
Chrono24で見る チューダー(チュードル) 世界の人気モデル 2021年版
今回は「Chrono24で見る チューダー(チュードル) 世界の人気モデル 2021年版」と題しまして、チューダー(チュードル)の人気モデルをチェックしてみようと言うものです。
チュードルがチューダー呼びになったのはまだ数年ですが、皆さんはもう慣れましたか?
バセロンがバシュロンになった時もなかなか馴染めませんでしたが、チューダーもなかなか違和感があります。
ロレックスの廉価版としてブランディングされたチュードルですが、ロレックスのパーツを使いETAムーブメントを載せてロレックスとはちょっとだけ違うモデルをリリースしてきましたが、ここ20年くらいは徐々にチュードル独自の色が強く出てきています。
ですので、2000年より前のロレックスっぽいチュードルが好きな方、2000年以降の独自デザインのチュードルが好きな方と分かれると思います。
2000年以降だとブラックベイがとんでもない人気モデルになっていますが、他にもノースフラッグやペラゴスなんかがありますね。
私はどちらかと言うと2000年より前のモデルが好きです。
それではChrono24からスティールケースで絞り、高額な順にソートし、トップ10を見ていこうと思います。
Monte Carlo Homeplate 7031/0
1モデル目は、チュードルの最初のクロノグラフ 7031/0 です。
付いてる値段に目が飛び出そうですが、コレが相場なのかは他の掲載が無かったのでわかりませんね。
デザインの秀逸さもそうですが、歴史的にも価値のあるモデルだと思います。
ファーストモデルのホームベース型インデックスは人気のあるポイントです。。
1970年 チューダー オイスターデイト
7031/0
チューダー オイスターデイトのRef.7031/0は、チューダーが初めて製造、商品化したクロノグラフ2つのうちのひとつである。もうひとつのRef.7032/0とともに、ファンの間で高い評価を得た。2点間で平均時速を測定できる500ユニットのタキメーター目盛り入りブラックのプレキシガラス製ベゼルが、7031/0との唯一の違いである。50m防水の39mmケースは機械式手巻のValjoux7734ムーブメントと約45時間以上のパワーリザーブを搭載。ケースバックには「Original Oyster Case by Rolex Geneva」と刻印されている。スチール製ブレスレットにはフォールディングリンクのロレックス オイスタータイプ(Ref.7836)を採用。特徴的なアワーマーカーを配した定番のグレーとブラックのダイアルには、3時位置と9時位置に2つのカウンターを装備し、クロノグラフ機能である経過分数の記録と秒表示を可能にしている。 <チューダーHPより>
7159/0 Vintage Montecarlo Oysterdate Exotic Dial Very Full Set
続いて2モデル目は、スティールベゼルのモンテカルロ 7159/0 です。
チュードル クロノグラフのセカンドモデルになります。
1970年代で保証書付きって凄いですね。
イカしたデザインの手巻きのクロノグラフでファンも多め、復刻モデルも出ています。
今回の掲載はフルセットで270万円、状態や付属品で大きく上下します。
1971年 チューダー オイスターデイト
「モンテカルロ」7159/0
1971年以降Ref.7032/0に代わり、徐々にRef.7159/0がカタログに掲載されるようになった。前モデルを踏襲して、500単位距離毎時のタキメーター目盛りが刻まれたサテン仕上げのスチール製ベゼルを採用している。これは7100シリーズの他のクロノグラフとの最も顕著な違いだ。
Tudor Montecarlo Ref 94300
3モデル目も、クロノグラフですが自動巻きになった 9430/0 です。
エキゾチック文字盤で、こちらもモンテカルロなんて呼ばれます。
私はコレが1番欲しかったチュードルのクロノグラフで、欲しくなった当時は60万円くらいでした。
カマボコケースにイカれたデザインの文字盤が最高に格好良い。
1976
チューダー プリンス オイスターデイト
「ビッグ・ブロック エキゾチック」9430/0
Ref.9430/0のダイアルは、メインのブラックとホワイトのバージョンに代わるものとして、コレクターの間で「エキゾチック」と呼ばれることもある。カタログでは7000シリーズと7100シリーズの前モデルが多くを占めていたため、このリファレンスはあまり掲載されていない。カジノのルーレット盤を想起させるダイアルのミニッツトラックと、初代のデザインに似たオレンジの秒針で彩るカラーコンビネーションが魅力を放つ。ここで紹介している1978年製のクロノグラフは、2年前に導入されたバルジュー社製 7750の自動巻ムーブメントを搭載することでクロノグラフの始まりから根付くブランドの精神と現代の技術を融合してみせた。ダイアルに「OYSTERDATE」は刻まれず、6時位置に配されたアワーカウンター周りの曲線上に「AUTOMATIC- CHRONO TIME」と記されている。
