【極薄・最薄・ウルトラシン対決】世界最薄1.75mmの腕時計 リシャールミル RM UP-01 フェラーリ 150本限定
Ultra-thin and thinnest vs.
リシャールミルから2022年の新作情報です。
フェラーリとのコラボレーションモデル 世界最薄の機械式腕時計RM UP-01を発表しました。
150本限定。
今年の新作で先に記録を更新したブルガリ オクト フィニッシモ ウルトラ ウォッチ 1.8mmを凌ぐ、RM UP-01 フェラーリは1.75mm。
スクーデリア・フェラーリのドライバー カルロス・サインツ・ジュニア氏が格好良く着けてます。結構インパクトありますね。薄いからって小さいわけではありません。
sizekensaku.comからお借りしてきましたが、日本円の硬貨の厚さです。
1.75mmなので、500円玉より薄く100円玉より厚いくらい。
500円玉、1.8mm(たぶん)。
これより薄い。
なるほど、指で折り曲げるのは難しそうな厚さなんですね。
薄すぎて曲がるんじゃない?折れるんじゃない?なんて心配してましたが、そんな怪力じゃなかったです。
RM UP-01 フェラーリ 150本限定
フェラーリ チームとの共同制作から誕生したRM UP-01 フェラーリは、何年もの年月を費やし、開発とラボ検証に6,000時間以上を費やして完成させたモデルです。この手巻きムーブメントは時・分表示とファンクションセレクターを備え、5,000G以上の加速にも耐える耐衝撃性を誇っています。
キャリバー RMUP-01
ウルトラフラット手巻きムーブメント、時・分 ファンクションセレクター
パワーリザーブ 約72時間(± 10%)
ムーブメントの特徴
ムーブメントサイズ: 41.45 x 28.85 mm
厚さ:1,18 mm
石数: 23
テンプ:グレード5チタン製, 3アーム型, 6個の調整可能なウェイト
慣性モーメント3 mg•cm2, リフトアングル 54°
振動数: 28’800 vph (4 Hz)
ヒゲゼンマイ: AK 3
ショックプロテクション: Kif
技術仕様
厚さ : 1.75mm
生産本数 : 150本限定
重量 : 30グラム(ストラップ込み
開発時間 : 6,000時間
防水性 : 10m
各工程で厳格な検査 グレード5チタン製の地板とブリッジ
グレード5チタンは、生体適合性があり高い耐食性を備えた極めて硬い合金で、これにより輪列のスムーズな作動を確保することができます。合金の組成は、チタンが90%、アルミニウムが6%、バナジウムが4%。この組成によって素材の機械特性がさらに強化されるため、自動車産業でこの合金がよく使用されています。この組み合わせにより、機構全体が優れた剛性を発揮し、完全に平らな表面を実現。これにより、輪列の極めてスムーズな動作が可能になります。スケルトン加工が施された地板には、厳格かつ最適な強度要求を確実に満たすために独立して行われる広範囲の承認試験が課されます。以上の工程を経て、RM UP-01では5,000G以上の耐衝撃性を実現しました。 ムーブメントの厚さ :1.18 mm
最後のミリメートルまで追求
チタン製超薄型ケース
リシャール・ミルの確立されたスタイルコードを破りながらも、ブランドのアイデンティティと精神に忠実な本モデルでは、超薄型という課題に取り組み、またもや可能性の限界を押し広げました。厚さわずか1.75 mmのRM UP-01 フェラーリは、「技術からデザインが決まる」というリシャール・ミルの哲学を完璧に象徴する作品であり、今回も新たな条件に適合するようトノーシェイプを改造しています。 RM UP-01 フェラーリは形状が薄く、公差1ミクロンという非常に厳格な要件を満たす必要があるため、チタン製パーツの機械加工はすべてリシャール・ミルのムーブメント部門で行われました。 ケースに施されているアイコニックな跳ね馬や他の刻印は、すべてレーザーエングレービングによるものです。
ファンクションセレクター
ベゼルに組み込まれたファンクションセレクターは、10時と11時の間にあり、リューズを回すだけで巻上げ(W)または針合わせ(H)機能を選択することができます。
さらに7時と8時の間にあるもうひとつのリュウズを回すと、時刻合わせや香箱の巻き上げが可能です。
