比較は、値段とパワーリザーブです。

なんで?

国内定価と2次流通価格は「価値」を意識した時に非常に大きなウェイトを占めています。

また、最近のスペックトレンドはパワーリザーブの長さ、磁気にどれだけ強いか、が話題の中心です。

と言うことで、まずロレックスのサブマリーナー 124060から。

124060の国内定価は1,318,900円。

2024年11月末のセカンドマーケット相場は新品未使用品で1,930,000円くらいとなっております。

搭載ムーブメントはキャリバー3230、パワーリザーブは約70時間です。

常磁性ブルー パラクロムヘアスプリング搭載で磁気には強くなっていますが、磁気帯びしないわけではありませんね。

70時間ものパワーリザーブがあれば3連休は厳しいですが、金曜日の夜に外しても、月曜日の朝はまだ動いています。

また高精度クロノメーターで、数年使ったモデルでも日差はだいたい3秒以内に収まっていますね。

規格的には-2~-2秒以内に収まるはずです。

続いてシーマスターダイバー300m 210.30.42.20.01.010です。

こちらはまだ発表されたばかりで2次流通に出ていませんので国内定価だけですが、1,001,000円となっており124060と比較すると30万円ほどお安くなっています。

また限定モデルではないシーマスターなので、恐らくしばらく経てば2次流通では定価以下となり70%程度になると想定すると70万円くらいで購入できるチャンスがあるかも知れません。

2次流通だけで見れば、シーマスターはサブマリーナーの40%程度の価格となり、かなりお買い得感がありますね。

マスタークロノメータームーブメントのキャリバーオメガ 8806は、約55時間のパワーリザーブとなっていますので、金曜日の夜に外してマックスまでゼンマイを巻いても、起きる時間によっては月曜日の朝には止まっている可能性があります。

マスタークロノメータームーブメントの精度は日差+5秒まででマイナスには振れないそうです。

またコーアクシャルムーブメントですので精度が長く保たれ、10年近くオーバーホールが不要なのがグッドポイントです。

ロレックスのサブマリーナーをベースに比較すると、新しいシーマスタープロダイバーは価格面で有利、パワーリザーブはもう少しです。

耐磁性能はどこまで必要かわかりませんが、日常使いで磁気帯びに気を付けていればサブマリーナーでも大丈夫ですので、ここはイーブンとします。

と、言うことで1つ目の比較で「購入価格重視」の方はシーマスターをおすすめし、巻くのが(時間を合わせるのが)面倒な方にはサブマリーナーをおすすめします。

腕時計を資産としてみた場合や、肌に触れる質感などは一旦置いておきましょう。

 

2.ヒストリー

サブマリーナーは1953年に、シーマスター300は1957年に誕生しております。

回転ベゼルを伴った最古のダイバーズウォッチ(フィフティファゾムズと同期)であるサブマリーナーのデザインは70年経った今も大きく変わっておりません。誕生からして完ぺきなデザインだったことがわかりますね。

また多くのメーカーがサブマリーナーをデザインのベースにしていることもわかるでしょう。

スペックはおおよそ10年ごとにパワーアップしながら、大きくデザインを変えない安心感が、サブマリーナーをダイバーズウォッチの王様にしている所以です。

数年遅れを取ったシーマスター300ですが、こちらは文字盤のデザインがかなり変わっています。そして90年代のボンドウォッチまで空白期間があることで歴史的に軽く見られることが多いのかも知れません。

シーマスター300からシーマスターは様々なスペックでリリースされてきましたが、代表作があまり無いので皆さんの記憶にも無いですよね・・。

 

ボンドウォッチ

60年代70年代と日常的に使われたダイバーズウォッチはサブマリーナーに軍配が上がるのは間違いありません。

初代ジェームス・ボンド(ショーン・コネリー)は60年代に活躍しましたがサブマリーナーを着用しておりました。

90年代になるとオメガがボンド(ピアース・ブロスナン)を買収し以降30年はずっとシーマスターを着用しております。

ボンドウォッチと聞くとシーマスターのイメージがありますが、どちらもボンドウォッチと言えるでしょう。

 

COMEX

フランスの潜水作業会社COMEXと言えばシードゥエラーやサブマリーナーが有名かも知れません。

60年代ロレックスよりも先に共同開発および作業用の腕時計としてシーマスター600プロプロフをコメックスは採用しております。

当時の大きな海底調査などあまり雑誌の話題などにもなりませんがシーマスターも活躍してたんです。

 

ミリタリー

戦争に使われていたというダークなイメージはどちらのブランドも表に出そうとはしません。

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英国軍に正式採用されたロレックスのサブマリーナーは5517が有名です。

こちらも先に採用されていたのはオメガのシーマスター165.024でした。

クリスティーズオークションで落札された5517。3000万円以上・・・。

上の画像の激レアさんは50年代のロイヤルネイビーかな。

 

50周年

それぞれ50周年となるアニバーサリーイヤーには記念モデルをリリースしております。

ロレックスからはコーポレートカラーを採用したサブマリーナーグリーン16610LVが2003年に登場し大きな話題になりました。

シーマスター(300ではない)誕生50周年を記念して1998年にシーマスター300GMT 2534.50.00がリリースされましたが、皆さんご存じだったでしょうか?