94210 Tudor Big Block
3モデル目のベゼル違いです。
回転ベゼルの9421/0のモンテカルロ文字盤。
これも素敵です。
公式ページにはタキメーターベゼルの紹介がありましたので貼り付けておきます。
1976年 チューダー プリンス オイスターデイト
「ビッグ・ブロック エキゾチック スクエアガード」9420/0
一部のシリーズは個性際立つ特別なディテールを持つ。品位あるスタイルを一層引き立てるのは独創的なスクエア型のリューズガードだ。コレクターの間では「スクエアガード」として知られている。写真の1985年製Ref.9420/0のダイアルは「エキゾチック」と呼ばれており、ブルー地にグレーとオレンジの配色は、チューダー オイスターデイト 「モンテカルロ」で有名なカラーコンビネーションを想起させる。アワーマーカーには初代チューダー クロノグラフのダイアルに合わせた塗装が施されている。鮮やかなブルーのプレキシガラス製ベゼルは、前世代のRef.7149/0から受け継がれたものだ。
Submariner Ref. 7924 Big Crown No Crown Guard
5モデル目は、ビッグクラウンのチュードルサブマリーナーです。
2世代目になり当時のロレックスサブマリーナーを上回る200m防水となっています。
リューズガードが無いスッキリしたデザインでヨダレが出そう、バラのロゴも美しい。
ブラックベイ フィフティ・エイト 79030の元となったモデルですね。
1958年 チューダー オイスター プリンス サブマリーナー
「ビッグ・クラウン」7924
その8mmサイズのリューズから「ビッグ クラウン」とコレクターによって名付けられたRef.7924は、1958年に登場した。このモデルは一見先行モデルと似ている。しかしそれまでの2倍となる最深200m防水という、重要な技術革新を遂げている。この新しい基準を実現するため、直径37mmのサブマリーナーのケースの厚みが増し、より大きなスクリュー式リューズが備わった。高い水圧に耐えるため、ドーム型の厚みを増した新しいトロピックタイプのプレキシガラスのクリスタルが取り付けられた。Ref.7922と同じ自動巻キャリバー 390を搭載するこの新しいサブマリーナーは、ブラックラッカー仕上げダイアルの6時位置に、防水性能を示す「200 m = 660 ft」の文字が記されていた。針は、個性的なサブマリーナーのデザインに戻された。リベットリンク付きのオイスタータイプのブレスレット(Ref.7206)には、ロレックスの文字が刻まれている。
Tudor Submariner Snow Flake 94010
6モデル目は、1970年代のイカサブ 9401/0です。
独特な針とインデックスはロレックスに無いデザイン。
国内ではイカサブですが、海外ではスノーフレークとセンスの違いを感じます(クロノタイムのカマボコもビッグブロックと呼ばれています)。
ブルーカラーはフランス海軍に採用されていて、ブラックより人気が高めです。
チューダー オイスター プリンス サブマリーナー 「マリーン ナショナーレ」9401
フランス海軍のダイバーたちは、写真の1977年製のRef.9401のようにストラップの素材にパラシュートのベルトを使用していたことで知られている。この素材の伸縮性によって快適な着用感が得られ、ダイビングスーツの上からでも簡単に調整することができたのだ。このモデルのケースバックにはM.N.77の刻印が見える。写真のブレスレットは、チューダー製ではない。
1975年 オイスター プリンス サブマリーナー 9401/0
1970年代半ば、Ref.7016は、秒針停止機能によってより正確な時刻を設定できるETA キャリバー 2776をムーブメントに備えたRef.9401/0に取って代わられた。このリファレンスのダイアルとベゼルの組み合わせは4種類で、「スノーフレーク」針とアワーマーカーはブルーまたはブラック、独特なサブマリーナーの針と三角形とラウンド型のアワーマーカーにはブルーまたはブラックである。この1976年製モデルはブルーダイアルで、先端にスクエアのついた針を備える。