リュウズの周囲には、ベゼルを摩擦から保護し、防水性を高める2つのブラックセラミックスのインサートを使用しています。
超薄型という課題に挑む 特許を取得した超薄型脱進機
RM UP-01を開発する際に、オーデマ・ピゲ・ル・ロックル社とリシャール・ミルのエンジニアたちは新型脱進機を開発しました。この脱進機はチタン製テンワを採用することでムーブメントの厚さを劇的に薄くしつつ、従来のスイス式アンクルと同じ安全性を確保しています。 通常の脱進機で厚さの主要因となるパーツは剣先と小ツバであり、どちらも、衝撃を受けた際にレバーを固定する役割を果たします。特許を取得した新しい超薄型脱進機ではこの両パーツを廃し、固定機能をアンクル上部のフォークに直接担わせています。そのため、フォーク自体が引き伸ばされてクワガタに変更が加えられました。こうして剣先を取り除かれたアンクルは、厚さが大幅に薄くなっています。
RM UP-01の技術的な凄さは、正直全然わかりませんが気になる方はもっと詳しくホームページに掲載されていますので、そちらで勉強してください。
私はもう頭に入ってきません(笑)
でも1.75mmってのは、わかりますよ。
凄い薄い。
でもどれくらい違うのかしら?
この1.75mmと言う薄さと比較する、各メーカーの最薄モデルを見てみましょう。
オクト フィニッシモ ウルトラ ウォッチ 1.80mm
Bvlgari Octo Finissimo Ultraは1.8mmの薄さを誇る手巻きの機械式腕時計です。
2022年3月に発表された時点で世界最薄でした。
限定10本、販売価格は44万USドル。
時刻はどう見るのよ?の前に、QRコードが気になっちゃう。
オクト フィニッシモ ウルトラ ウォッチ。極薄機械式マニュファクチュールムーブメント。手巻き。サンドブラスト加工を施したチタニウムおよびタングステンカーバイド製ケース(厚さ1.80mm)とブレスレット(厚さ1.50mm)。ステンレススティール製ラチェットホイールにNFTアートワークと連動したQRコードの刻印。リミテッドエディション。限定10本。
詳細
1.80mmという驚異的な薄さを誇るオクト フィニッシモ ウルトラ。世界最薄の機械式腕時計であるだけでなく、限界を超え、極限で勝負したいという思いを表現しています。 サンドブラスト加工を施したチタニウム製のモノクロの外観が美しい超薄型ケースは、厚さわずか1.50mmのブレスレットと一体化。ダイアルの機構の奥深さに浸ることができます。 ユニークなQRコードがあしらわれ、NFTやメタバースとの接続を可能にし、機械式腕時計とデジタルの世界の架け橋となります。
オクト フィニッシモ ウルトラ ウォッチ。極薄機械式マニュファクチュールムーブメント。手巻き。レギュレーター表示。BVL180キャリバー。振動数28,800振動/時(4ヘルツ)。50時間パワーリザーブ。 サンドブラスト加工を施した40mmのチタニウム製ケース(厚さ1.80mm)。タングステンカーバイド製地板。レギュレーター表示(時・分)。ブラックPVDの針。セコンドホイールとブラックのインデックス。ステンレススティール製香箱車・時刻設定ホイール。ステンレススティール製ラチェットホイールにNFTアートワークと連動したQRコードの刻印。サンドブラスト加工を施したチタニウム製ブレスレット(厚さ1.50mm)と一体型フォールディングバックル。 リミテッドエディション。限定10本。
商品番号.: 103611
直径 (mm): 40
ケースシェイプ: オクタゴナル
機能: 時・分
ムーブメントタイプ: 手巻き
ストラップの素材: チタン
防水性: 0 m
バックル: フォールディングバックル
メイド イン: スイス
素材: チタン
ストラップの色: グレー
サイズ: M/L
カラー: グレー
コンコルド デリリウム 世界で最も薄い時計(当時)1.98mm
クォーツなのでアレなんですが、2mm以下は1979年には製造されていました。
コンコルドのdelirium デリリウムIと言うモデルです。
18金ケースに2針、リューズは押しボダン式ですね。
1979年、コンコルド社は、ETA社製クォーツムーブメント部門と共同で世界最薄時計 “デリリウムI “を完成させました。