と、言うことで歴史を比較しましたが、皆さんの「記憶」に残るようなものはロレックスが一歩リードしていますね。

歴史を学び誰かにうんちくを語りたいならサブマリーナーをおすすめします(笑)

3.素材と見た目

3つ目のチェックポイントは素材と見た目です。

まずは外装になりますがロレックスは904スティールを、オメガは316スティールを採用しております。

耐蝕性に富んだ904スティールはダイバーズウォッチに向いているように思えます。

現に90年代のシーマスター(スピードマスターも)のケースはけっこう腐食が目立つものがありますが、サブマリーナーでは見かけません。今後10年50年と経った時に、その差がはっきりとわかるかも知れません。

個人的な感覚で904スティールの方がリードしていると思います。

そして今回デザインのポイントにもなったシーマスターのアルミニウム製ベゼル(文字盤もアルミニウム)です。

5桁のサブマリーナーをお持ちの方ならお気づきだと思いますが、使用していればガッツリとキズが入ります。もちろん取れないキズです。

セラミックに比べ軽いこと、経年劣化を楽しめることは、アルミニウムの良い点かも知れませんが、長く美しく使いたい場合はセラミック製に勝ることはありませんね。

見た目だと文字盤のウェーブ模様と、11時側のヘリウムガスエスケープバルブ、そしてねじれたラグがシーマスターダイバーのアイコニックな点です。

が、・・・それがネックになっている部分でもあると感じます。

一時期プレーンな文字盤になった時期もありましたが、ウェーブ模様の文字盤は悪くないと思います。ただ不要な飛び出たバルブとねじれたラグは要らない気もしちゃいます。

シーマスターにはヘリテージラインがあり、ストレートラグやバルブなしケースも用意されていますので、それは好みで選べばいいじゃん!って言いたくなるシーマスターファンは多いかもしれませんが、サブマリーナーと比較すると「飽きない」と言う点で負けていると感じています。

最後にブレスレット。

誰もが認めると思いますが、腕なじみが本当に優れていて肌触りも良い強靭でサイズ調整も容易なロレックスのオイスターブレスレットが最強であることは間違いないでしょう。

その前提でオメガのメッシュブレスレットなんですけど、どうなんでしょうね?

私は実機を手にしていないので質感や肌触り、腕へのフィット感などがわかりません・・・が、

ただの偏見ですけど、良くなさそう・・・(だからラバーストラップ仕様も用意しているんだよね?)。

定価で30万円安くても、腕なじみが良くないと腕時計にとって致命的です。

過去に私も腕なじみの良くない(コマを足すとフィット感が悪く、コマを抜くときつ過ぎることがありました)モデルを少し我慢して使ってましたが、結局着けなくなり売ってしまいました。

サブマリーナーとシーマスターの総重量は同じくらいの150グラム台。ただコマを抜けるサブマリーナーと抜けないシーマスターでは着用時の重さは異なるかも知れません。また、厚みが12mm弱のサブマリーナーと比べ、シーマスターは13.8mmもあります。

トータルで見るとサブマリーナーが有利です。

 

まとめ

いかがでしょうか?

「至高のノーデイト ダイバーズウォッチ対決 あなたはどっち?」でした。

新作のオメガ シーマスターダイバー300m 210.30.42.20.01.010 と、永遠の定番ロレックス サブマリーナー 124060をZENMAI目線で比較してみました。

誰かと被るからロレックスは嫌だ!なんて言う声もあるかも知れませんがオメガも大概同じでしょう。

シーマスターも50年は普通に使えると思いますので、タフさがどうのこうのは比較にならないです。

ダイバーズウォッチなので視認性もどちらも良いはずです。

41mmのサブマリーナーと42mmのシーマスターではサイズの大きな違いは無いかと思います(重さと厚みは気になる点があるかも知れません)。

満足感はどちらもあるでしょうね。

ロレックスは定価で買うのが難しいのがバッドポイントです。

シーマスターは買った価格より、手放した時の価格の方が低いでしょう。

どちらを着けてても女性にモテることはありません。

アナタの大好きな友人が腕時計選びに悩んだとして、この2本から買うぞと決めた時に皆さんなら、どちらをオススメいたしますか?

わたしはデイト表示の無い腕時計が大好きです。

できればリューズガードも要りません。

そしてずっとサブマリーナーノーデイトが欲しいと思っています。

仮に70万円くらいまでシーマスターが下がってくればチューダーのマスタークロノメータームーブメント搭載ノーデイト ブラックベイ41が比較対象になるかも知れません。

それではまた!

 

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#ZENMAIのココ東京

 

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