このリファレンスには2種類のブレスレットが用意された。クラシックなフォールディングクラスプが付いたフォールディングリンク ロレックス オイスター Ref.7836/0と、それに加えブレスレットの長さをダイビングスーツに合わせて調整できるエクステンションリンクシステムの「フリップロック」フォールディングクラスプが付いたロレックス オイスター Ref.9315/0だ。ウォッチの直径は39mmで、ケースの外観に変更はない。
Submariner Non-Date 7928 Glossy Semi Gilt Small Rose 1966
7モデル目は、リューズガードが付いたバラサブ 7928 です。
PCGトンガリリューズガードにギルドダイヤル、マジで格好良いですね。
個人的にはロレックスの5513よりイケています。
US海軍に納品したモデルでもあります。
1964
チューダー オイスター プリンス
サブマリーナー 「USネイビー」7928
写真のポインテッドクラウンガード付きのチューダー オイスタープリンス サブマリーナー、Ref.7928は1964年に製造されたものだ。スクリュー式ケースバックには、日付とともに米国海軍(US NAVYまたはUSN)の配給品であることを示す刻印がある。ここではU.S.N.、ST-2/015、OCT.68の3行が記されている。 写真のモデルはミニッツトラックの周りに円のないダイアルで、ホワイトの文字が記されている。ミリタリー用チューダー サブマリーナーによくあることだが、このケースにはメタルブレスレットが取り付けられていたことを示す特有の痕跡がなく、フレキシブルブレスレットのみが取り付けられていたことを暗にほのめかしている。写真のブレスレットは、チューダー製ではない。
Submariner Date 9411/0 Snowflake blue dial
8モデルめは、6モデルめの9401/0のデイト付きモデル 9411/0です。
やはり青の方が人気ですね。
28800振動のETA キャリバー 2776に変わり、トリプロックになっています。
私は以前サブマリーナー 7021/0 を愛用していました。
9411/0の1世代前のモデルになります。
ベゼルが後年のモノに変えられてしまったのが残念でしたが、手放して後悔してます。
1969年 チューダー プリンス
オイスターデイト サブマリーナー 7021
チューダー プリンス オイスターデイト サブマリーナー Ref.7021は7016と同時に登場したが、3時位置にカレンダー機能が追加されている。サイクロップタイプのプレキシガラスのクリスタルは、現代のものと同じタイプだ。また、読み取りやすいように日付窓の上に拡大レンズが付いている。写真からは、いわゆる「スノーフレーク」と呼ばれるアワーマーカーと針を備えたブラックダイアルが見て取れる。日付ディスクには2色使用されており、奇数はブラック、偶数はレッドで表示。
Ref.7021のムーブメントは日付ディスクを備え、ポリッシュド仕上げの装飾とサーキュラーパターンからなるコート・ド・ジュネーブ仕上げを施した自動巻 ETA キャリバー 2484だった。ブレスレットはロレックスの文字が刻まれたフォールディングリンクが付いたオイスタータイプのRef.7836。
Black Bay ‘Ed Sheeran Divide Tour’
9モデル目は、ヴィンテージモデルではありません。
エド・シーラン 3枚目のアルバム「DIVIDE」ツアークルー約80名にカスタムしプレゼントした79230Nです。
文字盤のロゴ。
ケースバックには「DIVIDE TOUR」の刻印。
コレは公式のカスタムなんですかね?
かなりレアなモデルだと思います。
Black Bay Dark limitierte Rugby Edition 79360DK
最後の10モデル目は、オールブラックスのメンバーの数だけリリースされるブラックベイクロノダーク79360DK。
初回生産分は1181本で既に完売。
国内定価は643,500円でした。
最初から80~100万円くらいの相場になっていたので、このくらいの価格は仕方ありません。
そのうち、セラミック製の似たモデルが出るだろうと踏んでいます(笑)
まとめ
いかがでしょうか?
「Chrono24で見る チューダー(チュードル) 世界の人気モデル 2021年版」でした。
稀少性の高い現行機が2種と、ロレックスパーツを多く使ったビンテージモデルが8種ランクインしました。
皆さんの好きなチューダーは入っていましたか?
レンジャーなんかも人気ですが、まったくその姿を見かけません。
チューダーのビンテージはそろそろ幻の存在になるかも知れませんね。
気になる方は急いだ方が良いですよ!
それではまた!
https://zenmai-tokyo.com/2021/05/26/the-most-popular-omega-speedmaster-professional-moon-watch/
#ZENMAIのココ東京