ムーブメント スイス製クオーツアナログETA社製(電池式)。世界最薄のムーブメントで、クリスタルとケースの厚さはわずか1.98mm。ムーブメントは、ケースバックの周りに構築された(これは、時計が曲がった場合、時間を維持するためにあまり良くなかった)。
ケース:18KTソリッドゴールド。信じられないほど薄いソリッドゴールド。
クラウン:背面にあるボタンで設定します。
クリスタル:サファイアクリスタル
文字盤:シャンパン
針:ブラック
ケースバック:18KTソリッドゴールド
ストラップ:ブラックカラーアリゲーターレザー
クラスプ:18K
ケースサイズ:35mm x 25mm 厚さ1.98mm
ピアジェ ALTIPLANO アルティメート コンセプト ウォッチ 2.0mm
続いてピアジェの極薄ドレスウォッチ アンティプラノ アルティメート コンセプト ウォッチです。
薄さは2.0mmの手巻き時計です。
ケース素材はコバルト合金、ムーブメントの厚さも2mm、ケースの厚さも2mm。
凄すぎます。
2020年の新作で、カラー違いで3モデルあります。
G0A45501
ALTIPLANO、41mm。コバルト合金製ケース。世界最薄手巻ウォッチの1つ(厚さ2mm)。ケースと一体化した900P-UCピアジェ自社製薄型手巻ムーブメント。
第20回ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ(GPHG)で栄誉ある「金の針賞」を受賞。
薄型、機械式、コバルト合金
製品タイプ:ブレスレットウォッチ
メタル:コバルト合金
金属の重さ:14.2 グラム
ストラップの種類:ポリウレタン加工されたポリアミド
ストラップの色:ブルー
ストラップ バックル:アルディロン バックル
ケースの形:ラウンド型
ケース径:41 mm
ケースの厚さ:2 mm
防水性:2気圧
年時計グランプリ:メンズウォッチ賞
ムーブメント:手巻機械式
フォルム:ラウンド型
パワーリザーブ(時間):約40
振動数(回/時):28,800
振動数(Hz):4
直径 (mm):41
石 数:13
厚さ (mm):2
部品数:167
仕上げ:面取り加工の施された受け, サーキュラー サテン仕上げを施した背面, サンレイサテン仕上げを施した受け, サンレイまたはサーキュラーパターンのサテン仕上げを施した歯車, グレーのスクリュー
G0A45500
オールブラックに身を包んだALTIPLANO アルティメート コンセプト。コバルト合金にブラックのPVD加工を施し、ブラックのアリゲーターレザーストラップを組み合わせたスタイル。
G0A45502
シチズン エコ・ドライブ ワン 2.98mm
2016年発表のシチズンのエコドライブ、Eco-Drive One(AR5044-03E / AR5025-08E、AR5024-01E / AR5000-50Eなど)はケースの厚さ2.98mm。
世界最薄のソーラー時計です。
光発電時計開発40周年を記念したフラッグシップモデルのエコ・ドライブウォッチ「Eco-Drive One」。搭載する新開発ムーブメントは、薄さわずか1.00mm、ケース厚は2.98mmと、どちらもアナログ式光発電時計としては世界最薄です。
薄い!
まとめ
いかがでしょうか?
「【極薄・最薄・ウルトラシン対決】世界最薄1.75mmの腕時計 リシャールミル RM UP-01 フェラーリ 150本限定」でした。
凄い薄い。
薄けりゃ良いってものでもないでしょうけど、やはり開発力をアピールするには数値が分かりやすいですよね。
今回のRM UP-01 フェラーリはパワーリザーブも72時間と長く、日常生活でも使用したくなるような魅力があります。
次は3mm以下の自動巻きモデルですかね?
それか、時分針がちゃんと中央にあるデザインとか、コンコルドのデリリウムやシチズンのエコドライブ・ワンは「時計」の顔してますが、それ以外はムーブメントの端に時刻読み取れる何か、みたいなデザインなので、どうなんでしょう。
基本的には8~12mmくらいでラグが長くないモデルなら着けやすいと思います。
あと薄いモデルは「軽い」も実現してくれているので素晴らしいですね。
他にも薄いのあったら教えてください。
それではまた!
#ZENMAIのココ東京