【レビュー】ジラール・ペルゴ 81000-11-431-11A 創業225周年記念復刻ヘリテージ・ロレアート 225本限定 41mm ブルーダイアル 2016年
2016 GIRARD-PERREGAUX HERITAGE LAUREATO 81000-11-431-11A CHF15,000
2016年にジラールペルゴは創業225年となりました。
ちょっと中途半端な感じがしますが・・・創業から225年経った「今」だからこその技術で、ロレアートを現代風に復刻させた限定モデルを今回は見ていこうかと思います。
翌年2017年には「ロレアート」はフルラインナップのレギュラーラインとなりましたが、2016年は1機種2カラーのみの限定モデルでした。
なぜ「ロレアート」を選んだのか不思議ですよね・・・
ロレアートの名のモデルはしばしばリリースされていたのですが、初代モデルにはクォーツムーブメントが搭載され、かのジェラルドジェンタ氏のデザインからインスパイアされた(氏のデザインではなくミラノのデザイナーさん)丸と八角形の組み合わせに一体型ブレスレットという当時のトレンドスタイルを採用しました。
映画『卒業』(伊語で Il Laureato)から取られたモデル名のロレアート、発表は1975年でした。
できれば2016年じゃなくて、2015年にロレアート誕生40周年モデルとしてリリースした方がしっくりきたのにね。
さて今回見ていくモデルです。
225年ですので限定225本となったヘリテージ・ロレアート81000-11-431-11Aは、41mmケースに自社製ムーブメントGP-03300-0030を搭載、クル・ド・パリ仕上げブルー文字盤です。(シルバー文字盤は81000-11-131-11A)
国内定価1,728,000円でした。
現行モデルとの違いは、サイズもありますが、ブルーなら色味も違い、ベゼルの仕上げも限定モデルはピカピカポリッシュとなっています。
41mmのサイズ感がなかなか良いですね。
ラグジュアリー感も抜群です。
こちらは現行レギュラーモデル38mmの81005-11-431-11A。
ちょっと雰囲気が違いますね、カレンダーも色が違うのね。
でも、38mmも格好良い♪
Chrono24を覗いてみます。
1本安いのありますが、100万円以上の相場が普通なのかな?
定価以上のプレミアムにはなっていませんが、数が少なくてよくわかりませんね。
おなじく225周年モデルのシルバーダイヤル 81000-11-131-11Aの相場はこんな感じ。
100万円いかないか。
文字盤カラーで相場が変わります。
38mmの81005-11-431-11Aも一応。
さほど相場が変わらないのね・・・
はい、ではスペックなど見ていきましょう。
HERITAGE LAUREATO REF.81000-11-431-11A
1975年、ジラール・ペルゴはポリッシュ仕上げの八角形ベゼルと一体型ブレスレットを備えたスポーティなオリジナル モデルを発表しました。Laureato(ロレアート)というその名は、当時のジラール・ペルゴのイタリアの販売店に提案され、当時人気の映画 『卒業』(イタリア語では Il Laureato)にインスパイアされたものです。ブランドの創業 225 周年を記念し、ジラール・ペルゴは 225 個限定のリミテッドエディションで象徴的なモデルにオマージュを捧げます。
違いを生むディテール
スリムなケース、八角形のベゼル、一体型ブレスレット、交互に施されたポリッシュとサテン仕上げ、クル・ド・パリで装飾されたブルー/シルバー カラーのダイヤル、夜光付きバトン型アワーマーカーと針で、暗い場所でも完璧な視認性を保障します。
キャリバー GP03300-0030
シースルー ケースバックからはコート・ド・ジュネーブ装飾が施されたローター付きの信頼性の高い自社製自動巻ムーブメントを確認できます。この限定モデルとは違い、オリジナルのロレアートには、ブランドの技術的革新性を賛美する自社製クォーツムーブメントが搭載されていました。ジラール・ペルゴがそのムーブメントに採用した 32,768 ヘルツの周波数はそれ以来、クォーツ時計の国際標準となりました。
ケース素材:スティール 直径:41,00 mm 厚さ:10,16 mm 裏蓋:サファイアクリスタル
文字盤:「クル・ド・パリ」仕上げブルー 防水性:3 ATM
ストラップサイズ:22,00 / 20,00 mm 素材:スティール バックルの種類:フォールディング バックルの素材:スティール
225 本限定生産
ムーブメント キャリバーGP03300-0030 タイプ:自動巻機械式ムーブメント
直径:25,60 mm (11 1/2 ”’) 厚さ:8,21 mm 振動数:28,800 Vib/h – (4 Hz)
部品数:218 石数:27 ローター:スティール 仕上げ:コート・ド・ジュネーブ、ペルラージュおよび面取り
パワーリザーブ:約 46 時間 機能 時, 分, センターセコンド, 日付.
ロイヤルオークを意識したと思われる41mmに10mm厚。
ラグジュアリースポーツモデルとしては防水が30mと弱めなのが、やや気になります。
シースルーバックからムーブメントが覗けます。
スティールローターなところはコスト削減かな?
コート・ド・ジュネーブ装飾がされています。
ビス留め式のケースバック。
バックルはこんなデザイン。
ダブルプッシュ式の脱着バックル。
文字盤に寄ってみます。
1791年創業。
クル・ド・パリ装飾されたダイヤル。
無数のピラミッドが文字盤を覆います。
限定モデルのカレンダーディスクはホワイト。
キレイですね。
GIRARD-PERREGAUXの「GP」ロゴ。
自動巻き自社製キャリバー GP03300-0030。
ケースバックには225周年の記念刻印。
限定ナンバーも記入されていてスペシャルな1本。
まとめ
いかがでしょうか?ヘリテージ・ロレアート。
ノーマルなレギュラーも良いですが、相場に違いが無いなら記念モデルの稀少性、そして41mmと言うサイズバランスの良さで選んでみてもいいかも。
さすがに新品をゲットできるチャンスは無いと思いますので中古マーケットを探す感じになりますね。
レギュラーロレアート自体の出回りもあまり多くはありませんので225周年モデルは更に見つけるのは大変かも知れません。
運良くグッドコンディションの81000-11-431-11Aに出会えたら捕獲しちゃいましょう!
もの凄い速さでバリエーションを増やし過ぎていて、ちょっと不安なロレアートですが、この記念モデルは間違いない。
それではまた!
【レビュー】ジラール・ペルゴ ロレアート 38mm Ref.81005-11-431-11A ブルーダイアル 「調度良いアンダー100万円」
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