Black PVD coated 36mm Explorer Black Dial 14270
さて今回は「え?なんで、そんな勿体ないことしちゃうの?」と言った意見も多く上がりそうな「カスタム」ロレックスを見ていきます。
バンフォードで火が着いたブラックボディのロレックス。
以前は読売巨人の原監督も試合中に着けていたり、著名人なども愛用して高騰したのは記憶に新しいところ。
しかし時が経ち、今ではあまり好んでそんなカスタムされた時計を買う方も減りました。
なぜならメーカーからも似た様なデザインのブラックボディが次々にリリースされたからです!
カスタム=非正規扱いとなり、メンテナンス面やリセール面で問題が生じます。
それであるならばメーカー純正のブラックボディを買った方が良いんじゃない?と言った流れです。
今カスタムウォッチを買う方は、本当にカスタム加工に魅力を感じる方ですね、コアな感じ。
国内でも上野御徒町辺りの工房などでPVD/DLCカスタムを受け付けてくれる業者もいます。
PVDはぶつけたりスレたりすると段々と色落ちしていきます。
初期のパネライなどでは「味」と受け入れられますが、大抵のものは劣化と感じるでしょう。
Chrono24を覗いてみました。
有名な加工会社のロレックスではない場合、比較的安く手に入りそうです。
まぁロレックスの場合、どこの加工会社でも非正規扱いになりますけどね。
因みに安いエクスプローラーI(Ref.14270)は40万円台。
差はあまりありませんが、いかがでしょうか?
見た感じは「格好良いな」と言う第1印象。
嫌じゃありません。
シンプルなエクスプローラーIなので、ミリタリー色が増し普通に格好良いです。
カスタムする会社によっては夜光のカラーも変えてくれたりします。
ピンクやオレンジなんかに光るネオンカラーは素敵ですね。
そこまでいくと完全にマイオリジナル!
遊んじゃいましょう。
中途半端に元を残すようなカスタムであるなら止めた方が良いです。
ただの改造品ですからね。
本当にボロボロになっちゃってキズもあったり、安く中古品を買えたけど時代的にトリチウムのはずがルミノバに変えられてたり、風防に透かしが入っていたりしたら、思い切ってカスタムしちゃっても良いかも知れません。
もちろん「カスタムしない」って言うのが1番良いんですけどね。
なんか思い入れのある時計をカスタムするのはオススメしたくない。
コーティングするのでキズなど付くようなアクシデントからは多少なり守ってくれるかもしれません。
自己責任ですが、楽しみ方は人それぞれ。
でもね、なんかこんな風にしちゃうなら「本物のロレックス」じゃなくても良いんじゃない?なんて思っちゃいます。
いやいや、本物のロレックスをカスタムするから良いんだろ!そんな意見もあるでしょう。
自動車やバイクのカスタムなんかはよく聞きます。
スマートフォンのデコレーションとかもありますね。
時計で言えば「リダン」(文字盤の書き換え)なんて聞いたこともあるでしょう。
新しく自分好みに生まれ変わるのに、あーだこーだ言われたくありません(笑)。
メーカーがカスタムオーダーしてくれるなら誰もこんなことしないでしょう。
してくれないんだったら、してくれる加工会社に頼むしかありません。
ストラップ交換なんかも軽度のカスタムですが、誰も否定はしません。
むしろオシャレなストラップやこだわったブレスレットを装着した日にゃ、SNSで褒めてもらえます。
でもブラックPVDコーティングしたら、どうでしょう・・・
きっと「え?」と言葉にしなくとも皆が思うに違いありません。
「勿体ない」(笑)
いかがでしょうか?
否定的な意見も多数あるかと思います。
または過去にやっちゃって後悔している方もいると思います。
リセールの価値が落ちてしまって涙を飲んだ方もいるかも知れません・・・が、芸術は爆発です。
自分の中の衝動を、パッションを開放するのであれば「黒」いカスタムをすべきだと思います。
だって「黒」って格好良いよね。
ロレックスからはブラックボディなんて期待できないしね。
「ない」なら「生む」しかありません。
私個人的には・・・保証書もない、オリジナルを留めていない、そしてキズなんかも残った「安い」中古品を見つけたなら「カスタム」してみても良いんじゃない?と思います。
修理してくれる業者を探すのも大変ですけどね。
そんなの全て込みで「格好良い」を優先しましょう。
※因みに私はオーダーしたこともないし、カスタムされたものを売っているお店も知りません。御徒町で見たかな~なんて記憶はあります。
それではまた!
#ZENMAIのココ東京