独自のコンセプトでプレミアム化したグランドセイコーの実力

GRAND SEIKO
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Rare value of Grand Seiko

服部真二代表取締役会長 兼 CEO(左)、高橋修司代表...

「グランドセイコー さらなる高みをめざして」と The next step forwardしたのが2017年。

あれから5年、「セイコー=丈夫だけど安い」と言うイメージを切り離し、ラグジュアリー・ヘリテージ・セイコースタイル・高性能を武器に、高級路線で認知されだしたように思います。

オメガに追いつけ、ロレックスに追いつけと、スイスメーカーに対抗すべく精力的に新作・新ムーブメントを発表し続けた結果です。

正直、こんなに早く一般的な人気が出るとは思いませんでした。日本だけの話ではなく海外でも評価されているのです。

このブログを始める頃には「グランドセイコー=オジサンの時計」のイメージすらありましたが、今ではスポーティとドレッシーを同時に味わえる素晴らしいモデルが増えています。

1番驚いたのが、セカンドマーケットで「定価以上」になること。

先に昨年「定価販売」の流れとなったのもきっかけの1つでしょう。

今までは量販店で8掛け販売が主流でしたが、今後はマスターショップなどでの販売をメインに切り替えていこうとしているんだと思います。それが「限定モデル」の乱立にも繋がりますが、これが受けているのです。

限定モデル販売は以前からオメガが上手でした。そしてオメガもモデルによっては定価以上のプレミアムになることが増えてきています。

強いアイコン、広告力、このあたりをグランドセイコーは見習っているようにも感じます。

腕時計ブランドは数多くありますが、メーカーの小売り希望価格を超えて販売されるモデルは少ないですよね?

セカンドマーケットなんて、厳密には中古品ですので、定価を超えるには「もう販売していません」と言う状況が必要になります。

グランドセイコーの限定販売

限定モデルには販路の限定と、数量の限定がありますが、とくに数量限定は売り切れてしまうと、後から欲しくなっても手に入りません。

と、なるとセカンドマーケットで販売されている商品から選ぶわけですが、需要が高いモデルは価格が上がり、特に高い需要のモデルは定価以上のプレミアム価格となるのです。

こんな風に。

販路と数量を絞ったSBGH297は、記録を塗り替えそうな人気モデルとなりました。

グランドセイコーがオメガと違うのが、コラボレーションモデルではないこと。

NASAやスヌーピー、007やオリンピックなどのイメージに頼らず、独自のコンセプトで人気モデルを生み出したことに価値があると思います。

今後必要に応じてコラボレーションモデルを出せば更なるステップアップも可能でしょうし、今後もグランドセイコーではやらず、セイコーに任せるのかも知れません。

もしやるにしても和や日本にこだわり過ぎず、グローバルな人気のあるコンテンツとコラボレーションしてもらいたいと個人的には思います。

NASAじゃなくてTOYOTA、スヌーピーじゃなくて鉄腕アトム、007じゃなくてゴジラみたいな感じじゃなくてです(オメガはスイス無関係コラボレーションばかりです)。

「日本独自の哲学に基づくものづくりの伝統」が基本のグランドセイコーですので、難しいかな~?

 

グランドセイコーのプレミアムモデル

それでは、現在プレミアム化したグランドセイコーを幾つかピックアップしてみましょう。

SBGH297

まずはホットなこちら、2022年の銀座限定モデル SBGH297です。

260本限定770,000 円、ムーブメントはメカニカルハイビート36000キャリバー9S85。

40mm 厚さ 12.9mmのほど良いサイズ感と、銀座の街を文字盤に起こした爽やかなスカイブルーダイヤルが特徴です。

昨今のティファニーブルー・ターコイズブルー人気にあやかったグッドタイミングだったのもあり、定価の2倍ほどの値が付くことになりました。

 

SLGA007

続いてこちら諏訪湖の「水面」文字盤がとても美しい、セイコー創業140周年記念の2021本の限定モデル、SLGA007。

昨年2021年にリリース、国内定価は990,000円でした。因みに国内展開は500本。

最新のスプリングドライブ キャリバー9RA2を搭載、5日巻き(120時間パワーリザーブ)。

更にスプリングドライブでありつつ、パワーリザーブインジケーターを文字盤側にセットしないことで、更に特別感を表現しています。

chrono24に掲載されているのは、どれも定価以上ですね。

これ税抜なので、中古でも150万円ちかいプライス。

全体で2000本もあるのに、クロノ24に掲載されている数は少なめ。

 

SLGH003

2020年に発売されたグランドセイコー60周年記念限定モデル SLGH003。

スティールケース初のキャリバー9SA5搭載機。

定価1,100,000 円(税込)数量限定 1,000本。

セイコーブルーダイヤル、40mmケース、厚さ 11.7mm。

クロノ24では、こんな感じです。

わずか1000本、美しい文字盤、そして歴史的なムーブメント キャリバー9SA5、人気モデルになる理由はたくさんあります。

 

SBGA387

こちらはアメリカ限定モデル SBGA387 雲母摺(きらずり)です。

2018年にリリースされました。558本限定。定価は6800USドル(当時1ドル113円くらいですので約768,000円)。

「きらめく絵画」の訳に忠実な “キラズリ” と呼ばれる日本の絵画技法に触発された、光沢のある文字盤は独自の生命を取ります。浮世絵によく見られる歌舞伎俳優の背景に質感を与える技法は、動きと光の中で時計に深みと興奮を与えます。すべてのグランドセイコーモデルと同様に、現代のモデルは独自の特性、製造方法、キャリバーを備えた独自の道を切り開いていますが、何らかの形で常に過去に敬意を表しています。

