ROLEX Milgauss 116400 Black dial
今回は超耐磁モデルとして2007年に復刻した「ミルガウス」の黒文字盤を見ていきます。
このミルガウス Ref.116400 黒文字盤はエアキングの復刻を前にして2015年、静かに姿を消しました。
グリーンカラーのサファイアクリスタル風防を装備した「GV」モデルが現役として2カラー販売されていますが、ノーマルのサファイアクリスタル2カラー(白と黒)はすでに生産終了しています。
116400の国内定価は788,400円でした。
パッと見はマズマズな格好良さ。
ブラックにオレンジカラーが映えます。
Chrono24を覗いてみました。
中古相場で60万円以上ですけど・・・
生産終了モデルで、プロフェッショナルモデルとして見ると「物足りない」相場感です。
ディスコンから3年も4年も経ったならグングン上がっても良さそうなのに、まだ国内定価の下じゃない。
シンプルでツルンとしてボテっとして、スタイリッシュではないけれど、ファッションを選ぶような感じも無く悪くなのです。
が、「好きなモデル」を聞かれて「ミルガウス」しかも「GVじゃない方」って答える方はロレックスファンのなかに何人いることやら。
もしかしたらロレックスファン100人呼んできて「1本もロレックス持ってない条件で、欲しいモデル10本買いください!」って質問アンケートがあっても「ミルガウス」って答える人は少なそう。
2007年のデビュー当時、それはもう凄かった。
超絶プレミアム。
116400GVの黒文字盤なんて200万円手前まで跳ね上がりましたからね。
リーマンショックを境にストンと落ちましたが、安い時には116400の白文字盤で30万円ちょっととか見ましたね。
他のスポーツモデルも安かったからアレですけど。
ダブル(フリップ)バックルではありません。
現行のエアキング116900もそうですけど、ドレスモデルのジャンルなのかプロフェッショナルモデルなのか見極めが難しいです。
ハズれにくくは出来ていますし、高級感を演出するポリッシュ面もあります。
文句はありません。
ちゃんと測ると13mmくらい。
けっこう「分厚く」感じます。
超耐磁モデルとなっており、ムーブメントを守るシールドがケースバックの内側に収納されていますので厚みは致し方ない。
文字盤に寄ってみます。
やはりオレンジカラーが格好良い。
そして「イナヅマ針」。
電気なのか雷なのか、なぜオレンジなのか?
キャリバー3131はミルガウス専用ムーブメント。
31系なので、もう数年でムーブメントも後継モデルへとバトンタッチ。
そのタイミングで現行モデルの116400GVの2機種はどうなるのか?
ちょっと気になります。
いかがでしょうか?
現在はミルガウスの廉価版としてエアキング116900が、同じキャリバー3131を使用しています。
高級機はグリーンガラスを使用したミルガウス、安いモデルとしてグリーンガラスを使わないミルガウスではなく、エアキングを誕生させました。
ムーブメントの性能もありますが、耐磁性では他社に比べると少し数字が弱め。
そこまでの耐磁性が不要なのかも知れませんけど、極めたがるロレックスですから次世代機はもっと数字が伸びるのか?
ミルじゃなくなっちゃったら、モデル名はどうするだろう?(笑)
いろいろ気になりますけれど、もしかしたらエアキングに集約してしまうかも知れません。
そんなことになったら、国内定価以上になるんじゃないの?116400も。
そんな「もしかしたら」に賭けてみなくても良いと思いますが、116400の黒文字盤は普通に悪くない選択です。
もしお買い得な出会いがあったらゲットしてみては?
私なら・・・エクスプローラーI買うかもね(笑)
ではまた!
#ZENMAIのココ東京
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