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※雲母摺(きらずり)は浮世絵に施した版画手法のひとつ

日本画の技法である「雲母摺(きらずり)」にインスパイアされた、艶やかな文字盤は、「きらめく絵画」という意味の通り、独自の生命を宿しています。浮世絵で歌舞伎役者の背景を表現する際によく見られるこの技法は、時計の動きや光に深みと興奮を与えてくれます。グランドセイコーのすべてのモデルがそうであるように、現代のモデルは、独自の特性、製造方法、キャリバーで独自の道を切り開きながら、何らかの形で常に過去へのオマージュを捧げているのです。

40mmの44GSセイコースタイルケースにはスプリングドライブ キャリバー9R65を搭載。

“KIRA ZURI” Spring Drive U.S. Limited Edition of 558 Stainless Steel SBGA387 $6,800

かなりのプレミアムモデルになっています。

+100万円くらいでしょうか?凄ッ

文字盤が何やら凄そうですね。実物見たことないので何なのかよくわかりませんが雲母摺(きらずり)だそうです。

wikipediaを見ますと、

雲母摺(きらずり)は浮世絵に施した版画手法のひとつ。岩絵具に細かく砕いた雲母を混ぜて膠液で溶いて使用し、版木を用いて特色として刷る場合は背景色に応じて、白雲母摺、黒雲母摺、紅雲母摺と呼ばれる。そのほかに細かな装飾には合羽摺を用いて、膠分を増し粘着度を高めた絵具を刷毛で型紙に塗りつけて施す。

この背景のキラキラか~。

 

SBGJ227

Pin by Constantin Miron on 1960er | Seiko, Luxury watches for men, Mens casual watches

2017年に700本限定でリリースされた海外限定モデル SBGJ227。アメリカでは6500USドルが定価でした。

文字盤はPeacock(孔雀)だそうです。美しいグリーンカラーに、放射状に広がる不思議なデザイン。

 Peacock Symbolism & Meaning (+Totem, Spirit & Omens) - World Birds

44GSセイコースタイルケース 40mm、ハイビートGMTキャリバー9S86を搭載。

厚さが14.4mmもあるのが、ちょっとね~。

クロノ24を覗くと、これまた凄いプレミアム価格になって掲載されています。

グリーンカラーが流行っているのも無関係ではないでしょう。

先日ご紹介したSBGJ261はこのモデルの対になりますので、SBGJ261もプレミアムモデルになるかも知れませんね。

こちらはアメリカ限定。500本。

アメリカへ急げ!

 

SBGH267

最後、2018年にリリースされたキャリバー9S 20周年記念限定モデル SBGH267です。

国内定価は702,000円、ハイビート キャリバー9S85を搭載しています。

ブランドロゴの「GS」と1968年にグランドセイコー初の10振動ハイビートモデルを開発した第二精工舎(現:セイコーインスツル株式会社)を象徴するユニークな「S」マークの3種を幾何学模様のように放射状にあしらいました。

世界限定1,500本、グランドセイコーマスターショップのみで販売されました。

こちらもプレミアム価格。

さすがに定価の2倍まではいかないのかも知れませんが、変わった文字盤は人気モデルになりやすいのかも知れません。

 

まとめ

いかがでしょうか?

「独自のコンセプトでプレミアム化したグランドセイコーの実力」でした。

なんとなく、どのモデルがプレミアム化するかわかったような気がします。

「最新ムーブメントを搭載し尚且つスティールケースで限定モデルであること、更に文字盤がトレンドカラーを採用していること」。

こんな感じでしょう。

セイコースタイルケース(44GS)も人気がありますね。

本数限定とスティールケースはマストで、ムーブメントやケース形状は最後、文字盤はかなり重要。

今ならグリーン系、ターコイズブルー系は良いんだと思います。これもその時のトレンドカラーによります。

こんな素敵な春分SBGA443でも、本数限定ではないのでセカンドマーケットでは定価以下。

銀座スカイブルーとパッと見似たモデルなんですけどね・・・

ロレックスのオイスターパーペチュアルもターコイズブルーとキャンディーピンクは人気だったのに、通常販売モデルは品切れは起きないようです。

本数限定じゃないと人気が出ないのも困りますが、こう言うモデルが出てきたと言うのが凄いこと。

ブライトリングやIWC、タグホイヤーにはありますか?

今後も「日本独自の哲学に基づくものづくりの伝統」でいくのか、あっと驚くコラボレーションモデルを発表するのか、目が離せません。

まずアメリカで成功すること、次にアメリカで流行れば中国も飛びつくでしょう、100万円前後のプライスゾーンをオメガやカルティエから勝ち取るには、もう一手何かが必要だと思います。

広告宣伝力なのか、ケースの厚みなのか、ムーブメントの信頼性なのか?

私には難しいことはわかりませんが、買って満足は当たり前、さらにその先の何を得られるブランドになってほしいですね。

関係ないですが銀座スカイブルー欲しいな~。

ヘリテージコレクションが熱いのかも。

それではまた!

 

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